#04
子ぶたの坊やの一人語り
ぼくは小さな頃からずっと太っていて、運動も勉強もできません。勉強は、なぜできないのってよくお父さんやお母さんに叩かれて、裸で外に立たされたりしたけど、最近はあきらめちゃったみたいで、ぼくはいてもいなくてもどうでもいいのです。
ものを取られたりバカにされたりよくしたけど、四年生になってから、いっそうひどくなりました。四方君という勉強も運動もよくできて、テレビタレントのものまねがうまい男の子と同じクラスになってからです。ぼくは、いじめられていると思います。それはどんどんひどくなりました。イスの上に画鋲が置いてあったり、ノートに落書きされたり、蓋を開けたランドセルを三階から投げ落とされたり、教室で半ズボンとパンツを無理矢理脱がされたりしました。女の子もいっぱい教室にいたけど、見ないふりをして後でぼくをバカにしたような目で見ていました。一度お父さんに相談したけど、「そんな弱虫はうちにはいらない」と言われ、殴られて、朝まで家に入れてくれませんでした。でも、お父さんの言うように仕返しなんて、ぼくにはとてもできないのです。
五年生になり、昼休みや放課後に校舎裏によく連れていかれるようになりました。最初は無理矢理服を脱がされたんだけど、だんだん命令されて自分で脱がなきゃならなくなりました。そうしないと、パンツを脱がされ、おしりを木の枝で叩かれるのです。うちで鏡で見たら、みみず腫れでかさぶたになっている所もありました。そんなの、何度もたえられません。
裸になると、僕の体のことをみんなでバカにするのです。「女みたいなチチだ」とか「ブタはクソ食って人間様の食い物になるんだ」とか。
それから、四つん這いにならされて、お尻に色々なものを詰め込まれます。鉛筆とか、乾電池とか、小石とか。小石をいっぱい詰められた時は、後でトイレで自分で取り出さなきゃいけなくて、おしりに指を突っ込んで取ったけど、いっぱい血も出たし、ばい菌が入ってないか心配で、帰ってからお風呂で自分のおしりの穴を指で広げて、シャワーで洗いました。なぜかおちんちんが固くなりました。
ある日、「おれが許すまでトイレに行くな」って命令されました。四方君がいなくても彼の友達がぼくを見ているのでトイレにいけません。なのに、休み時間ごとに、「いいぞ」って言われるまでいっぱい水を飲まされて、ぼくはお腹が痛いし、ぼうこうも破裂しそうで、苦しくて勉強どころじゃなかったのです。
放課後、いつもの校舎裏に行きました。みんなの前で裸でおしっこさせられるのかと思ったら、違ったのです。服を着たままおしっこしろというのです。そんなことしたらズボンもパンツも汚れて、家に帰れなくなってしまいます。みんなが、命令がきけないのかって僕をはがいじめにして、おなかを殴るのです。そのうちぼくのがまんの限界がきて、おしっこがじわっと漏れました。そのあとはホースから水をまくみたいにすごい勢いでおしっこが出て、ズボンもパンツもぐっしょりぬれてぼくの足をおしっこがつたって落ちました。みんな喜んで、僕をバカにしてはやしたてます。
……がまんしてた力が一気に抜けたから、お尻から柔らかいうんちがパンツの中に広がってしまいました。みんなすぐに気付いて、「ブタは自分のクソ食ってろ」って四方君が言いました。そしてみんなぼくを一人にして帰ってしまいました。どうしよう、どうしよう……
ぼくはズボンとパンツを脱いで、パンツにたまったうんちを木の陰に捨てて、そのパンツでできるだけおしりをきれいに拭きました。でも臭い。これじゃ家に帰れません。僕は、下半身裸のまま座り込んで、ずっと泣いていました。暗くなって、人通りもきっと少なくなったと思って、僕は、帰ろうと思いました。うんこまみれのパンツはどうしようもないから捨てて、乾いて臭いがあまりしなくなった半ズボンだけ穿いて、なるべく走って家に帰りました。お父さんもお母さんも帰ってないから、お風呂場でシャワーを流して、ズボンも風呂場で洗いました。
ぼくはその日の夜、ベッドで、されたことを思い出していました。するとおちんちんがまた固くなってくるのです。ぼくは、何となく興奮してきて、掛け布団を払いのけて、パジャマのズボンとパンツを下ろして、固くなったおちんちんを握りました。するともっと気持ちいいのです。ぼくはおちんちんの先の皮を剥いて、ちょっと押しただけで痛く感じるところを、指で押したり、皮を戻したり剥いたりします。このスピードを上げるともっと気持ちよくて、ぼくはすごく強くおちんちんを握ってこすりました。頭がじんじんして、おちんちんの先から何か飛んだと思ったら、掛け布団と壁に、ねとねとしたしずくが飛んでいて、ぼくのおちんちんもべたべたになっていました。
ティッシュでべたべたをきれいにしながら考えました。
四年生から五年生に上がるときに四方君と同じクラスになってしまい、五年でクラスがえはないから六年生でも同じクラスです。だから、ぼくのジゴクはずっと続くと思います。痛いのだけはいやだけど、明日は四方君、ぼくにどんな命令をするんだろう? とか考えてたらぼくはいつか眠ってしまいました。
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