*イングラムに身体があって現実世界での話と思ってください*
イングラムとHするのは、嫌いじゃない・・・
いつも何も考えられなくなってしまうということは・・・
感じている証拠らしい(イングラムいわく)・・・
でも最近はHだけで終わってしまうことが多い・・・
たまには話がしたいのに・・・
そりゃ・・・Hの最中も話は(イングラムが一方的に)しているが・・・
オレが何も考えられなくなってしまうのが悪いらしいが・・・
でも、たまには・・・普通に話がしたい・・・
H抜きで・・・抱きしめて欲しい・・・
そう思うのは、オレのわがままなのだろうか・・・?
〜時にはH抜きで・・・〜
「・・っん・・・や・・・」
「クォヴレー?」
「待って・・・イング・・んんんっ」
何かを言おうとしているらしいが、すっぽりと腕の中に納まってしまう
小さな可愛い恋人に、おしゃべりはまた後でだ、と言わんばかりに
口づけを止めようとしない・・・。
「あ・・っふぁ・・・」
キスを止めて欲しくて、クォヴレーはいつものごとく彼の舌を噛もうとした、が
噛もうとした気配を察知されたのかイングラムは名残惜しそうに唇を離していった。
「はぁ・・・っ」
激しいキスを物語るように、彼の唇が離れる時つぅーとクォヴレーの口から顎に唾液がつたう。
その唾液をペロリと舐めあげまたキスを仕掛けようとする。
「・・・噛むなよ?」
噛んだら・・・お仕置きだ、と耳元で囁かれ身体が熱くなる。
しかし今日という今日はこのまま流されるわけにはいかない。
たまには他愛もないおしゃべりを、紅茶やお菓子を食べながら・・・
そういうことがしたいのに・・・!!
「だから・・・!ちょっとまっ・・・んむっ・・・」
ガリッ・・・!!
「つぅ・・・っ」
「はぁはぁ・・・っ・・・」
「・・・クォヴレー・・・あれほど・・・噛むなと・・・」
「っオレは・・・待ってくれと何回も頼んだだろ!?
無視するお前が悪い!!オレは悪くない!!」
舌を噛まれ少し不機嫌なオーラを放つイングラムに
少々逃げ腰ながらも必死で弁明するクォヴレー君。
しかし経験値の差か、人生経験の差か、ちょっとずつ自分から
離れようとするクォヴレーをあっという間にそばに引き寄せた。
やっとのおもいで距離を縮めたというのに・・・
何故毎回こうも簡単に・・・・
そう思いながら腹をたてていたとき、
クイッと顎に手をそえられ顔を上に上げさせられた。
「・・・いけない子だな?クォヴレー」
「あ・・・う・・・」
「お仕置・・・・」
「やだ!!」
『お仕置き』とイングラムが最後まで言い終わらないうちに
おもいっきり彼の胸に手をあてドンと押した。
しかしウエイトの差か・・・・一ミリすら動かなかった・・・・。
「・・・・・」
「・・・・・」
サァーと顔が青くなるクォヴレーはそのまま彼に腕を伸ばしたまま
固まってしまい手を引くのを忘れていた。
後悔先に立たず・・・あっと間に
その腕を片手で一つにまとめられてしまった。
「待って!!頼むから・・・!!話がしたいんだ!!」
「・・・話なんていつもしているだろう?」
「イングラムが・・一方的にだろ!?」
「・・・お前が俺の愛撫に感じすぎて真っ白になってしまうのがいけないんだろう?
もっと経験値を積まなければな・・・?協力してやるぞ?」
「!?(////)しなくていい!!そうじゃなくて普通に普通の話がしたいんだ!!」
「普通の?」
「そうだ!!紅茶飲みながら・・・お菓子食べながら・・・H抜きで!!
普通の会話を楽しんでみたいんだ!!た・ま・に・は!!」
「・・・それのドコが楽しいというのだ??」
「絶対楽しい!!Hするばかりが『恋人』じゃないだろ!?
それともお前はHしないとオレとは恋人じゃないとでも!?」
「・・・そんな事は・・・ないが・・・」
「ならたまにはH抜きもいいだろ!?」
「・・・そんなにやりたくないのか?」
「今日は!!」
「・・・・・・」
フゥーとため息をつきクォヴレーを力いっぱい抱きしめた。
「!!やっ・・・」
強行突破(?)されると思い身体を硬くさせるクォヴレー・・・
「・・・いいだろう」
「・・・え?」
「今日は・・・とことん・・・お前に付き合ってやる
(こう身体を硬くされていたのでは・・・流石に俺も手は出せん)」
「・・・本当に?」
「ああ。お前は結構頑固なところがあるから一度こうと言い出したら
諦めないだろうからな・・・今日はH抜きで・・普通の会話を楽しもう」
「有り難う!!」
よっぽど嬉しかったのか花のような笑顔を向けられる。
その顔を見た瞬間
「(・・・まぁ・・・いいか・・・喜んでいるし。たまには、な)」
しかし・・・直ぐにイングラムは後悔した。
クォヴレーの質問攻撃は・・・どれも今更と言う物ばかりだったから・・
「じゃあイングラムお前の歳は??」
「(今更・・・歳??)・・・25〜27位か・・・?たぶんな」
「好きな食べ物は??」
「・・・特にないな・・・といって嫌いな物も思い浮かばない・・・」
「・・・・好きな飲み物は??」
「・・・飲めれば・・・何でも・・・」
「好きなファッションは??」
「・・・・着られれば何でも・・・」
「イングラム」
「・・・ああ・・・」
「オレの言っていることちゃんと聞いているのか??」
「・・・ああ・・・」
「・・・オレのこと・・・好きか?」
「・・・ああ・・・」
「じゃあ、嫌いなのか?」
「・・・ああ・・・(ん?)」
「イングラム・・・」
「あ・・・いや・・・待て・・・!今のは!!」
「イングラムの馬鹿!!鬼畜!!うそつき!!色魔!!」
「クォ、クォヴレー・・・」
「今日はとことんオレに付き合ってくれる約束だろ!?
