新聞記事 ある児童虐待死事件

 ×歳の息子に七日間にわたり暴行を加え死亡させたとして、×月×日、×署は、無職Aを、傷害致死の疑いで逮捕した。
 A容疑者は九月に現在の妻と別居。長男の淳也君(仮名)と同居していたが、この淳也君が自分の言うことを聞かないのに腹を立て、きつく折檻しようと決意。
 裸にして立たせ、素手やすりこぎで殴ったり、太股を何度もボールペンで突き刺した後、鉄パイプに縛り付けて放置するなどの暴行を七日間にわたり執拗に繰り返した。淳也君は病院に運ばれたが、全身打撲と衰弱により肺炎をおこしており、×日病院で死亡した。(後略)

 十年くらいは前のA新聞の記事です。暴行の過程がけっこうきてます。ボールペンで刺すというのは、なまじ鋭い物で傷つけるより残酷です。「など」にはどんな暴行が含まれているんでしょう。夜間裸で縛り付けられ放置、また暴行を繰り返される間、少年はどんな気持ちでいたことでしょう。またこの父親、最初の動機からははずれて、だんだん嗜虐的な嗜好を強めていった結果、子供が死に至るまで衝動を止められなかった様子がうかがわれます。人間の業ってやつでしょうか。なお年齢はあえて伏せておきますので、好みのイメージをしてみて下さい。