画面を見ながら誰とナニをしていたのか?
真っ暗な画面からは証拠はつかめないが、
部屋に立ち込める独特の匂いでナニをしていたかは想像が出来る。
大股で少年に近寄ると、
小さな頭を掴み手加減無しに壁へと投げつけた。
悲鳴は声として出なかった。
けれどむき出しの下半身を大きく左右に広げ、
足の間に息づく蕾に怒張を当てたとき、
アインは悲痛な悲鳴をあげてキャリコの肩に噛み付くのだった。
〜暗い欲望〜
「(男湯の時間じゃなかったか?)」
人形とはいえシャワーの時間帯は男女で別れている。
キャリコはチラッと壁に貼られている時間表を確認してみたが、
今の時間帯はやはり「男」の時間であった。
しかし今、キャリコの目の前には少女がいる。
話したことはないが、数週間前スペクトラに紹介されて顔だけは知っていた。
少女は真っ直ぐにキャリコを見つめている。
いや、キャリコが見つめているから視線をそらすことが出来ないだけだろうか。
キャリコは目の前にいる少女バルシェムに興味はないが、
既に裸になっているので「男湯」の時間帯であっても引くべきだろう、
と考え、クルリと背を向けその場を去ろうとした。
けれど少女に声をかけられ足を止める。
「・・・入らないのか?」
少女の「声」にキャリコは驚いたからだ。
少女のはずなのにスペクトラより声が低かったのだ。
「(・・・まさか)」
キャリコはもう一度、今度はじっくりと少女の裸体を観察した。
少女であるならジロジロ見るのは失礼だろうと、
先ほどはよく見なかったのだ。
「(・・・胸の膨らみが・・・ない。・・・子供だからか・・?いや・・)」
少女の平たい胸を確認し、
さらに視線を下へ下降させていく。
・・・そしてキャリコは初めて少女の正体を知った。
「・・・あら、今まで気づかなかったの?」
書類を片手にスペクトラは面白そうに笑っていた。
「お前が連れているからそう思い込んでいたのだ」
「・・・成る程ね」
確かにスペクトラの部隊には女が多い。
そしてキャリコの部隊には男が多いのだ。
無論、少なからずそれぞれの部隊には異性もいるが・・・、
とにかくそんな事情があり、
スペクトラの紹介されたあのバルシェムは女だと思っていたのだ。
「目線の先に突起物を確認した時の俺の驚きがわかるか?」
「・・突起物って貴方・・・」
もっと他にいいようがあるでしょう?とスペクトラが睨むが、
キャリコは納得のいかない様子で頬杖をついている。
それからだった。
顔には出さないでいたが、
キャリコは自然と目でアインを追うようになっていた。
理由はわからない。
女と思っていたのに男であったから衝撃的だったのか?
いや・・・それよりキャリコに対し少しも物怖じせず真っ直ぐに見つめてきていた、
あの目が気に入ったのかもしれない。
同じクローンであってもみな隊長であるキャリコには恐れをなしているというのに、
アインは違った・・・・。
だから気になるのか・・・、それはまだ分からない。
けれどアインの行動を見ていると何故か落ち着くのだ。
あの細い身体を抱きしめてみたい・・・と何度も思うほどに。
そんな時だった。
スペクトラに任務の報告にきたアイン。
だが彼女は留守で変わりにキャリコが報告を受けたのだ。
しどろもどろに話すアインにキャリコは思わず襟を鷲づかみし、
アインを壁に叩きつけた。
「愚か者が!」
華奢な身体はズルズルと床にへたり込んだ。
そんなアインを抱き上げ、執務机の上に押し倒すと、
乱暴に服を引き裂きまだ腫れあがっていた後の蕾に容赦なく欲望を突き入れた。
「!!あぁぁぁぁーーー」
部屋中に響くアインの悲痛な悲鳴。
けれどキャリコは後から圧し掛かるように覆いかぶさり、
血がにじみ出てきている蕾を何度も何度も蹂躙していく。
「あっ・・・あぁぁ!!」
痛いからか・・、アインの目は涙が溜まっている。
繋がったまま今度は向かい合うように身体を反転させられ、
