森のリー リーVSサンデイ 〜へっぽこ3番勝負〜 
by赤水さん

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リーVSサンデイ 〜へっぽこ3番勝負〜         BY赤水

第1番 リバーシ

「リバーシ?」
どうやらリーはリバーシのことを知らないらしい。
「うん。8×8のマス目の中に白と黒の円形の置物を交互においていくんだ。
 相手の色の置物を自分の色の置物で縦横斜めのいずれかではさむと、相手の置物を
 自分の色にできるんだよ。で、最後に自分の色のほうが相手のより多かったら、
 それで勝ちっていうゲーム。僕が昔いた町ではオセロっていう商品名のほうが
 有名だったけど。」
「ふーん。そんなゲーム、はじめて聞いたよ。もしかして、今、サンデイが持ってるのが、その道具?」
「そうだよ。ちょっと退屈だったから、自分で作ってみたんだ。それでさ、今から僕と勝負しない?」
「するする!ちょうど暇だったし、面白そうだしさ!ふふ、私、勝負と名のつくものでは、負けないよ!」
リーはどうやら自信満々らしい。もしかして、この手の戦略ゲームは結構得意なのかもしれない。ふむ。これは意外と油断できないかもしれないな。
「じゃ、始めようか。僕が先行の黒で、リーが白ね。それじゃあ、勝負っ!」
リバーシって結構時間がかかるんだよな。さっさとやっても10分は暇つぶしができる。
うん。シチューの煮込みができるまでにはちょうど良い時間だな。






・・・・終わった。・・・・三分で。
「うがーーーーー!!!負けたーーーーー!!?」
向こうでリーが悔しがってる。負けず嫌いだからなあ。
・・・それにしても知らなかったよ。リバーシって・・・






マスが全部埋まる前に終わることがあるなんて・・・。
(結果)黒15 白0    サンデイの圧勝・・・。
弱すぎだよ・・・。リー・・・
「うがーーーーーーーーーー!!!」

第2番 しりとり

「しりとり?」
どうやらリーはしりとりを知らないらしい。
「うん。お互い交互に名詞を言っていくんだ。で、条件があって、相手が言った言葉の最後の文字で自分の言葉を始めなきゃいけないんだよ。それで、言えなく
なっちゃったら、負け。どう?暇つぶしに僕と勝負しない?」
「ああ!!いいよ!今度こそサンデイには負けない!それじゃあ、私からいくよ!」
自信満々なリー。しかし僕はここで重大な過ちに気がついてしまった。そう、僕はリーにしりとりの最重要ルールを教えていない。まずい!この展開は!?
「リ、リー!?ちょっと待っ」
『みかん!!!!!』
・・・ああ、やってしまった・・・。まさか今時こんなべたべたなオチがつくなんて・・・。
「どうした?サンデイ。サンデイの番だよ。」
案の定リーはなにも分かっていない。
「あ、あのね、リー、言ってなかったけど、『ん』で終わっちゃいけないんだよ・・・。」
「??なんで?」
「だってそれ以上続けられないでしょ。『ん』から始まる言葉はないし。」
「あるよ。」
「えっ!!?」
さらっとこともなげにすごいことを言うリー。だって、これって、しりとりを根底から覆すことじゃないか。
「ンジャメナに、ンーババーン、ンゴロンゴロなんかもあるなあ。」
「そ、そんなにたくさん・・・?」
「ふふふっ、あるのに言えなかったんだから、サンデイの負けだよね。へへー、私の勝ちー。」
・・・・こんなのって、あり?
(結果)決め手、「みかん」  なぜかリーの勝ち。
後日、気になって調べてみたら、リーの言った言葉、本当に全部あることが判明した。
リー、なんでこんなこと知ってるんだろう?

