最後の想い出

 俺がこの学校の用務員にもぐりこんでから、すでに6ヶ月が経つ。普通なら、俺みたいなやつがこんな仕事にありつけるもんでもなかったんだが、前の会社にこの私学の理事長とコネのあるやつがいたおかげでなんとかもぐりこめている。前の会社じゃ、上役の使いこみの責任をなすりつけられてクビになったんだから、これでせめてもの償いを、と思ってるらしい。っていうか、ここまでしてやったんだから、もう関係なし、手切れ金のつもりのようだが。もっとも、俺も使いこんでたからな。桁がちがうけど。それもついでに上役の使いこみに足しといたから、俺としては、まぁ儲かったと思うべきか。そんなわけで、べつに前の会社のやつに義理立てする必要はないんだが、それでも、今の仕事、けっこうちゃんとやってる。まぁ、用務員といっても、昼間はちゃんとしたやつがいて、俺はいうなれば夜警みたいなもんで、夕方から朝まで構内の見回りとか、あと必要に応じて補修とかやっときゃいいんだから、気楽なもんさ。
まぁ、ちゃんと続けてた最大の理由は、やっぱりぴちぴちしたガキを身近に見れるってことだろうな。それが楽しみで、俺は夕方には早めに学校に出てきて、ガキ達と話したりしている。周りは、それを子供好きだとか、仕事熱心だとかって思ってくれているようだがな。

この年になって、改めて学校ってところに通ってみると、結構面白いところだったんだなって気付いたよ。まぁ、どの学校でもそうなんだと思うけど、結構使ってない部屋、なんてのがあったりする。この学校の場合、理事長室の他に役員室ってのがあるんだけど、ここがまず使われていない。ほとんど来客用って感じで、豪華なソファとかあるんだけど。だから、時々俺は用務員室じゃなくて、この役員室で夜を過ごしてる。それから、視聴覚教室の横にある、機械室。機械室っていうんだから、視聴覚教室の機器をコントロールするブースかと思いきや、見事に何もない。しかも、鍵がかかってるんだけど、その鍵が行方不明ときたもんだ。別に使わない部屋だから、そのまま放置されているようだが。でも、あったんだよ、鍵。用務員室の机の引き出しの隅っこに。前勤めてたやつから、何の鍵かわからないけどってことで預かったんだが、そいつがここの鍵だったんだよ。だから、この部屋、俺専用ってわけ。そして、準備室。なんの準備室だかわかりゃしない。要するに物置だな。たまに大きい地図とか理科の教材とか使うときにこの部屋に取りに来るようだけど、そういう使うやつは入り口近くにまとめておいてある。うちの学校の準備室には、実は奥にもう一つ部屋があるんだけど、その部屋はもう何年来人が出入りした形跡がないんだ。だから、ここも俺専用の部屋。な、変なところだろ、学校って。

それから、一番おもしろいのは、やっぱりいじめ、かな。あるんだよ、こういうお坊ちゃん学校でも。うちの学校は、お金持ちのご子息ってやつがたくさんいて、なんかみんなまじめそうなんだけど、やっぱりいるんだよ、いじめるやつといじめられるやつ。むしろ、表面に出てこないように陰湿化してるって感じかな。結構やばそうな時間帯とか場所ってのがあって、そういうところにいろいろとアンテナ張り巡らせたりしてたら、ちょいちょい引っかかってくるんだよ。おもしろいよ。その中でも、定常的に行われているところに、ビデオカメラ隠しておいたんだよ。ヤバそうな時間になったらタイマーで電源はいるように改造して。簡単だよ。カメラは電源オンで録画するようにちょこっと改造するだけ。あとは、よく売ってるタイマー付きのコンセント、あれと組み合わせればできあがり。すると・・・ばっちり。陰湿ないじめってやつが記録されるってわけさ。

あの部屋でいつも、3人グループで、一人を執拗にいじめてる。毎日裸にして、オナニーさせて、金せびってるよ。殴って、蹴って、で写真撮ってちくられないようにしてる。まぁ、中学生のやることはどこでも同じだな。
この高そうな制服着たおぼっちゃんって感じのガキが、オナニーさせられてるのは、かなりそそるもんがあってさ・・・へへ。もう、楽しい職場だよ、全く。ちょっと去るにはおしいかな。

そいつらの名前とかはすぐに調べられたよ。なんせ、俺は一晩中自由時間だからな。鍵も理事長室以外は全部あるし、ファイル引っ張り出して調べりゃすぐわかったよ。制服のバッジで学年がわかってたから、あとは、すぐに、ね。いじめてる方は3年生。いじめられている方は1年生。この1年のやつが、なんとあの大企業の○○商事の会長の孫、社長の息子だよ。まぁ、将来の社長様ってとこだな。そいつが、いじめられてやつらのいいなりに金だして、やつらの前でオナニーしてんだからな。ほんと、おもしろいよ、学校は。

