土曜の夜は僕のために 〜あとがき
新しい長編を・・・と考えた時、やはり、「今までに書いたことがないようなものを」と思いました。そこで、鬼畜、残虐色を抑えて、リアリティのある制限の中で、ストーリーを組み立ててみることにしました。 「大人と子どもの恋愛」を私なりの視点で掘り下げたところ、椎名というキャラクターが生まれました。リョウは、僕が実際に出会った少年を元に、大人との恋愛にひきこまれ易いタイプの少年ということで創り作り上げました。「社長」は、椎名という青年が作り上げられた必性を与えるキャラクターです。 実際書き始めてみると、思った以上にキャラクターが動いてくれました。もともと、「ソフトな中にもエロいエピソードが土曜日ごとに繰り広げられていく・・・」という程度の構想が、書き始めてから、ある程度の起承転結を持った必然性のあるストーリーに育っていったのです。読み直してみればまずい点も多い作品ですが、この点は成功だったと思います。 この作品を書いているさなかに、作品を媒介して多くの新しい人との出会いがありました。「今までと違った人もターゲットに」と考えていた私にとって、これは望外の喜びと言わねばなりません。作品を応援してくださり、メールやチャットを通じて語りかけてくださった皆さんに、心から感謝したいと思っています。 |