最終番 腕相撲

「腕相撲?」
いや、もちろん腕相撲くらい知ってるよ。でも問題はなんでリーがそんなことを言いだしたか、ということだ。
「そう!ねえ、サンデイ。腕相撲で私と勝負しよう!今までの勝負で一勝一敗だから、
この勝負で決着がつくんだ!前の2回はサンデイが種目を決めたんだから、最後は私が
決めていいだろ?」
なるほど。僕としてはただの暇つぶしのためのゲームだったんだけど、リーの中ではもう
僕とリーとの真剣勝負になっちゃってるみたいだ。それにしてもリーってば、ここまであからさまに自分の得意種目を持ちかけてくるなんて・・・。普通に考え
れば、僕が勝てるわけなんかないのに。
「いいよ。やろっか。これで決着だね。」
普通なら断るところ。でも僕はあえて断らなかった。ちょっとした秘策があったからだ。
「おっ、珍しく潔いなあ。じゃ、早速やろっか。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。受けてもいいけど、条件があるんだ。普通にやったら、僕がリーに勝てるわけ無いんだから、僕には両手を使わせてよ。」
そう、これこそが秘策。両手なら、勝つ可能性もでてくる。
「うーーーん。ま、そうだな。いいよ。両手使っても。」
自信満々に了承するリー。きっと、両手の僕を相手にしても余裕で勝てるって思ってるんだろう。・・・・・甘いよ、リー。
「それじゃあいくよ!レディ・・・」
お互いに右手をつかんで、腕相撲の体勢。そして僕は左手を自分の右手に重ねる・・・
「ゴー!!」
なんてことはせずに、即座に左手でリーの胸をつかむ!
「あ!・・・ぅん!な、なにを!?サ、サンデ・・はぁん!」
突然のことに驚いて腕の力が緩むリー。さらに僕はリーの胸を丹念にもみほぐしていく。
「な!?や、やめ・・ぁん!い、今は腕相撲を・・くぅん!」
乳首を指でつまみ、転がしてやる。
「!!?ちょ、ああぁぁ!先っぽはダメ・・ぁん!い、いや!そこ、そこ弱い・・ひゃん!」
相変わらず乳首が弱いなあ。うん、喜んでるみたいだし、もう少しやってあげよう。
「いっ!!ひぁっ!!あん!だめ!きつすぎるぅぅぅぅ!くぅぅん!やぁあああっ!!」
目がトロンとしてきた。そろそろ頃合かな。
僕は右手に力をいれて、リーの右手をテーブルにつける。あっさりと勝負はついてしまった。
「はぁぁぁん!っやぁ!・・・って、ああ!!」
「僕の勝ちだね、リー。」
そう言って僕はできうる限り最大の笑顔を見せる。
「っっっっっ!!!ず、ずるいぞ!サンデイ!こんな手を使うなんて!」
「なんで?」
「なんでって・・決まってるじゃないか!!こんなエ、エッチなことして!!」
「なに言ってるんだよ。これも作戦のうち。僕は両手を使うとは言ったけど、
両手でリーと力比べをするとは言ってないよ。」
「うっ・・・で、でも!」
「それに細かくルール設定しなかったのも、僕が両手使うのを許可したのもリーだよね。」
「ぐっ・・・それでも!」
「大体、やろうと思えば、すぐに僕の手を振り払えたじゃないか。リーの左手はフリーだったんだし。それをしなかったのも・・・・・リーだよね。」
「うっ・・ぎっ・・ぐっ・・うがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
あらら、リー、また暴走しちゃった。・・・しょうがない、今夜はとびきり優しくしてあげようかな。・・・僕も今夜はこのままじゃおさまりそうにないし
・・。
(結果)サンデイの作戦勝ち。2−1で総合でもサンデイの勝ちが決定
ちなみに、その夜は激しかった・・・

おしまい
サイト管理者(消火栓コメント)
ギャグテイスト…で先が読めてしまうとおっしゃってますが
リーが勝ってもサンデイが勝っても物がたりは展開できますから
意外と読めなかったですよ。

すごい…楽しい…これだっ!
と思って僕もちょっとヒントにして
ショート書いてみました。
ギャラリーの きっかけの組み木 がソレです。
でも僕の方はただのエロ話になっちやってこんな楽しげな雰囲気出なかった…
こんな日常の切り取った楽しげな断片はすばらしいです。
超個人的利己的企画 「最近忙しいらしい消火栓さんに駄作ながらも作品を送ろう!」
と題していただきました。
そうか…
3年くらい更新しないで置こうかな…
う、嘘、冗談ですよ!でもほんとありがとうございます。