〜イングラムへの疑問・前編〜
口は災いの元だ・・・
「んっ・・・んんっ」
もう絶対に夢の中で見たことなど話さない・・!
「・・ぁぁ・・っ・・も・・赦・・して」
3時間前・・・・
朝8時、今日は学校もないので少しだけ寝坊してみた。
イングラムは昨日、夜間勤務だったのでどうせ起きるの遅いからな。
目覚ましがなり、オレは目を覚ます。
なんか変な夢を見てしまった。
あのイングラムが・・・
・・・ん?
・・・・息苦しいな?
眠気眼で自分の体を見おろすと、お腹に「誰かの腕」が巻きついている。
足には「誰かの足」が巻きついている。
首筋には「誰かの吐息」がかかってくる。
重いので少しだけ身じろぐとギュッと抱きしめられてしまった。
「・・・・ん」
少しだけ声を漏らすイングラム。
寝ているというのに・・・オレはその腕から逃げられない。
「(・・寝ているくせに力が適わないなんて・・どんな馬鹿力なんだ??)」
・・・ここはオレの部屋だ。
夜間勤務の日は帰ってくるのが朝方で、当然オレは寝ている。
イングラムも自分の部屋で寝ればいいのに、
何故かいつもオレのベッドに潜りこんできてオレを抱きしめて寝ている。
オレは顔だけイングラムの方へ向けた。
規則的な寝息をたてて眠っている。
少し長い髪の毛が数本彼の口の中に進入していたので、
なんだか笑いがこみ上げてしまった。
とってあげたいが、しっかりと抱きしめられているのでそれは不可能だ。
本当に1ミリも動くことが出来ないくらい力強く抱きしめられている。
学校がある日はなんとか引き剥がして下に下りるが、
当然イングラムは目を覚ましてしまう。
・・・なんでもオレのことを必ず送り出したいそうだ・・・。
疲れているだろうに・・・。
眠いだろうに・・・・でもそんなイングラムの気持ちが本当は嬉しいんだ。
・・・今日は学校ないからしばらくこのままでいよう・・。
窓から朝日が眩しい位に差し込んできて、外では鳥(スズメか?)が鳴いている。
・・・今日は洗濯日和だな。
目がさえてしまっているので寝ることが出来ない。
だからといってイングラムを起したくないので身動きが出来ない。
・・・そういえば・・・
今朝、変な夢見たな・・・
あのイングラムが・・・
「・・・・ん?・・・クォ・・ヴレー・・起きているのか?」
「!イングラム・・あぁ、起きている」
「・・そう、か・・・んっ」
「うわっ!」
突然首筋を生暖かいナニかに吸われた。
「イングラム!ビックリするだろ!?いきなり首にキスするな!」
「・・あぁ・・すま・・ない・・
目の前、に・・美味しそうな首筋、が、あったから・・つい・・」
まだ覚醒していないのか、イングラムは途切れ途切れに話す。
「つい、ではない!まったく・・・」
意識がある?ので腕の力は弱められた。
オレはイングラムに振り返ると、
「もう!本当に止めてくれ!・・心臓に悪い」
「・・・善処する」
コックリコックリしながら曖昧に返事をすると、
大きな手が後頭部にまわってくる。
オレの頭を固定するとイングラムの綺麗な顔がだんだんドアップになっていく。
「!!・・ちょ・・ま、待て!!」
・・・オレは慌てた。
いや・・確かに毎日といっていいほど「おはようのキス」を交わしているが・・
たまには心の準備というのをさせれくれ!!・・と言いたい。
「イン・・!待・・・・んんっ」
口をあけていたのが災いしたのか・・・
朝一番のキスはSEXの時にするような濃厚なキスだった。
「・・・ふぅ・・・んんぅ・・っ」
イングラムの口が離れる。
・・・オレの口端から零れてしまった2人の唾液をイングラムは舐めて綺麗にしてくれると、
「おはよう、今日もいい天気でなによりだな?クォヴレー」
「・・・そうだな」
濃厚なキスはオレの体から力を吸い取っていった。
・・・イングラムのキスは好きだが、朝からこんなに濃いのは正直止めて欲しい。
「・・・どうした?そんなに潤んだ目で俺を見つめて・・・
あぁ・・キスだけでは物足りないのか?」
「違う!!・・・ボーっとしてただけだ!もう起きる!!」
「今日、俺は休みだ」
「休み!?・・・・そうなのか?」
「あぁ・・だからベッドから出る必要はない」
ベッドから出る必要はない・・だと??