いっぱい話をする約束だろ??なのにずっと上の空で・・・!!バカッ!!」
堪忍袋が切れた(?)クォヴレーは手当たり次第に物を投げつけた。
「バカバカバカっ!!バーカ!!」
「痛っ・・・俺が・・・悪かった・・・悪かったから・・・」
「イングラムっ・・・!!」
「俺が悪かったから・・・物を投げるのはよせ!!」
「うるさい!!」
・・・・こうなってしまってはもうダメだ・・・。
自分が悪いのだが・・・しかし物があたると痛い・・・と
イングラムはクォヴレーに近づく・・・。
「お前なんか・・・!お前なんか!!アストラナガンに踏まれて死んでしまえ!!」
「・・・(流石に俺も・・アストラナガンに踏まれれば再びあの世行き間違いなしだがな・・)
落ち着け。俺が悪かった・・・クォヴレー」
「嘘つきっ・・・!!!んっ」
落ち着けようとクォヴレーにキスをした。
巧みなキスに・・・身体の力が抜けていく・・・
今度は花瓶を投げようとしていたので花瓶を手に持っていたが・・・
手に力が入らなくなり床に落ちた・・・・。
花瓶は・・・ガシャーンと大きく音を立てて・・・壊れた。
スッ・・・と唇を離れる・・・・
ウルウルと涙目になりながらクォヴレーは呟く・・・
「・・・うそつき・・・」
「ああ・・・そうだな・・・俺は嘘つきだ・・悪かった」
「もう・・・いい・・・」
「クォヴレー」
「やっぱりイングラムは・・・身体の関係がないと嫌なんだ」
「そんなことは、ない・・・」
「・・・・・」
「クォヴレー・・・今度はちゃんと聞くから・・
悪かった・・・・話をしよう・・・。」
「・・・無理しなくて・・・いい」
「無理などしていない・・・」
「・・・さっき上の空だったのにか?」
「(うっ)・・・さっきは、な。今度はちゃんと聞くから」
「・・・・・本当か?」
「ああ」
「・・・本当に?」
「本当に本当だ。・・・何の話がしたい?」
「!!本当だな??何でもいい!!なにか話を聞かせてくれ!!」
「・・・俺の話など楽しくないと思うが?」
「それでもいいんだ!!オレの知らないイングラムを聞かせて欲しい!!」
「わかった・・・」
「・・・・お前もいろいろ大変だったんだな・・・」
「まぁ、な。・・・だがそのおかげでリュウセイやライ、アヤにも出会えたし・・・
・・・・ヴィレッタという存在も生まれた。何より」
「?」
「お前に出会えたからな・・・クォヴレー・・・俺は返って良かったと思っている」
「・・・(////)あ・・・そう、か・・・」
「そうだ・・・俺は幸せ者だ」
「・・・オレも・・・ヴィレッタや・・・イングラムに会えて・・幸せ者だ・・・」
「クォヴレー・・・今日は本当にすまなかった」
「・・・もういい・・・許、す・・・イングラムのこと・・・好きだから・・・」
「有り難う・・・さて、今日はもう寝るか」
「ああ・・・」
「・・・お休みクォヴレー」
「お休み・・・あの・・イングラム・・・」
「うん?」
「明日は・・・いっぱいHしような」
「ぶっ」
「??どうした?」
「あ・・・いや・・(すごい殺し文句を・・)覚悟しておけよ??」
「(///)ああ・・・ほどほどで・・・たのむ・・・」
「了解、だ」
イングラムはクォヴレーの額にキスをし
そのまま抱きしめて眠った・・・・。
Hなしで眠るのはずいぶん久しぶりのことだった。
次の日、クォヴレーが散々啼かされたのは言うまでもない(笑)
どのくらい啼かされたのかというと・・・・次の次の日・・・ベッドから起きあがれないほど・・。
バカップル・・・・・。
イングラムってなんか人の話を上の空で聞いているイメージがあるんですよね・・・。
で、この意味のない駄文を作ってみました!!
そんでもって、とっても乙女なクォヴレー君。
たまにはこんなお話もいいんじゃないでしょうか?
え??ダメ???そうですか・・・
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