〜末っ子の過ち〜 あまりにも驚いた声を出すので、クォヴレーのほうが驚いてしまった。 生理現象から出てきた涙で潤んだ瞳。 そんな目で2人を見つめると、なぜだか変な顔をしていた。 「・・・お前はドラマのエッチシーンで抜けるのか?」 「変わっているな・・・アインは」 「・・・・?」 急所を握っていた手を放すと、いつものように優しく微笑みながら 「クォヴレー・・なんというドラマだ?」 「・・・?」 「ビデオに撮っているのだから毎回同じものを使っているのだろう?アイン」 「・・・うん」 「なんというドラマなんだ?」 「・・・・えん」 「「??」」 小さく呟いたので2人は聞き取れなかったらしい。 クォヴレーもそれを察し、 これ以上酷い目に合いたくなかったのでもう一度口に出した。 「・・・失○園」 「「○楽園!!??」」 2人は改めてクォヴレーを見下ろした。 「・・・確かにアレは・・エロいな・・」 「ちょっと古い気もするが・・まぁな・・エロいな」 「「(だからってあんなモノで??)」」 「・・・おかしいのか?」 「え?・・・いや」 「そんなことは・・」 不安げに自分達を見てくるクォヴレーに2人はほくそえんだ。 どうやらクォヴレーは本当に純真無垢なようだ。 自慰だってそれほど多くやったことなどないのだろう。 「まぁ、剥けていたのは残念だが・・・」 「そうだな・・だが楽しみ方はいくらでもある」 「???なんでもいいけど、いい加減腕ほどいてくれ・・」 「・・・・・・」 「・・・ズボンも履かせて・・」 「・・・・・・」 「・・・聞いているのか?2人と・・!?」 その瞬間、確かに2人は悪魔の様に微笑んだ。 クォヴレーは引きつった笑顔を返すしかなかった。 身体中に嫌な予感が走り抜けていくのがわかった。 「そんなドラマを見ながらでは、今までたいして気持ちよくなれなかっただろう?」 「・・・そんな事はない!」 「強がる必要なはいぞ?クォヴレー・・ 今日は今までの分もたっぷりと気持ちよくしてやろう?」 「どういう意味だ!?あ!そういえば!!」 「・・・なんだ?」 「さっきのココア!何が入っていたんだ??」 「・・・睡眠薬」 「睡眠薬!?」 「・・・軽症の患者に使うヤツを更に少ない量で使った。 あんなに即効性があるとは思わなかったが・・・」 「・・・おしゃべりはココまでだ・・とりあえず口は消毒しておこうか?」 「・・・消毒??」 「お子様キスとはいえ、他の誰かとキスしていたからな・・消毒しなければ」 「・・・・結構だ!」 「結構・・・?、イコールOKか・・了解だ」 「!!?ちが・・・んっ・・んんっ」 唇に唇が重なり合い、強引にイングラムの舌が口内に侵入してきた。 「あふっ・・・んっ・・ふっ」 上顎をあらあらしく熱い舌で愛撫され、下あごも同じように愛撫される。 口の中を一通り蹂躙されると、大きな舌で小さな舌を絡み取られた。 絡み撮られた舌は無理やりイングラムの口の中まで持っていかれ、 彼の唇で吸われていく。 経験したこともないような快楽がクォヴレーの身体を支配していった。 「・・・・ふぅ・・んっ」 イングラムの口が離れると、今度はキャリコに唇を塞がれ再び激しく蹂躙される。 熱く激しいキス、顔を引き剥がそうとしても頭はしっかりと固定されているし、 腕は頭上から動かすことが出来ない。 激しい快楽にどうにかなってしまいそうだった。 アルマナとしたキスとは全く違うものだった。 キャリコの指が下肢へと伸びていく。 「んん〜!!」 キスをされた状態で、分身を力強く上下に刺激されクォヴレーは頭を振った。 「ぷはっ・・はぁ・・はぁ・・あっ・・・んくっ・・」 キスからは開放されたが、相変わらず下肢への愛撫はやまなかった。 