いったいどういう意味・・・
いや、そういう意味なんだろうが・・・
「・・・どうしてだ?」
意味はわかっているが聞かずにはいられない。
オレの質問に目を細めながら形のいい唇を動かす。
「・・・ご飯は俺が持ってきてやるから大丈夫だ」
「・・・・」
「昨日、風呂入ったんだろ?」
「・・・入った」
「じゃ、それも問題ないな・・俺も入っておいたから」
「・・・・ふーん」
「あとはトイレか・・・最中に行きたくなられても困るし・・よし、今すぐ行って来い」
「・・・何故トイレに行くのにお前に命令されなければならない?オレは行きたい時に行く」
「・・・俺はそれでもかまわないが・・・」
そこまで言うとイングラムは黒く・・そして素敵な笑顔をオレに向けてきた。
「始めてから俺の1回が終わるまでは懇願しても行かせてやらないぞ?」
「!!?」
「・・・今のうちに行っておくことをお勧めする・・今は・・10時か・・・
次にトイレにいけるのは12時ごろになるが、我慢できるのか?」
「・・・お前は1回に2時間もかかるのか?」
「クォヴレーの体を熱くするのに1時間・・・」
「・・・・!」
「クォヴレーが俺に奉仕するのが・・約30分」
「・・・・!!」
「1回目はそんなにもたないから挿入して30分・・合計2時間だな」
・・・30分ももてば十分だろ・・・
デカイから入っているときついんだ!と叫んでしまいたい。
「オレはまだヤルとは言っていないぞ?」
「・・・逃げるのならば今すぐ押し倒す・・力では適わないのは十分にわかっているだろ?」
「十分すぎるほどにな!」
「と、いうことはお前はトイレにいけないということになる・・・
フフフ・・・辛いだろうなぁ?・・俺は別にかまわないぞ?
尿意と快楽の狭間を彷徨うお前も可愛いだろうから見てみたいしな」
いつも思うのだが、イングラムは絶対変態だよな?
・・・はぁ・・・
仕方ない・・トイレにいってこよう・・・。
・・・ついでにもう1回シャワーも浴びてこよう・・・。
トイレとシャワーをすませ自分の部屋へ帰ってくると、部屋にイイ匂いが充満していた。
「あぁ・・戻ってきたか」
「それなんだ??」
「お腹がすいては戦は出来ないだろ?少しだけ腹に入れておこうと思ってな」
SEXは戦争か??
イングラムはオレにクロワッサンとコーンスープを手渡してきた。
・・・コーンスープは彼の手作りらしい。
相変わらず手早いな・・・。
おまけに・・・
「あ!美味い」
「どうもありがとう・・・流石にパンは手作りできなかったがな」
ウインクしながら冗談交じりにいう彼。
・・・お前ならできるんじゃないか?・・と思わず言いそうになった。
ほのぼのした時間が過ぎていく・・。
あと数分もすると、淫らで官能的な時間が始まるとは思えない。
オレはクロワッサンを一口サイズにちぎると、フと今朝見た夢のことを思い出した。
「・・・イングラム」
「ん?」
「・・は、本当は受けなのか?」
「ぶほっ!!」
オレはなにか変なことを言ったのだろうか?