で、俺もその恩恵にあずかろうってわけさ。別に金は欲しくない。俺が欲しいのは、その日本有数の企業の将来の社長の体さ。そんな超エリートを、俺の奴隷としてあつかえたら、こんなにおもしろいことはないだろうって思ってな。もちろん、体もむさぼらせてもらうってことで。ここでの最後の想い出にね。

奴らのいじめは、ほとんど毎日監視してたわけだから、おびき出すのは簡単だったよ。まず職員室からリーダー格のガキのファイル持ち出して、そいつのテスト用紙持ち出して、そいつの筆跡まねして手紙書いたら一発さ。あっけないほどあっさり釣れちまったよ。普段はおそらく手紙でなんて呼び出してないだろうけどさ。あいつらしか知らないようなこと書いておいたら、簡単に信用しちまいやがんの。世の中そんなに簡単じゃないって、知らないんだろうな。いままで何不自由なく生きてきてる、まだ中学生のガキだもんな。

そいつには、夜10時に準備室に来るようにし向けたんだ。そう、例の俺専用の部屋のある準備室。もちろん、俺専用の部屋には、いろいろ準備しといたよ。準備室にも、カメラ仕込んで。
普通、職員は遅くても9時にはみんな帰るから、その時間は俺一人になる。だから、10時。そして、準備室のちょっと奥の物陰から、どきどきしながら待ってたんだ。雄大が来るのを。

今日は何をさせられるんだろ・・・本当は行きたくないけど、行かないとこの前みたいに家までこられたら困るし。またいつもみたいにみんなの前で裸にされて、Hなことさせられて、お金とられるんだろうな・・・ ずっと前、父さんに少し話したことがあるけど、怒られた。そんなことぐらい、自分で何とかしないとこれからやっていけないって。だから、もう父さんには言えない。とりあえず、あいつらが卒業するまで耐えるしかないんだ。それはわかってるけど・・・

雄大はいつもと違う呼び出しに少し不安に駆られながらも、呼び出しの手紙に従って時間通りに資料室のドアの前に立っていた。思い切ってドアをあけて、中に入る。後ろ手にドアを閉めた。手紙には、資料室の奥のいすに座って待っているよう指示があった。それに従って、奥へと進む。資料室の小さな窓から差し込む月明かりだけでは周りがあまりよく見えなかった。整理の行き届いていない資料室を、半ば手探りで部屋の奥まで進む。そこには、月明かりを浴びてかすかに光る1脚のパイプ椅子が置かれていた。あった、椅子だ。あの椅子に座って待つんだ。雄大は彼らに逆らう気はさらさらなかった。おとなしく、自分に飽きて他の誰かを標的にするか、あるいは彼らが卒業するのを待つつもりだった。素直に椅子に座る。椅子は準備室のドアに背を向けるようにおいてあった。手紙には、椅子に座って目を閉じて動かないように指示があった。

雄大が準備室に入っていくのを見て、俺はなんとかはやる心を抑えて100数えた。なるべく、ゆっくり。いきおい早まろうとする頭の中のカウントダウンを、意識的にとにかくスピードダウンさせた。
3、2、1、始め! 頭の中でそう叫ぶと、俺は準備室のドアをそっと開けた。

来た! そう思った、ドアが開く少し前から、なんとなく気配は感じていた。でも、いつもと少し様子が違うような気がする。でも、雄大は目を閉じていた。それがやつらの指示だったから。足音。そう、足音が一つだけ。一人しかいない。そう思うと、思わず目を開けて振り返った。
「お、おじさん?」
そこには懐中電灯を手に持った用務員がいた。雄大はあせった。なんでこんなところに用務員がいるのか、あいつらはどこに行ったのか、こんなところ見られたら、ちくったと思われる、予想外の展開に、雄大は焦るばかりでどうしたらいいのかわからなかった。

「どうしたんだ、こんな時間にこんなところで」
用務員が話しかける。
「い、いや、べつになんでもありません」
「なんでもないことはないだろう。おじさんに話してみたらどうだ?」
用務員のおじさんさんが、優しく言ってくれる。でも、ごめんなさい。今は何も言えない。
「ごめんなさい」
そういって走って部屋を出ようとしたとき、男の強い力で腕を捕まれた。
「座ってろって書いてあったろうが」
「えっ?」
「手紙だよ。あの手紙にそう書いてあったろう?」
「て、手紙? あれは・・・」
「そうさ、あれは俺がお前の机に入れといたんだ。今日、俺がお前をいじめてやるためにな。あいつらに代わって、お前をいじめるため、そして、終わりにするためにな」
そういいながら、男は雄大の腕をつかむと、用意しておいた手錠を左手の手首にかける。もう片方をパイプ椅子のパイプにかける。パイプ椅子は、男が昨夜、床に固定しておいた。子供の力ではとうてい動かせないように。

