〜末っ子の過ち〜
「ぅ・・・ん?」
瞼が重かった。
目を開けようとしてもどうにも開けたくなかった。
・・・上半身が寒い。
それになんだか腕が窮屈だった。
・・・誰かが横にいる気配がする。
左右にいる・・・。
でも、この違和感は何だろう?
空気がいつもと違う・・・。
全ての違和感を確かめるため、クォヴレーは重たい眼(まなこ)を開けた。
「あぁ・・・おはよう、クォヴレー」
「おはよう、アイン」
「・・・・イングラム・・キャリコ・・?」
目を開けると左右に二人は座っていた。
どうやら自分はベッドに寝かされているらしい。
しかし自分には大きいのでイングラムかキャリコ、どちらかの部屋だろう。
ボーっとしながら2人を不思議そうに交互に見つめていると、
ニッコリと微笑まれた。
クォヴレーはその時、何故だかゾッとした。
ただ笑顔を向けられただけだというのに・・・
「(・・何だ??なんだか笑顔が怖い・・?)」
瞼は相変わらず重かった。
目を擦ろうと手を顔にもってこようとしたが出来ない。
「???あれ??なん、で?」
手は確かに頭上にある。
だが決して顔まで持ってくることが出来ない。
2人を見るとクスクス笑いながら自分を見下ろしていた。
「アイン・・そんなに強くひっぱっては、
いくら布を当てているとはいえ怪我してしまうぞ?」
「・・・け、が?」
「邪魔だから上の服は脱がしてしまった・・
非力とはいえ暴れられてもあれだから腕も縛ってしまった」
「・・・・?」
「まだよくわからないという顔をしているな?ゆっくり頭上を見てごらん?」
言われた通りゆっくりと頭上を見てみた。
自分の腕が確認できる。
そして腕は十字にクロスさせられ・・・・?
「!?な!??」
腕から繋がっている紐はベッドにつながれている。
どうやらベッドの足につながれているらしいので起き上がることは出来そうだが・・・
「なんだ!?どうして・・・え?」
起き上がった瞬間、眩暈がし再びベッドに崩れ落ちる。
「あぁ・・まだ効いているみたいだな・・・量は少なくしたつもりだが・・」
「クォヴレーには少々効きすぎるらしい・・・」
「・・・ぁ?・・・なに、を?」
震える声をやっと出し、2人を見つめた。
すると冷たく微笑まれ、クォヴレーは悪寒が走る。
「クォヴレー・・・さっき、女の子とキスしていたな?」
イングラムの指摘にクォヴレーは真っ赤になった。
「な!?・・見て??」
冷たい笑顔のまま細く長い指をクォヴレーの唇にあてるイングラム。
「フフ・・プニプニだ・・クォヴレー・・キスは気持ちよかったか?」
「!!か、関係ないだろ!?」
「・・・確かに、な。だがアイン・・」
「なんだ!?」
キッと睨み、イングラムの指から逃げるため顔を左右に振った。
が、キャリコによって動けないように頭を固定されてしまった。
「アイン・・・舌は入れたのか?」
「・・・舌??」
「フフフ・・・成る程・・まだ子供のキスしか知らないらしい・・・」
「子供の・・キス??」
「だがイングラム・・子供のキスしか知らなくても最後まで出来るぞ?」
「・・・最後??」
「そうだな・・・それを確かめようじゃないか・・キャリコ」
「確かめる???え?・・あっ」
キャリコがズボンの上からヤワヤワと揉み始めた。
「あっ・・なに??」
「硬くなってきたぞ?アイン」
「うっ・・煩い!!」
「クォヴレー・・何故下は脱がさずにいたと思う?」
「知るか!?・・くっ・・やめろってば!!」
「・・・全てを曝け出されたときの・・・お前の羞恥に歪む顔が見たかったからだ」
「・・・すべて??・・曝け出す??・・あっ・・あっ」
「・・・クォヴレー・・今揉まれているモノを使った経験は?」