容赦なく身体を抉られていく。
キャリコは冷えた心のまま、涙が溜まっているその瞳に口付けると、
そのまま唇を首へ移動させ、強く吸い付いた。
「ひっ・・!」
クッキリとついた所有の印。
その痕に冷笑を浮かべ、キャリコはさらに首筋に吸い付いた。
鎖骨に吸い付き、赤く腫れている胸の飾りに噛み付けば、
アインの中に納まっている雄がキュッと締め付けられ、
快楽にキャリコの眉が歪んだ。
「あんな裏切り者に・・・渡すものか・・・!」
低い声でキャリコが唸る。
細い腰を抱えなおし、
小刻みにピストン運動を繰り返してアインに悲鳴をあげさせる。
キャリコの動きがより一層速度を増した。
アインはもう何も考えられなかった。
頭を左右にふり、口が半開きに開いている。
キャリコは開いた口に獣のように吸い付くと、
小さな舌を捉え激しく口付けた。
そしてアインが激しい突き上げにとうとう自身を弾けさせる。
「・・・・っ」
射精しているアインはきつい内部を更にギュウギュウ締め付け、
キャリコは思わず呻き声を出す。
そしてアインの射精が終わると、心地よい内部から自身を引き抜き、
机に押し倒していたアインの髪の毛を引っ張って起き上がらせた。
・・・そして・・・、
「ひぁっ!!」
アインの白い顔には白い液体がかけられていた。
ピンク色に染まった頬に白い液体はなんとも艶かしく、
キャリコは放ったばかりだというのに、
再び己が熱くなっていくのを感じていた。
顔に精液を浴びせられ、放心しているアインの顎を掴むと、
ドクドク脈打っている男根を小さな口へ無理やりねじ込んだ。
「ふ・・・うぅぅっ」
かけられた精液で目を開けられないアインは、
無理やり口の中を行き来する男根に咽そうになりながら、
眉を苦しげに寄せていた。
「・・・美味そうにしゃぶりおって・・アイン」
「んっ・・・んっ」
男根を頬張っているアインの頬を大きな手で包み込む。
「ふぅ・・うっ・・・」
「・・・裏切り者などに渡さない。
あの男の痕など残すことは許さない。
口も、孔も・・・隅々まで犯してやる・・・」
ニヤリと冷たく微笑むキャリコの声は、
咥えさせられた男根の苦しさにアインには聞こえていない。
キャリコは冷たく微笑んだまま髪を掴んで更に咽の奥まで性器を捻りこむと、
口の最奥で己の欲望を弾けさせたのだった。
そのあともキャリコは数回にわたってアインの口で愉しんだ。
やっと小さな口から男根が引き抜かれた時、
アインの口からは沢山の白い液体があふれ出してくるのだった。
口淫でグッタリしているアインを抱き上げ、
キャリコは自身の寝室へ持ち帰る。
・・・その晩、アインは声がかれても悲鳴をあげさせられ続けたのだった。
「一体誰と通信していたんだ・・?」
腕の中でグッタリと気絶しているアインを優しく抱きしめつつ、
通信履歴を追ってみる。
けれどアインもやはりバルシェムである。
痕跡は残らないように通信を行っていたようだ。
「次の任務の相手か・・・だが・・・」
アインはこの部屋で自慰をしていた。
それは間違いない。
この部屋に足を踏み入れた瞬間、あの独特の匂いがしたのだから。
だがそのまま端末を弄っていると、ある履歴を見つけたのだった。
とっさのことでアインも全部は消せきれなかったらしい。
噛まれた肩をさすりつつ、
腕の中で寝むるアインにニヤッと笑いかけた。
「・・・どうやら眠り姫は悪い魔法にかかっているらしい」
このまま上にばらして捕まえるのもいいが、
アインを奪った男をそんな簡単な方法で始末するのも面白くない。
「オリジネイターを仕留めるのはこの俺だ・・・・」
そう言い放ち、アインを抱く力を強めてキャリコは薄っすらと笑うのだった。
有り難うございました。
インアイなのにキャリアイですな!
でも必要な部分ですよね!
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