初物
春から大学生となった克彦にとって最近は退屈な毎日が続いていた。田舎から出てきて3ヶ月が経ったもの時になにか変わった事があるわけでもなかった。 入学と同時に受験の緊張感が無くなったのか全く勉強などする気もしない。アルバイト、寝る、アルバイト。そんな単調な生活に完全に飽きていた。 そんなある日・・・・ 「先生!なにしてんの?」 マンション近くのコンビニで克彦はいきなり声をかけられた。 「お〜っ、太陽。どうした?」 太陽は克彦がアルバイトしているスイミングスクールの生徒だった。決して美少年と言う訳ではないが、笑った顔が印象に残る少年だった。実に屈託の無いいい笑顔を見せるのだった。 「僕?ジャンプ買いにきたとこ。先生は?」 「ちょっと飯をな。」 男子学生の一人暮しなどいつの世も同じになってる。出来合いの食事をすませてゴロゴロ。 「それよりお前この近くか?」 「うん。ほらそこのタバコ屋曲がったとこ」 「俺もそうだよ」 入学したばかりの大学生と小6の男の子。兄弟の様に見える二人は一緒に歩き出していた。 「じゃな!!俺、ここだから」 「えっ?先生ここなの?」 「そうだよ。」 怪訝そうにしている太陽に克彦は軽く答えた。 「僕んちそこ」 太陽が指差したのはわずか10メートル先のマンションだった。 (ずっとき気がつかないなんて・・・) 克彦は思わず苦笑してしまった。 「今度先生んち、遊び行ってもいい?」 「いいよ。モチロンさ。」 「うん。それじゃあね」 駆け出していく太陽の姿は体中から元気なエネルギーを発していた。 数日して、太陽から克彦に話し掛けてきた。 「明日、遊びいってもいい?」 克彦は内心かなりうれしかったがそれを見せないで答えた。 「いいよ。どうせ明日日曜日だろ?一人でゴロゴロしてるだけだからな!」 (いいのか?俺んちなんか来て・・・) 「やった〜!!じゃあ、明日10時にいくね」 太陽の明るい声は克彦の心の奥底をつかんでいた。 克彦は元来、男が好きという性癖の持ち主だった。それは世間で言うホモと言う奴とも趣味を異としていた。端的に表現すれば男が好きではなく、男の子が好きだった。 小学校5年くらいから中学2年くらいまで。その頃の少年に性的興奮を覚える克彦にとって、太陽が家に遊びに来る。これほど胸が踊ることはめったに無い。 その日克彦はアルバイトが終わると一目散に家に帰って部屋をきれいに片付けた。それが、東京にきて始めての掃除だったのだ。 部屋は掃除をしたがそれなりに悪知恵も働かせていた。ベットに敷いた布団の下からは、成人用の写真雑誌をはみ出させておいた。 「ピンポーン!」 呼鈴が鳴ると克彦は胸が一気に高鳴った。しかし、それを抑えるように玄関のドアを開けた。 「おお。上がれよ」 極めて普通を装った克彦は太陽を向かい入れた。 「うん、おじゃましま〜す」 太陽の何時もの明るい声。それだけでも克彦には嬉しかった。 「ジュースでも飲むか?」 「うん。」 少年が来ると言う事で普段は飲まないコーラも用意していた。 「ありがとう」 「遠慮するなよ」 「うん」 太陽はようやくリラックスしてきたのか、何時ものように悪態をつくようになってきた。それが同級生に言われようものなら許せないが、そこは自分の好みの少年。何を言われようと怒る気もしない。 「先生って彼女いないの?」 (ガキのくせにそういうことばっか・・・) 「今はな。」 「ずっといないんでしょ?」 「いちいち五月蝿いの。そんなことよりゲームでもやってろ」 太陽は薄笑いを浮かべたが、克彦に言われた通りテレビゲームを始めた。 ゲームを始めて1時間程経った頃だろうか、太陽が餌に食いついてきた。ベットにはさんだ雑誌を見つけると、 「あ〜っ!!先生何これ?エロ本じゃん!!」 いきなり素っ頓狂な声をあげる。 「そりゃ、俺だってエロ本ぐらいみるさ。」 「見ていい?」 (すぐにOKしちゃまずいな。) 「お前は子供だからだめだよ」 「え〜っ!!いいじゃん。見せてよう」 「しょうがねぇな。親には内緒にしとけよ」 「う、うん!!」 太陽は見事食いついてきた。 「すっげ〜。」 太陽はまるで宝物を見つけたかの如く見入っている。 「そういうの初めて見たのか?」 「前にちょっと見たことあるけど・・・こんな全部見れるの初めて。」 「それなら、こっちも有るよ」 克彦はそう言うと片付けておいた雑誌を投げ渡した。 「うわ〜っ。こんなに有るの?みていい?」 「ダメって言ったって見るんだろ?」 「うん!!」 (ここまでは予定通りだな) 克彦はベットに腰をかけ、太陽を正面にした。 雑誌の魅力に取り付かれた太陽は瞬きをする事さえ惜しむように集中している。 克彦は教科書を読むふりをしながら、太陽に目をくばっていた。その時だった。 太陽は遂に股間に手を伸ばした。 (とうとう起ったな。ズボンがきついな) 克彦の思惑は見事当っていた。太陽は何時もの2倍以上に膨らんだ股間が窮屈でしょうがなかった。 (そろそろだな) 「太陽。お前ボッキしただろう?」 「えっ?し、してないよ」 太陽は目一杯通常に振舞おうとするが、興奮で言葉に落ち着きがない。 「いいんだぜ。オナニーしたけりゃしても?」 「そ、そんなの恥ずかしいよ」 「恥ずかしがる事ないさ。男ならみんなやってるんだから」 「そ、そうなの?」 「そうだよ。した事ないって大人はいないはずだぜ!」 もはや完全に克彦の術中だった。克彦は横に座ると、太陽の股間に手を伸ばした。 「セ、先生?」 「じっとしてろよ。」 そう言い残すと克彦は太陽のズボンとパンツをおろした。はちきれそうに膨らんだモノは小学生にしては大きかった。既にオナニーも覚えている太陽のモノは半分ほど頭を見せている。後少しすれば陰毛も生えてくるころだろう。 皮をかぶせたり、剥いたりを繰り返す。刺激を与えられた太陽は、何かに急かされるように息が上がっていく。 他人に快楽を与えられた事のない小学生にとってそれはすぐだった。 「アっ、あ、で、出ちゃうよ〜」 それでも手の動きを休めない克彦の前に、あっけなく陥落していった。 太陽は今までに味わった事のない快感にグッタリとしている。下半身を隠そうともしないで・・・。 「気持ちよかったか?」 「うん」 「そうか」 そう言うと克彦は太陽の出した白濁を綺麗にふき取った。 「お母さんとかには内緒だぞ?」 「う、うん」 (訴えられたら俺、捕まっちゃうな) それは要らぬ心配だった。 「今度また来ていい?」 「いいよ。もちろん。」 「やった〜!!」 元気に喜ぶ姿は克彦にこれ以上ない喜びを与えていた。 シャワーを浴びて帰っていく太陽は克彦に念を入れていく。 「必ずまたやってね!!」 その笑顔はふたりにとって新たなる楽しみの始まりだった。 完 最近各所で作品を発表されている暴虐王さんからの寄贈作品です。大学生が小学生を初めてモノにした日の出来事ということで・・・技巧に走らない淡々とした描写からリアリティがにじみ出ていて、すごくおいしいです。 暴虐王様、すてきな作品をありがとうございました。今後の活躍にも大いに期待しています。
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