| --------------------------------------------- 「おい」
「わっ!!!!!」
「何してる!?私に勝負を挑みに来たのか?」
「人!?迷ってしまって、勝負って?」
「こんな森の深くで迷うってここまでこれないだろ?普通」
「わざとらしい、奇襲のつもりか!」
そう言ってとがったツメのついた手を前に突き出す
「わわわ!、誤解だ!道案内に逃げられて」
「おかしい...殺気がまるでないし、それに...」
なんだろこの男、肌が白くて細くて、
腰なんか羽交い絞めにしたら折れそうだ...
それなのに骨は男の骨だ、手なんか私より大きいし。
それになんてキレイな顔してるんだろ...
こんな人間がいるんだねぇ
「殺気って...君からは殺気を感じたよ...」
「ふーん、本当に迷ったんだ?」
「そうなんだ、君はこの辺に住んでるの?」
「まぁ...ね」
「出来れば森から出る道を教えてくれないかい?」
この男、いい匂いがする...なんだろ
なんか変な気分だ...
「ダメだ!!!」
「え!?」
「お前、私の召使いにする事に決めた!」
「な、なんて!?召使い?」
「ちよっと決めたって!勝手に」
「力で撥ね退ければいいだろ」
背中のドリルをまわしながら言う。
「死にゃしないよ」
「........」
「わかったよ...お好きなように...」
「そ、そうか!わかったんならいい、よし、じゃ家行こ」
お茶出して帰してくれるだろう
きついジョークだ...でも逆らわないでおこう。
(次)
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