「・・・え?・・使、・・う?んっ」
布地の上からとはいえ、力強く刺激を与えられクォヴレーはだんだん足を開いていく。
閉じたままでいるのが辛かった・・・。
「セックスの経験は?クォヴレー・・」
「!!せっ・・・!?」
真っ赤になりながら、クォヴレーはその単語を繰り返すことが出来なかった。
「まだ、ないようだな・・13歳だものな・・当然か・・だが・・」
「あぁ・・実際にモノを見てみるまでわからない
・・使い込んだ色をしているかもしれないからな」
「あっ・・な、・・何を・・言って!!」
「フフ・・アイン・・下着を通り越してズボンまでシミを作っているぞ?」
「んっ・・・はっ・・・あぁ・・痛・・っ」
「・・・そろそろ・・全部見せてもらうとしようか?キャリコ」
「・・・賛成だ」
キャリコは手の動きを止める。
その瞬間クォヴレーはホッとしたがそれは一瞬のことだった。
今度はイングラムの手が伸びてきて、ズボンのボタンを外した。
「な!?」
細長い指がチャックの先端を摘み、ゆっくりと下へさげていく。
「や、やめっ・・!」
ジジジ・・という音が耳に大きく聞こえてくる。
「おやおや・・下着にこんな大きなシミを作って・・」
「少しだけ、下着の上から苛めてやるとしようか?」
イングラムが下着の上から、反応を示しだしたソレを揉み始めた。
「ぁっ・・うっ・・んんっ」
ズボンの上から刺激されるより、
より直に触られているようで切なげな声が漏れていく。
「シミが・・広がったぞ?アイン」
クォヴレーは羞恥に目を硬く閉じた。
しかしどうしても喘ぎは抑えることが出来ない。
「さぁ・・クォヴレー・・・全部脱いでしまおうか?」
手の動きを止め、イングラムは耳元でそっと囁いた。
「・・・え?」
冷たく笑ったまま、キャリコはズボンの両端をいつの間にか持っていた。
「あ・・・」
イングラムは足を抱え上げ、脱がせやすいようにしている。
クォヴレーは青くなった。
確かに昔はオムツを替えてもらってたらしいが、あの頃とは違う。
「やめろっ!!」
足をバタつかせ、必死に抵抗する。
・・・・だが、
「・・・・あぁ・・綺麗な桜色だな」
「・・・う・・く」
「それにしても、少し触っただけでもうこんなに立ち上がっているのか?」
「・・・うぅ・・」
「だが、経験がないというのは本当らしい・・」
「そうだな・・剥けたばかりみたいだし?」
「!!・・な、なななな・・剥け??」
全てを見られている羞恥心と、
恥ずかしげもない2人の会話にクォヴレーは更に真っ赤になった。
「クォヴレー・・自分で剥いたのか?」
「・・・・っ」
「どうやって剥いたんだ?」
「か、関係ないだろ!?・・ひっ」
反抗の言葉を口にしたら、急所をギュッと握られてしまった。
「い・・痛・・・っ」
「アイン・・どうやって剥いた?」
「・・・ん・・・く・・じ、自分で・・」
「自慰をしながら剥いたんだな?クォヴレー」
「そう、だ・・ぅっ」
「いつもどうやって自慰をしているんだ?あぁ・・それよりも何回自慰をした?」
「!そんなの・・覚えているわけないだろ!?」
「覚えていないほど、自慰に没頭しているわけか・・いやらしいな?」
「ではアイン、最初の質問は?」
「・・・くぅ・・・さ、最初??」
「どうやって・・何を考えて自慰をしているんだ?クォヴレー・・」
「・・ぁ・・ビデ、オ・・」
「ビデオ?・・・その歳でAVは借りられないだろ?」
「・・ドラマ・・ドラマの・・・えっちな・・シーンで・・痛っ」
「「ドラマ!!??」」
まだまだ続きます。
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