#07
ペットと少年達2
Bは、ズボンを膝までおろして裸の男の子にペニスをくわえさせ、腰を使っている。やり方がまずいと「おしおき」されるとわかっているから、男の子は懸命にBのペニスを吸う。どうすれば「ご主人様」たちが満足するか、だいたいはわかってきていた。
あれから一週間、男の子は全裸に犬用の首輪をされ、鎖で廃倉庫の鉄柱に繋がれたままだ。排泄はおまるにする。その始末役は、この廃倉庫にたむろする少年達が、じゃんけんで決める。夕刻、集まると男の子を深夜まで4人で陵辱し、もてあそび、わざと買ってきたパンなどをちぎって牛乳につけたりして、「エサ」として男の子に与えた。全身に青あざが残り、目には生気がなかったが、一応栄養は足りているのか、幼いふっくらとした体つきや、すべすべした肌のきめは失われていない。
「ん、んッ……」
昇りつめる感覚を味わい、Bは男の子の口内に大量に射精した。男の子はそれを必死で飲み干すと、口からこぼれ流れたものも手で拭って舐め、Bの性器も、ちろちろと舌を出してきれいにした。Bはかなり伸びてきた男の子の髪を撫でる。
(そろそろ洗って、少し切ってやるか……)
Bはそう考えながら、ズボンを上げた。男の子はアルミのボウルに口をつけて水を飲んでいる。それから、何も指示しないのに、お尻をBの方に向けて、四つん這いになった。異常な環境にも、幼ければ幼いほど順応しやすいものらしい。
男の子は小1くらいに見えたが、「おうちに帰して」「ママに会いたい」と泣いては、Bをはじめとする4人にしたたか殴られ、3日ほどで、もう一言もそういうことは言わなくなった。5日目くらいだったか、2日続けて水以外の食事を抜いた。2日目の夜Bらが顔を出すと、鎖をジャラジャラ鳴らしてBの足にすがりつき(なぜか彼は、一番手酷く痛い目に遭わせているはずのBのところに、こういうとき必ず行く)、「ごはん欲しい」と言って泣いた。Bは、ボウルに残った水を全部ぶちまけるとボウルに小便し、「全部飲んだら腹いっぱい食わせてやる」と抑揚のない声で言った。他の3人は驚いて二の句が継げなかったが、男の子はためらいもせずボウルに顔を突っ込んで、小便をすすり、ボウルを舐めて一滴も残さなかった。「病気にならない?」Cが心配そうに言う。「飲尿療法とか流行ってたろ、時間がたって腐ってなければ、人間の体から出たもんだ。大丈夫だよ。俺が病気なら伝染るけどな」Bは淡々と言う。命令どおり小便を飲み干し、自分を見上げる男の子のせつない視線を見て、Bは名状しがたい胸のつかえを覚え、男の子をかわいいと思った。コンビニ弁当とカップラーメンを残らずエサ用のボウルにあけ、約束どおり「たらふく」食わせてやった。
Bはビールを口にしながら、男の子のお尻をなぶっている。ペニスを受け入れるのはともかく、ローションで濡らした指で肛門をいじられるのは気持ちがいいらしい。Bの脳裏に、男の子と立場を入れ替わってみたいという、奇妙な考えが浮かんで、すぐ消えた。
俺が、この子ぐらいの頃……。Bは思い出す。
Bの母親だけははっきりしているが、父親は誰だかさっぱりわからない。狭いアパートにそれだけ多くの男が、入れ代わり立ち代りやってきては、母親とセックスしていた。そんな時決まってBは追い出されたが、ある日、雨降りで行き場がなく、アパートの戸にもたれて、家に入れるのを待っていた。そろそろかという頃に、怒号が聞こえて、ドアが乱暴に開けられ、酔った大きな男が躍り出てきた。幼いBを見ると無理やり手を引き、雨に濡れながらアパートの裏庭に引きずられていって、男はBが泣き叫ぶのを組み敷いて犯した。雨降りで泥まみれになって、家に戻ると母親もきつい目をしていて、どうしたのとも聞かず服を汚したことを叱り、また雨の中銭湯に行かされた。薄汚いなりで番台のおばさんにイヤな顔をされたが、何とか入れてはくれ、裸になって見ると、パンツが粘っこい液と血で汚れていた。浴場で目立たないように尻に指を入れて洗い、パンツは穿かず、ドブ川に捨てて帰った。
あの日の事が、忘れられない。実はその再現を願っているのだと、Bは気づかない。そして14歳のBは二度と6歳には戻れないから、あの日が再現されることはない。
酔った眠気に頭を振り、Bはズボンを下ろして、男の子の尻にまたがった。
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