イングラムは面白そうに笑いながら、自分の胸板に顔を埋めてきた。 「・・・ぁ・・な、に?」 上目使いでニヤリと笑ったかと思うと、 胸についている二つの飾りのうちの一つを唇で吸い上げる。 「んぁぁっぁ!!・・あっ・・」 キャリコが性器の先端を刺激してくる。 すると先端は濡れ始め、すぐに性器全体にその液は広がっていった。 「んぅ・・んぅ・・やっ」 吸われていた突起が今度は、熱く弾力のある舌で転がされていく・・・。 舐められていないもう片方はイングラムの手でコロコロ転がされ硬くなっていく。 「腰が揺れてきたぞ?アイン」 「やぁっ!!・・な、で・・・?」 「・・・ん?」 「な、ん・・で・・こんなこと・・するんだ!?」 「「好きだからに決まっているだろ?」」 「・・・え?」 すると唐突にイングラムに抱っこされた。 腕の紐の長さが限界だったのか・・クォヴレーは悲鳴をあげる。 「痛い!!」 「おっと・・すまん・・・」 謝るとイングラムは手を縛っていた紐を外した。 「・・・いいのか?イングラム」 「平気だろう・・俺が抱っこしていれば、クォヴレーの力では逃げられない」 イングラムは耳穴を舐めながら呟いた。 耳元を舐められクォヴレーの身体はビクンとなる。 「クォヴレー・・よく見ておきなさい・・キャリコの指の動きを」 「・・・・?」 「お前も後でああやってあるんだ」 「・・・あ、と・・?」 キャリコの指は巧みに動き、動くたびに自分は脈打ち大きくなっていく。 「あっ・・あっ」 「気持ちいいか?アイン」 「んぅ・・・んっ・・気持ちいい・・」 「フフフ・・だんだん素直になってきたな?クォヴレー」 「あっぁっ・・本当に・・気持ちい・・」 イングラムが耳元でクスクス笑っている。 「そういえば、クォヴレーは気持ちのいいことが大好きだったな?」 「・・そういえば・・3〜4歳の頃言っていたな、そんなこと」 「・・ん・・ふぅ・・?」 「褒められて、心が気持ちいい」 「頭を撫でられて、心が気持ちいい」 「んぅ・・・ふぁ・・ぁ・・も・・出・・る・・」 「そして、今は小ぶりな男の象徴を実の兄に揉まれて身体が気持ちいいわけか・・」 面白そうに笑いながら、耳元でイングラムにそう揶揄された瞬間、 「ひぅっ!!」 急にキャリコがソレの根元をギュッと握ってきた。 「いたぁぁぁい!!」 両足をバタつかせ、必死に痛みを表現する。 「あっあっ・・やめ・・っ・・力・・緩め・・て・・っ」 張り詰めた男性器を力強く握られ本当に痛いのか、 顔を引きつらせ、目に涙を溢れさせながらクォヴレーは必死に訴えた。 「アイン・・根元を握られるとな、出したくても出せなくなるんだぞ?知っていたか?」 「・・・ぅ・・ぅぅ・・くっ」 「アイン・・今、俺に扱かれてどうだった・・?」 「・・・ぅ・・痛・・っ」 だが、キャリコの質問など完全に無視しクォヴレーは暴れる。 痛みから逃れるために、イングラムの腕の中で必死に暴れる。 しかしイングラムは暴れれば暴れるほど、 腰に回している腕に力をこめ逃げられないようにした。 「離せ!!・・離せ、イングラ・・・っ!!あぁぁぁ!痛っ」 「・・・痛いか?クォヴレー」 「・・・い・・た・・い」 「では、どうして痛いんだ?」 「・・握・・られて、いるから・・」 「・・だから?」 「・・・出せなくて・・痛い・・と、思う」 「出したいか?アイン・・?」 「・・・出したい・・だって、アレ出すと・・」 「出すと?」 「・・・朝、痛いとき・・直った・・今回も・・直る・・筈だ」 「・・・そうか、クォヴレーは朝立ちで痛い時ビデオを見て自慰をやったんだな?」 「・・・うん」 「そうか・・・朝立ちの時に・・・!!?」 その時、2人は妙な違和感を感じ取った。 「!!?おい、イングラム・・・」 「・・・あ |