〜Why,why,why〜
その日の夕食のデザートは苺だった。
アラドとクォヴレーは食堂で向かい合って座りながら食べている。
毎度お馴染みの光景だ。
今日、違うことといえばゼオラがいないこと・・・・
明日は、久しぶりにオフ、女性群は買出しに出るということで、
違う場所にひと塊になって計画を立てている。
ゼオラはその中にいるので、今日は2人だけの食事。
「クォヴレーは明日どうすんの?」
「・・・読みかけの本を制覇する」
「そっか・・・オレは・・・どうしようかな」
「アラドも本を読んだらどうだ?」
「うーん・・・オレ本を読むと、なんか・・・こう・・
いつの間にか寝てることが・・・・」
「(要するに読書は嫌いなんだな・・・)そうか」
そんな話をしながら2人はデザートに手をかける。
アラドはコンデンスミルクをかけ苺を食す。
「ほい!クォヴレー、コンデンスミルク」
「有り難う」
コンデンスミルクを受け取ったクォヴレーは早速苺へかけた。
アラドは苺を一つ口へ運ぶ。
「うめぇ〜!やっぱ苺は今が一番美味いよな!」
「そうだな・・・」
クォヴレーはある物を取りそれを苺の上にたっぷりかけた。
「!?!?!?クォヴレーさん?」
「ん?」
「・・・いま・・・何かけたの?」
「・・・蜂蜜・・・」
「はち・・・みつぅ!!!!?」
「変か?」
「あ・・・いや・・・その・・・」
何と言えばいいのだろうか?
普通コンデンスミルクをかけた苺に更に蜂蜜などかけるのだろうか?
いや、そもそも苺に・・・蜂蜜!?
「(砂糖なら・・・分るけど、蜂蜜・・・いやクランベリーに蜂蜜はありだから
苺に蜂蜜もありだろうけど・・・コンデンスミルクかけたのに、蜂蜜?)」
「・・・・アラド?」
「(しかもかけた蜂蜜の量が半端じゃなかったよな?成人病にならねーか?
あれ?クォヴレーやヴィレッタさんはそういうのになりにくいんだっけ??
でも・・・うーん・・・・甘そうだ・・・オレから見ても・・やりすぎだ)」
「どうしたんだ?黙ってしまって」
「ああ・・・わりぃ・・・んじゃさっさと食べるとしますか!」
「そうだな」
クォヴレーは苺を口に運ぶ・・・
その様子を黙って伺うアラド・・・・
「クォヴレーさ、」
「?」
「それ・・・甘すぎないの?」
「・・・別に・・・ちょうどいいが?」
「ふーん・・・オレ、毎回不思議なんだけどさ」
「何がだ?」
「お前甘いの大好きじゃん?」
「・・・・そうだな・・・好きかもしれない」
「ぜってー大好きだって!・・・まぁいいや、それでさ・・・なんでそんなに細いわけ?」
「?細い?そうか?普通だろ・・」
「細過ぎだって!・・・それだけ糖分取ってれば・・・肥満になってもおかしくないのに・・・」
「オレは・・・そのかわり食事をあまり取らないからだろ?」
「・・・・そうかなぁ・・・?」
「オレからいわせればアラドもアレだけの食事を食べていて太らないのは
不思議だと思うが・・・・?」
「そういや・・・そうか・・・でもなんか納得いかない・・・」
「それに・・・」
「それに?」
「毎晩といっていいほど・・・運動してるからだろ?」
「・・・運動???あ!」
「(/////)してるだろ?」
「(////)そ、そうだな・・・・」
「オレが聞いたところによると、あれはいい運動らしい。身体にも精神的にも・・・・」
「(誰から聞いたんだ?)そうかもな〜、アレは気持ちいい(うっとり)」
「けっこう激しく動くし、汗もかく。だからこの程度の糖分では太らないのだろう」
「そういうことにしておきますか!・・・で、今晩もいいの?」
「・・・っ(////)やりたいのか・・・?」
「すっごく!!明日はオフだしね〜」
「・・・・いい・・・ぞ・・・」
「やった!んじゃさっさと食べ終わって直行しよー」
「・・・・シャワーが先だぞ?」
「りょーかい」
「程ほどで・・・頼むぞ?」
「・・・・わかってます・・・」
「・・・・アラド・・・程ほどだからな?オレは明日読書がしたいんだ」
「・・・ああ・・・」
「約束だぞ?」
「・・・・うん」
「・・・(あやしいな・・・・)絶対だぞ?」
「・・・・うん(多分無理だろうけど)」
そして2人は食事を負え部屋へと急ぎ足(笑)で帰っていった。
〜余談〜
部屋に帰る途中にて・・・・(ココから先、反転願います。少し台詞が裏要素です)
「アラドはアレ・・・好きなのか?」
「好きに決まってんだろ?」
「何故だ?」
「だって気持ちいいんだもん!お前の中、ぎゅ〜って締め付けてくれるから!」
「(////)そんな事しているつもりはないんだが・・・」
「・・・クォヴレーは嫌いなの?」
「・・・オレは・・・」
「・・・オレは?」
「・・・・オレも・・・アラドとなら・・・その・・・す、き・・」
「クォヴレー!!オレ感激!今日頑張るからな!」
「・・・ああ・・・程ほどで・・・よろしく・・・」
「おう!」
有り難うございました。
苺が旬ですのでこのネタ・・・・2人の会話にある「運動」・・・・何かはお分かりですよね??
突発的アラヴレ駄文・・・いかがでしたでしょうか?
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