プロレスごっこが生んだ悲劇
朝日新聞 昭和39年10月11日(日曜日)朝刊 プロレス遊びが過ぎて 遺書の内容を見ると、この兄弟の父親は既に他界しているようですね。また、母親が工員であるということを考えると、女手一つで少なくとも3人の男の子を育てていた事になります。そんな「手塩にかけた」息子を2人同時に失うということは、母親にとってこの上ない悲しみだったことでしょう。 以上、東京オリンピック開会式の翌日の新聞からでした。 |
上記新聞記事は、「ちゃぶ〜堂」のちゃぶ〜さんから提供していただきました。記事下のコメントもちゃぶ〜さんの手によるものです。私は、夢中になって弟を組み敷いていた兄が、ふと我に返ると弟が動かなくなっていた、という映像を思い浮かべました。遺書の文面の子供らしいかわいらしさが、かえっていたましさを増幅させています。 ちゃぶ〜様、お忙しい中貴重な資料をいただきまして、ありがとうございます。 なお、記事中の氏名は伏せ字にしました。 |