養子を全裸でベランダに締め出し熱湯かける

 直近のニュースより。児童虐待のニュースは毎日のように新聞やTVで報道されていますが、対象は「幼児」の場合が多いようです。これは久々に見つけた「少年」の虐待事件。ネットから比較的詳しいニュースを拾ってきました。

 内縁の妻(39)の養子となっている男子生徒(12)=中学1年=が掃除をしないことなどに腹を立て、熱湯をかけてやけどを負わせたとして、愛知県警3日、無職、F容疑者(38)を傷害の疑いで逮捕した。F容疑者は2日間に渡って生徒を全裸で自宅ベランダに閉め出していたという。
 調べでは、F容疑者は5月10日、生徒が部屋を片付けないことに腹を立て、裸にしてベランダに閉め出した。12日午前10時ごろ、「ごめんなさい」と繰り返し叫ぶ生徒に対し、「近所に聞こえるだろう」と怒り、「施設に入れ。いなくなれ」などと言いながら太ももや背中、腰など全身にカップで熱湯を5杯くらいかけて10日間のやけどを負わせた疑い。
 この生徒はベランダで2日間、食事を与えられていなかった。藤森容疑者は容疑を認めているという。
 F容疑者は昨年9月ごろから、内妻と生徒の3人で同居を始め、2月ごろから生徒が部屋の掃除をしないことなどに腹を立て、度々、素手で殴るなどしていたという。
 生徒の通う中学校の担任教師が5月14日、生徒が急激にやせたことに気付き、「食事を与えられていないのではないか」と同市児童相談所に連絡。同相談所が生徒を保護したところ、体にやけどの跡が見つかり、同20日、同署に通報して発覚した。
 同相談所によると、生徒は保護された当時、やせて顔にもあざがあったが、現在は体重が戻り、元気に生活しているという。
 近所の主婦によると、藤森容疑者と内妻、生徒の3人が買い物に出かける姿を見たことがあり、普通の家庭に見えたという。しかし主婦の家族は最近、生徒がやせるなどの異変に気付き、不審に思っていたという。「集金などに行っても部屋に入れてくれない家庭だった。子供の叫び声などは聞いたことがなく、(事件を知って)驚いている」と話している。
 
 「妻の養子」ということは、両親ともに血縁ではない「孤児」なのでしょう。義父に家事を強要され、殴られ、あげくにこの顛末・・・不幸を絵に描いたような少年の運命に心のうずきを抑えられないですね。「いなくなれ」というような言葉は子どもにとって大変な痛撃で、子どもは自らを不要なものと感じ、時には粗暴となったり、年齢不相応な「甘えんぼ」になったりします。
 別の記事では「二日間食事も排泄もさせていなかった」とあります。全裸でベランダで晒し者、食事も排泄もさせず・・・確かに妄想の中では私も力一杯やってますが、現実となると、異常な世界と思えますね。しかし、これに近いケースは私の身近でもぽつぽちと起こっており、決して特異な風景ではありません。刑事事件になるような「へま」を虐待者がやらない限り、表面化しないだけのことです。
 このような病的な空間で育った少年は、ある種の悪意を持った人間(私も入るかな)にとっては「カモ」でして、どこまでも救われないものだな、と思います。