天国への階段
裏版・中学生日記

気が弱く太っていて、何事にも流されるままのぼくは、勉強のできる子たちが私学に逃げる中、荒れた中学へ気の進まない進学を果たした。
 小学校時代はそんな自分を守ってくれた仙石君は、私学受験に失敗してから話しかけづらくなっていた。

 ちょっとしたきっかけから、その仙石君らのグループのいじめの対象になってしまったぼく。

 靴のままむきだしのちんちんに電気アンマをされ、それを携帯のカメラで撮られたり、恥ずかしくてひどいいじめが、どんどんエスカレートしていった。

 冬の公園でグループに囲まれてひどいいじめにあっていたぼくは、通りがかりのジョギングのおじさんに助けられた。

 けれど、ぼくの中学校生活は、それからよくなるどころか……。

 ぼくの、ぼくだけのあたたかさと幸せは、どこかにあるのだろうか。ぼくはそれを、いつか見つけることができるのだろうか……。



藤々京太さんにいただいたイラストを起点に作り上げた「でぶ〜ぷにショタ、Mっけのある子」の独白体でおくる、
性的いじめ、羞恥系(ソフト・当社比)SM傾向の夢幻童としては異色の短編。

B5 表紙フルカラー・本文モノクロレーザープリンタ印刷 白上質90K用紙使用 24P(本文19000万字強) 挿絵1(表紙は挿絵のトリミング)
文・とりさん 挿絵・藤々京太

頒価 400

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ダウンロード版はデジケット他で取扱中の短編集「夢幻童SSC2008冬」にも収録されています。