自分の部屋で勉強していたら、急に背筋に悪寒が走った。
「・・・?(何だ?)」
クォヴレーはその悪寒の正体を5分後に知ることとなる。
〜バカ兄貴共に悩まされて〜
机に向って夏休みの課題に集中していると、
部屋のドアがノックされた。
「クォヴレー、おやつを持ってきたぞ」
声の主はどうやら長男・イングラムのようである。
「はーい!」
クォヴレーは甘いものが大好きだった。
3度の食事よりもおやつを優先させ、
ご飯が食べれなくなることもしばしば・・
すると2人の姉が烈火のごとく怒るのである。
2人の姉が大好きで嫌われたくないクォヴレーは
なるべく大好きな御菓子を我慢するようにしていた。
すると2人の兄が可愛そうに思ったのか、2人の姉に助言した。
『市販のお菓子はクォヴレーには量が多い・・
お前達がクォヴレーサイズの御菓子を手作りしてはどうだ?』
『いい考えだ。アインサイズならば・・・これくらいか?』
『わかったわ・・・』
『ええ、いい考えね』
こうして、クォヴレーのお菓子は2人の姉の手作りになったのである。
この時ばかりは2人の兄が神様のような存在に思えたが、
数年後、神様ではなく悪魔であったことを思い知ることになる。
そう・・・2人の兄にには異常な趣味があったのだ・・・。
御菓子を受け取ろうと部屋のドアの前まで行く。
すると先ほど感じた悪寒が更に強く背中を駆け巡った。
「(???なんだ??)」
「クォヴレー?どうした??」
「・・・なんでもない、今あける」
嫌な予感を振り払うかのように扉をあける。
クォヴレーは部屋のドアを開けて驚いた。
イングラムだけだと思っていたのに、
扉の向こうには次男・キャリコまでもいたからだ。
無意識のうちに、あけたドアを閉めようとするクォヴレー。
しかし、イングラムによって遮られてしまった。
「どうした?せっかくおやつを持ってきてやったのに・・・」
「・・あ・・いや・・・」
「アイン?顔色が悪いぞ?」
「・・・そ、そうか??」
イングラムの手には、2人の姉のうちのどちらかが作ったであろう
小さなクッキーが5〜6枚、
それからイチゴのスムージーがトレイの上に乗っていた。
「(あ、美味しそう)・・ありがとう」
おやつを受け取ろうと手を伸ばした、が
その時2人の兄が黒く笑った・・・気がした。
黒い微笑みに嫌な感じがし、
一歩、また一歩とクォヴレーは入り口から部屋の中へと下がっていく。
するとトレーを持ったイングラムが一歩一歩近づいてくる。
イングラムが完全に部屋の中に入ると、
今度はキャリコが部屋に足を踏み入れ完全に部屋の中に入ると
部屋のドアを閉めた。
クォヴレーは生唾を飲んだ・・・・。
「・・・な、んで・・・閉めるんだ?」
するとキャリコは更に黒く微笑みながら、
「この家には今、俺とイングラムと、アインしか居ないが
いつ誰が尋ねて来るかわからないだろう?
だから一応部屋のドアを閉めておいた。」
「え!?・・・ヴィレッタとスペクトラは??」
「・・・買い物に行った。女の買い物は長いからな・・・
3時間は戻ってこないだろう・・・」
クォヴレーの背中に嫌な汗が流れる・・・・
嫌な予感が脳裏をかすめる・・・
そして人間嫌な予感ほど当たるものなのである・・・
クォヴレーの前を通り過ぎ、机の上にトレーを置くイングラム。
部屋から逃げなければ!と走ろうとした瞬間
クォヴレーは2人の大きな兄に捕まった。
イングラムは後から、キャリコは前から同時にクォヴレーを挟むと、
前にいるキャリコがクォヴレーに濃厚なキスをした。
「!!!んん〜!んっ」
逃げる舌を熱い舌が追いかけてきて無理やり絡められる。
キャリコがキスをしている間、イングラムは左腕細い腰に回し、
右手でベルトを外し、ズボンの中に忍び込ませた。
「!!?むむぅ??ん〜!!!」
縮こまっている幼い性器を大きな手で包み込むと上下に動かし始めた。
一方キャリコは濃厚な口付けを終わらせ、
シャツのボタンを一個一個着々と外していく・・・。
「あっ!止め・・ろ!・・んっ・・んっ」
白い肌があらわになると、
体を二つに分けるように人差し指を添えると上から下へツゥーと動かした。
