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床にうずくまっているその子の首にロープを掛ける。ヤツに息がかかるほど近づくと、うつむいた彼はしゃくり上げているのがわかった。枯れていた涙を俺が絞りだしてやったのさ。俺が絞ってやった涙でその子は床を濡らすのさ。俺はロープを二重に回して緩めに縛り、結び目を掴んで力一杯引き上げた。寝そべった状態からつま先立ちに一気に引っ張り上げてやった。俺は鼻先がくっつくほどその子に顔を近づけた。真っ赤な顔をしてせき込んで、涙をぼろぼろこぼしながらやつは俺を見てしわかれた声で何か短い言葉を繰り返し叫んでいた。「助けて! 助けて!」といったところか。ヤツの顔が深刻な死の恐怖に満たされているのがわかる。俺の目は血走っていたことだろうよ。
俺はロープをすっと緩める。ヤツの身体がストンと落ちて、俺の股間の所にヤツの顔はある。俺はロープを手に巻き付けて、ぎりぎりと絞り上げるんだ。ヤツの目が、哀願するように俺を見る。少しは気骨のあるヤツの方が、落ちたときには逆に・・・っていうことがる。ヤツは落ちた。俺は、「舐めろ」と言う。日本語で「下手なことをしたら殺す」と宣言した。ヤツは必死で、俺のにむしゃぶりついて、吸った。あっという間にイキそうで、こらえるのが大変だった。俺はヤツの髪を掴み、乱暴に揺さぶりながら、舌の奉仕を強要した。もちろん、時々首のロープを引き絞ってやる。すると、ヤツはもう真剣に「工夫」するんだ。何とかイッてもらおうって懸命に舌を使うんだ。けなげなヤツだぜ。ふふふ。
俺はヤツの顔面と喉の奥とに、ザーメンをぶっかけてやった。ヤツはへなへなと力つきたように床にうずくまった。精液とよだれが口から漏れてきていたっけ。俺は少し間をおいて、ゆっくりと部屋を行ったり来たり歩いた。グッタリしていた彼が、俺の動きを不安な視線で追うようになるまで待った。そして俺は、新たなロープを取り出して、座り込んだヤツの背後に回った。
俺はヤツの両腕を乱暴に引っぱると、後ろ手に縛り、そのロープを首のロープに通してきりきりと引き上げた。腕が突っ張れば首が絞まる。俺は今度は前に回ってヤツのしなやかな足首にロープを回して、拘束した。そのロープをぐいぐいと引っぱって、首に回して引きつける。ちょうどあぐらをかいたような格好の両足が、顔の前まで来て、彼の身体は二つ折りになる。ヤツはロープの苦痛よりもなお死の恐怖におののいてなすがままだ。俺は二つ折りの身体を仰向けに転がして、ヤツの可愛いイチモツや広がってひくひくしているケツの穴をじっくりと眺めた。
俺はベッドに腰掛けて一服することにした。この至福の時をじっくりと楽しみたかったのさ。俺は煙草に火をつけて、煙を吸い込むと、ふと思いついて、ヤツのケツの穴にふうっと煙を吹きかけた。ヤツの全身がおののくのがわかったね。そして俺は、残酷なアイデアを実行に移した。傷を残すのはまずいと思ってはいたんだが、衝動が押さえきれなくてね。俺は火のついた煙草をヤツのケツの穴に押し込んで、ぐりぐりともみ消した。
かなり凄い悲鳴だった。甲高い声に身震いがしたね。そして彼は泣きじゃくった。あの火傷の跡が、あの後どのくらい疼いたろうかね。傷が疼く度に、ヤツはこの一夜を思い出すだろうって、満悦していた。
それから仕上げだ、俺はゼリーで濡らした自分のペニスを掴んで、待ちかまえている穴に亀頭を押しつけると、一気に押し込んだ。今度は短い「ヒッ」ていうような悲鳴が聞こえた。入れられるのは初めてじゃない。でも、感じたことがあったかね。俺は今までで一番の快感に誘ってやろうと腰を使った。苦痛の地獄の中の快感さ。それこそ究極の快感だ。賭けてもいいが、ヤツはその時ほどの快感を過去にも未来にも感じることはないだろうよ。ヤツの空を漂う陶酔の視線を忘れることはできないな。
明け方に俺が部屋を出るとき、残された少年は泣きながら俺を見ていた。その複雑な意味を俺は解きほぐすことはできない。扉を閉めた瞬間から、少年にとって俺は過去の人、俺にとって少年は過ぎ去った一夜の夢なのさ。
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