あとは簡単だった。もう一度椅子に座らせる。昨夜用意しておいたモニターのスイッチを入れる。ビデオを繋ぐ。準備室の闇に中に、いじめられている雄大の姿が浮かび上がる。ビデオの中で雄大はオナニーを強要されていた。

「俺にも見せろよ、オナニー」
雄大は凍り付いたように何も言わない。思い切りパイプ椅子を蹴飛ばす。びくっと体をこわばらせる雄大。そして、その手がゆっくりと動き、ズボンのベルトを外し始めた。
「そうだ、いつもあいつらに見せているように、下半身裸になってオナニーするんだ」
もう、こいつは俺のもんだ。男はそう思った。懐中電灯の光の中で雄大のオナニーが始まった。

一通りオナニーが終わると、俺は準備室の奥の部屋から、ロープを持ってきた。雄大の手錠をはずす。雄大は抵抗しない。雄大の体をロープで縛る。先ほどのオナニーの余韻でペニスはまだ勃起している。その根本を、細いひもで睾丸ごときつく縛る。見た目は立派な少年M奴隷ができあがった。
そして、そのまま雄大を準備室の外に連れ出した。雄大は、何も抵抗しなかった。素直に男の命令に従った。

男は、まず雄大を彼の教室へ連れて行った。彼の教室の、彼の机に改めて彼の体を固定した。机の脚に結んだロープを雄大の首にかけ、もう一方の先を机の脚に結ぶ。足を上げさせ、膝の裏に手を回させて、手首を縄で縛る。膝にもロープを結び、机の脚にかけ、その先をもう一方の膝に結ぶ。自分の小さな机の上で、雄大は足を抱えるように仰向けに固定された。少し長めの彼のペニスとまだ誰にも見られたことのないアナルが男の目にさらされた。体を動かすことは出来るが、下手に動かすと自分の首が絞まる。雄大はそのことがわかっているのか、男にされるがままになっていた。

道路に面した側は一面窓になっており、そこから差し込む月明かりが彼の白い体を照らした。
「ここは、外から丸見えだな。もし、誰かが外の道を通りかかってこっちを向いたら、お前の恥ずかしい格好が丸見えだな。」男は言ったが、それは嘘だった。男は毎夜、下調べを行い、彼の教室のこの場所は、外からは見えないことを確認していた。しかし、雄大にとって、その言葉は十分に効果をもたらした。
「騒ぎたかったら、騒いでもいいんだぜ。おれは一向にかまわない。お前が恥ずかしい思いをするだけだ」
その言葉が、雄大の口を封じた。いじめられて、こんな恥ずかしいことまでされていることを人に、特に父親には知られたくなかった。黙って耐えるしかない、雄大はそう決心した。

男は、雄大の教室で、雄大の机の上でおとなしい雄大を思う存分犯した。かなり痛いはずだった。歯を食いしばってこらえている雄大の顔を見るたびに、男に新たな欲望がわきあがった。雄大は、写真を撮られる時でさえ、顔を背けることもしなかった。隣の机においてあるビデオカメラの撮影中を表す赤いインジゲーターが、彼の白い体を赤く染めていた。

男は雄大の体をむさぼり尽くした。アナルは出血するまで責め続けた。口も使った。小便も飲ませた。「この将来を約束されたエリートが、俺の性奴隷となっている」そう思うと、男のペニスは何度でも勃起した。そのたびに、雄大のアナルを、口を責め続けた。

そして男は、アナルから血を流し、口の端からよだれのように男が放出した精液をたらしている雄大をさらに連れ回した。階段の下で立ち止まり、消化器の前で立ち止まり、職員室の前でも、下駄箱でも、男は雄大のアナルを責めた。パイプ状のものがあったら、それを手に取り、雄大のアナルに差し込んだ。雄大は歯を食いしばってうめくだけだった。こいつは俺のおもちゃだ。そう思うと、男のペニスは再び大きくなり、雄大の穴を責めたてた。男は下駄箱から雄大の靴を取り出すと、それを持って歩き続けた。