イングラムは苦しそうに咳き込んでいる。
「げほっ・・・ごほんっ・・・い(いきなり)・・な(何を言い出すんだ)!?」
「?????」
イングラムが落ち着くのを待ってオレは今朝見た夢の内容を話し始めた。
「今朝、夢を見たんだ」
「夢??」
「イングラムと・・その・・・」
「俺と??」
「ユーゼス・・叔父様・・が」
「ユーゼス叔父が??」
「・・・なんか、その・・・机の上で・・」
「・・机??」
「・・だから・・・イングラムが・・下で・・」
「????」
「イングラム・・下、何も履いてなくて・・」
「・・・・・・」
「でも、叔父様、は・・その・・ズボンのファスナーが降りているだけで」
「・・・・・」
「2人は・・下半身を擦り合わせていたんだ!!」
なんだか、しどろもどろになってしまったが・・言いたいことはいえた・・筈だ。
・・・イングラムは目を大きく見開いてオレを見つめている。
数秒の沈黙の後、素っ頓狂な声をあげる彼。
「は?」
「・・・あれ、多分SEX・・だと思うんだ・・イングラムは・・そう・・20歳くらいで・・」
「・・・・・」
「オレみたいに・・喘いでいて・・『イイ』とか・・『もっと』とか言ってたから、
多分イングラムが受けていた・・んだと思う」
イングラムはオレと10歳以上歳が違うから
当然オレ以外の誰かと『経験』があっても不思議ではない。
気分的にはあまり嬉しくないが・・仕方のないことだ。
だが・・・
顔を上げるとイングラムはバツの悪そうな顔をして困ったように笑っている。
「・・・過去を夢見ることなんて本当にあるんだな」
「・・・過去!?・・じゃあ・・!!」
「あぁ・・それは俺が18歳の時の・・・」
「やっぱりイングラムは本当は受けなんだな!?」
やはり本当のことだったんだ!
あのイングラムが押し倒されてオレみたいに喘いでいたんだ!
「・・お前の驚くべき点はそこなのか?」
「え??」
今度は引きつった顔で笑っているイングラム・・・???
「イングラム・・一つ聞きたいんだが?」
「なんだ?」
「本当は受けなのに・・オレの時は・・入れて・・その・・」
「??」
「・・・大丈夫なのか??」
「・・・何がだ??」
「イングラム、は、本当は入れられるのが好きなんじゃないのか??」
「・・・・・」
「なのに・・オレに入れて・・・その・・・気持ちいい?」
「クォヴレー・・・」
「?」
「お前・・本当は入れたいのか?」
「え?!・・いや・・・その・・」
そう切り返されるとは思っていなかった。
入れる・・・?
イングラムに???
・・・想像できない・・
どうやって組み敷けばいいんだ???
オレは改めてイングラムを見つめる。
広い胸・・・大きな腕・・・
オレは・・・オレは・・・やはり・・・
「イングラム・・オレは・・・!?」
ベッドの上で食事していたのがまずかった!
急に視界に天井が映り、
食べかけのクロワッサンが床に落ちる。
幸いコーンスープはテーブルの上だったので難を逃れたが・・・
「・・・入れたいか?クォヴレー」
「・・いや・・その・・・」
上に圧し掛かられ、両腕を力強い手で押さえつけられる。
「男の子だものな・・・そういう『欲望』があってもおかしいことじゃない」
ニヤッと黒い微笑で見下ろされると背筋に冷たいものが・・・
あの顔をしている時はとんでもなく意地悪なことをしてくるんだ。
オレの上から下りると、
「ちょっと待っていろ・・・」
「え??」
そういうと、イングラムは部屋を出て行った。
数分後・・・
手に何かを持って戻ってきた。
「何を持っているんだ??」
イングラムはニヤッと笑うだけで何も答えない。
よく見ると、『何か』の他にネクタイも持っている・・・。
ネクタイ・・・
ネクタイなど何に使うんだ?
・・考えるまでもないよな・・・。
・・・逃げよう。
ニヤッと笑うイングラムに、ヘヘッと笑い返すとすばやくベッドから立ち上がりドアへ急ぐ!
部屋の真ん中辺りまで歩いてきているイングラム。
よし!部屋の隅っこを走っていけば捕まらない!!
その時・・・
「逃げたら腕だけでなく根本も縛る・・!」
ボソッとだった。
本当にボソッとだったが・・本能の危機感覚というのは恐ろしいもので、
オレは聞き逃すことなく、はっきりと聞くことが出来た。
振り向くと更に黒く微笑んでニヤリと口の端がゆっくりと上がった。
・・・逃げるのは・・・やめよう・・・。
オレはベッドに戻り、イングラムに両手首を差し出す。
イングラムもベッドに腰を下ろすと、
「・・・いい子だな」
シュルッとネクタイが手首に絡みつきオレの自由を奪っていく。
ああ・・・最近は拘束プレイはなかったのに・・・
何が彼の逆鱗?に触れたんだ・・・?