そのなんともいえない刺激と下肢から湧き上がってくる刺激に
クォヴレーはビクンと身体をはねさせる。
「やぁっ!!」
腰に回していた腕を解き、イングラムはズボンを下ろしていく。
床にズボンが落ちたのを確認すると、耳元で囁いた。
「フフフ・・まだ少ししか扱いていないのに、
もうこんなに硬くさせて・・・溜まっていたのか?」
カァッと顔が熱くなった。
そもそもクォヴレーは自慰というものをあまりしない。
まだそんなに性にたいして執着がないし、それに・・・
「本当だ・・・先走りの蜜がすごいなアイン・・溢れ出てきている」
こうやって、月に何度も2人の兄によって無理やり吐精させられているからだ。
2人の兄に捕まると、スカスカになるまで搾り取られる。
だからクォヴレーは自慰などしなくても十分なのだ。
「あっあっ・・やめてっ・・・ん〜!!」
絶妙なイングラムの手の動きで、腰に力が入らなくなり
イングラムに身体を預けようとした。
するとキャリコに前から押さえられ、
「アイン・・その程度でメロメロになってもらっては困る・・」
イングラムに囁かれたのとは違う反対の耳元で囁かれ、ゾクンと背筋が痺れた。
その様子が面白かったのか、2人は同時に耳穴を舐めてきた。
すると更にゾクゾクと背筋が痺れ喘ぎ声をもらす。
「ぁぁ・・・んっ」
イングラムは性器を扱きながらクォヴレーの右耳を、
キャリコは左耳を舐めながら自分の指をクォヴレーのある場所へ侵入させた。
「あぁ〜!!やっ・・やぁ!!」
細い2本の指で後孔を左右に開かれると中指が中へ進入してくる。
いつの間に濡らしたのか?
たっぷりと潤っているその指を後孔はなんなく飲み込んでいった。
緩やかに円を描くように少しずつ解していくと2本目を挿入した。
「ひっ!!」
「・・・痛くないだろ?アイン」
「ぁっぁっ・・やだぁ!!」
「何がいやなんだ?クォヴレー・・こんなに前も熱くなっているのに」
「ん〜!・・んぅ」
右耳を舐めていたイングラムはクォヴレーの頬にキスをした。
するとクォヴレーは切なげな目でイングラムの方へと顔を向けると、
小さな赤い舌を差し出した。
「・・・イングゥ・・・ちゅ〜して・・」
「フッ・・・了解した」
差し出された舌を唇で甘噛みすると、その舌を一気に自分の口の中へと招き入れた。
「んぅ・・んっ・・んっ」
宙ぶらりんだった両腕でイングラムの頭を掴むと
激しいキスに没頭する。
舌と舌の間に唾液の橋が出来る。
イングラムのキスに満足すると今度はキャリコに向った。
「ちゅ〜しよ?」
「ああ、わかった」
「んん〜っ・・・ふっ・・」
舌と舌の間に唾液の橋が出来る。
キャリコのキスに満足するとクォヴレーは下肢に与えられている
二つの刺激に意識を集中させた。
前と後の指の動きはますます激しくなる。
そういうことにまだなれていないクォヴレーはもうたまらなかった。
「あっ・・あっ・・」
「・・・イきたいか?」
「アイン・・イきたいのか?」
「ん〜・・・イ・・き・・た・・・!!」
クォヴレーはその時何故か我に返った!
「(な、なななな何をしているんだ!?オレは!!)
は〜な〜せ〜!!放せ!この変態バカ兄貴共!!」
「「放せ??」」
2人同時にクォヴレーの瞳を覗き込んだ。
その顔は面白げに笑っていた。
「・・・前からこんなに愛液を溢れさせておいて?」
「・・・後をこんなにグチャグチャにしておいて?」
そして2人同時に言う。
「「放せというのか?」」
「そうだ!放せ!!今までのは何かの間違いだ!!
今のはオレじゃない!!放せ!!」
「ほぉ・・・?」
「・・放せ、か・・くくく」
「何がおかしい!!?」
「「別に」」
いやらしく笑いながら自分を覗き込んでくる2人の兄に
クォヴレーは心底腹がたった!
そしてブンブン腕を振り回す!
「おっと・・・あぶないな・・仕方ない、イングラム」
「ああ・・腕は縛ってしまおうか・・」
「!!?」
中途半端に脱がされていた上の服で両腕を戒められてしまった。
でも、クォヴレーは負けなかった!
いつもいつも2人の兄のテクニックに負けてメロメロにされ
ズルズルと関係を結ぶのはいやだった。
今日こそ絶対に逃げてみせる!