二人の校内巡回の終着点は、視聴覚教室の横の機械室だった。そう、”男の部屋”。男はその部屋に処刑台を準備していた。処刑台といっても、角材を十字に組み合わせただけのものだった。そこにロープで雄大を固定する。アナルにはバイブを差し入れ、電源を入れる。低いうなり音が、夜の学校でいやに大きく聞こえる。
「最後の仕上げだ」
男は針を取り出した。さすがに雄大の顔色が変わった。しかし、小さな声しか出せなかった。
「や、やめて・・・たすけて」
「もう遅い。もうやめられないんだよ」男は優しく言った。そして、雄大の瞼を優しくつまむと、そこに1本目の針を水平に突き刺した。目には刺さらないように注意した。
「いあぁ・・・」
始めて雄大が大きな声を出した。男はあわてずに、足下に置いてあった雄大の靴を彼の口に押し込んだ。靴のつま先しか入らなかったが、それでも十分悲鳴を押さえる役には立った。
そのまま2本目を雄大の唇に刺す。そして3本目は頬に。さらに数本を彼の顔に突き刺した。
「いまのガキはあちこちにピアスしてるが、それと同じようなもんだ」
男は雄大を安心させるかのようにそうささやいた。もちろん、「同じようなもの」などではないことは、二人ともよくわかっていた。
顔に針を刺し終えると、男はたばこを1本取り出した。それに火を点け、作品を鑑賞するかのようにじっくりと雄大の顔を眺めた。
「いい出来だ。」
男はそうつぶやくと、吸いかけのたばこを彼の乳首でもみ消した。彼の口にくわえさせてある靴が、再び役に立った。悲鳴の代わりにのどの奥でうめくことしか彼には出来なかった。
「熱かったか? じゃあ、次はこれだ」
男はやけどを負った乳首に針を突き刺す。もう片方も同じように。彼の脇、脇腹にも差し込んでいく。へそには6本を垂直に突き立てた。そして太股の内側にも刺す。ふくらはぎにも3本ずつ。足の裏側にも。
上半身に戻って各指先に1本ずつ。ゆっくりと、まるで何か治療を施しているかのように丁寧に刺していく。背中にも数本。そこで、再び手を止めると、たばこを吸う。少し離れて雄大の体を鑑賞する。体のあちこちから、血が細い筋となって流れ落ちる。吸いかけのたばこを、へそに刺した針の上に置く。たばこの火が、雄大のへその周囲を焼く。うめく雄大。
「さて、それじゃ・・・」
そういうと、男は雄大のしりに針を差し始めた。まっすぐと、根本まで。彼の白い2つの半球に、まるで野球のボールの縫い目のように針を並べて刺していく。そして、アナルの周りにも。
「最後は、大事なところだ。念入りな」
そういうと、まず雄大の睾丸に突き刺した。雄大の体がエビのように反り返る。へその針においたたばこが転がり落ちる。男は気にせずに、睾丸に2本、3本と刺していく。もう片方も同じように。
そして、じらすように三たびたばこを吸う。こんどはそれを雄大のアナルに押しつける。雄大の体がはねる。止まりかけていた血が再び流れ出す。

「さぁ、最後だ。いままでよく頑張ったな。もう少しだからな」
男はそういうと、雄大のペニスをつかむ。残りの針は20本ほど。彼の包皮を剥き下ろす。ピンク色の亀頭にまず横から1本貫通させる。2本目は上から下に。少しペニスの根本側にずらしてさらに1本上から下に貫通させる、もう1本、もう1本・・・
雄大のペニスの先、亀頭から根本まで、針が一直線に並ぶ。すべて上から下に貫通している。さらに横からも同じように刺していく。もう少しで根本まできれいに並ぶ、というところで針がなくなる。
「残念だな、なくなっちまったよ。よく辛抱したな。いい子だ」
男はそういうと、雄大の頬を優しくなで、そしてまたたばこに火を点けた。
男は、ペニスに刺さった針の頭に、ガーゼを巻き付けていく。雄大のペニスがガーゼに包まれていく。そして、ガーゼが血に染まる。
男は、持っていたジッポーのライターを取り出すと、ケースからライターの内部を取り出した。さらにその底からたっぶりオイルがしみこんだ綿を取り出す。そして、その綿を雄大のペニスの上で絞る。綿にしみこんだオイルが雄大のペニスを包んだガーゼにしみこむ。男は綿を再びライター内部に押し込み、それをケースに収める。
カチン、シュボッ
男は試すようにジッポーに点火する。ジッポーは何事もなかったかのように点火する。
「それじゃあ、な。これで最後だ。」
男はそういうと、その炎を雄大のペニスに近づけた。
炎が雄大のペニスに巻き付けられたガーゼに移る。ガーゼにしみこんだオイルが勢いよく燃え上がる。雄大は狂ったように体をくねらせる。
「良い想い出になったよ。ありがとう」
男はそう言い残すと、機械室を出た。
男は機械室の扉を閉めると、いつものように鍵をかけた。<完>

 むつみ様寄贈作品第二弾です。夜の学校が舞台というだけでもうドキドキしますね。極悪非道です(^^;)。次第にエスカレートしていく残虐な欲望に引き込まれていくのは私だけでしょうか。
 むつみ様、すばらしい作品をありがとうございました。