「だいたいお前等!」
「「・・・なんだ??」」
「実の弟にこんなことをして恥ずかしくないのか!?」
「「別に?」」
「(!?)ヴィレッタやスペクトラに言いつけるぞ!」
「出来るものならば・・・」
「やってみろ・・・」
黒く微笑まれてクォヴレーはグッと一瞬ひるむ、が
「大体!お前達の攻め方はおかしいんだ!」
「・・・ほぉ?」
「どこがおかしいんだ?クォヴレー」
「前にいるキャリコが後ろで、
後にいるイングラムが前を弄るなんておかしい!普通は逆だろ!!?」
「・・・・逆?」
「・・こういうのに普通も何もないと思うが・・イングラム」
「ん?なんだキャリコ?」
「アインがそうお望みならばそうしてやるか?」
「・・・・そうだな」
2人は更に黒く微笑んだ・・・。
口は災いの元・・・クォヴレーは今言ったことを物凄く後悔した。
「あー!!あっあっ・・・ひっ・・・んぅ」
膝と腰をガクガクさせながらクォヴレーは必死にその場に立っている。
足を左右に大きく広げ、腕が縛られているのでどことなく不安定な格好で立っている。
クォヴレーは必死に良過ぎる快楽と戦っていた。
なぜならば・・・2人の兄は床に膝立ちになり、
クォヴレーに向って正面にいるキャリコは口の中に性器を含んでいた。
後ろにいるイングラムは指と舌を使って後孔をかき回している。
耐え切れない快楽の渦にクォヴレーはあられもない叫び声をあげ続ける。
「いやぁぁ!!やめっ・・・やめてっ・・お願・・・あっあっ!!」
キャリコは容赦なく性器を絞りあげる。
イングラムは前立腺を指でこすり、入り口を舌で刺激する。
クォヴレーは頭を大きく左右に振りながら快楽と戦う・・そして・・
「ひっ!あぁぁぁぁぁぁぁーー!!」
力なく床に膝立ちになるとクォヴレーは立ち上がった二人の兄を
涙の浮かんだ目で睨みつける。
しかし身体中にまだ甘い痺れが残っているので
睨んだ顔も色っぽく映ってしまう。
2人の兄その姿に生唾を飲むと急いで自分の前をくつろげはじめた。
「!!?」
その様子にクォヴレーは一気に目が覚めた。
床にしりもちをつき、頭を左右に振る。
「や・・だ・・やらないぞ!!」
「やらない?・・・クォヴレー・・」
「自分だけいい思いをするのは反則なのではないか?アイン」
「反則なものか!?」
「いいや、反則だぞ?クォヴレー」
「違う!!お前達が勝手にやったんだから反則なんかではない!」
「・・・まぁ、アインの意思は関係ないがな」
「まぁな・・・後もいい感じにほぐれているし・・それに」
「・・・それに・・なんだ?イングラム!キャリコ!!」
ギャンギャンとほえるクォヴレーに二人は嘲笑すると、
「「挿れてしまえばそのうち自分から腰を使い出すしな」」
2人に同時にそういわれ、クォヴレーは青くなった。
悪魔2人が近づいてくる・・・。
凶器をぶら下げて近づいてくる。
床にへたり込んでいるクォヴレーを膝立ちにさせると
1人は口に、もう1人は後孔にそれぞれの凶器をあてがった・・・
「(もうだめだ!!)」
・・・と、観念したその時・・・
「「ただいまー」」
「「「!!?」」」
2人の姉が帰ってきたようである。
天はクォヴレーに味方した!
「・・・ちっ」
「意外と早かったな」
この2人、2人の姉が怖いのか彼女等がいる時は決してクォヴレーに手を出さない。
イングラムはクォヴレーの腕の戒めを解く。
キャリコはクローゼットからクォヴレーの新しい洋服を出し着させた。
「「3人とも上にいるのー??」」
下階から2人の姉の声がする。
イングラムとキャリコは優しく微笑みながら、
「「・・・絶対に言うなよ?言ったら・・・今度は×××だからな」」
と、同時に言われた。
クォヴレーは恐ろしくなって夢中で首を縦に振った。
満足そうに二人の兄は微笑むと、下の階に向って
「「ああ、上にいる!」
と、2人の姉に答えた。
3Pです。
今回はまだまだぬるいですね!
3Pは基本的に
イング→ヴレ←キャリ的な
お話です。
次回は2本攻めの予定。
今回挿れてませんからね♪
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