・・・やっぱり・・・あの夢か??
「・・・!?あっ」
腕の自由を奪われると同時にベッドに押し倒される。
「クォヴレー」
「・・・何だ?」
「一つ、言っておく」
「?」
「後にも先にも、俺とユーゼス叔父が関係を持ったのは1回だけだ」
「・・・え?」
「どんなものか興味があったからな・・そういうお年頃だったんだ」
「・・・お年頃・・・」
「つまり、受けたのは1回だけだ」
「!!そうなのか!?・・・へぇ・・・?」
1回だけであんなに喘いだのか??
・・・ふーん・・・・?
と、その時下半身がスースーしだした。
「!!うわっ!いつの間に!!」
イングラムとユーゼス叔父様のことを考えていたら、
下をスッポンポンにされてしまった。
オレは反射的に足を閉じる。
だが、イングラムに左右に開かされてしまった。
相変わらずイングラムは黒く笑っていて・・・
うぅ・・・今回はいっぱい苛められそうな予感、大だ!
パチンっ・・とボトルのようなモノをあけ、自分の手に馴染ませるイングラム。
どうやら専用のローションらしい。
そしてローションで潤った手をオレの性器へと・・・
「んっ・・・!」
彼の体温で温まったローションは丁度いい温度になっていて、
イングラムが上下に『オレ』を扱くたび滑ついたローションが気持ちよかった。
瞬く間に硬く大きくなっていくオレの分身。
「ふっ・・・んんっ」
あらかた成長すると、今度は性器に直接ローションを垂れ流し始めた。
「冷っ・・!」
「熱くなっているから気持ちがいいだろう?」
「・・・ぅっ・・・んっ」
「・・こんなものか・・?」
「・・・・?」
扱いていた手の動きを止められてしまった。
ジンジンとはしたなく疼くオレの下半身の熱。
・・もっと触って欲しい。
イングラムはゴソゴソと何かを取り出した。
さっき持ってきたモノを箱から取り出しているらしい。
「クォヴレー・・今日は挿入感覚を味わわせてやろう・・!」
「・・・ふぇ?」
箱からなにやら筒状?のようなものが出てきた。
「・・・それ?」
「これはオナ○ールという」
「オ○ホール??」
イングラムはオレの耳元に口を近づけると、
「男がオ○ニーする時に使う道具、だ」
「!!?」
オレはイングラムの方に顔を向ける。
頬に軽くキスされると、
「ココに、男の性器を入れ、出し入れをする・・・」
「・・・・性器を?」
「コレは女性器をかたどった物だ・・・挿入感覚が味わえるらしい」
「女性器?」
「・・・お前でいうと、いつも俺を飲み込んでいる後のお口の代わりをしてくれる道具だ」
「!!?」
世の中にはそんなモノがあるのか!?
・・・いや、それよりなにより・・
「な、なんで持ってるんだ!?」
「俺が買ったわけではない・・送られてきたんだ」
「誰からだ??」
「・・・ユーゼス」
「えぇぇ!?」
「そろそろクォヴレーも興味を持ち始める年齢だろうから、と、送ってよこした」
・・・そんなもの送ってよこすだなんて・・・
オレの血縁者に『まとも』な人間はいないのか??
「お前は俺と性交をしているからこんなもの必要ないと思ってそのままにしておいた。
まさか役に立つ日がくるとはな・・・」
クックッ・・と咽で笑うと、悪魔の微笑で俺を見下ろしてくる悪魔な俺の恋人。
「さぁ・・?初めての挿入だ・・乱れ狂え」
「!!?」
オレは無意識にベッドの上へと逃げていく。
だが、足首をつかまれその動きは無駄に終わった。
「あぁ・・どうせだからゴムもつけてみるか?」
「・・・!!」
「ちなみにゴムはシヴァー叔父がよく送ってくる・・」
!!?・・・やはりオレの血縁者には『まとも』はいないらしい。
「んんぅっ」
なれた手つきでオレの分身に服を着せたイングラム。
そして問題のソレが、オレのそそり立つ性器にあてがわれる。
「んっ・・・」
先端が締め付けられる。
「ふぁ・・?」
ゆっくりとソレはオレの性器を飲み込んでいく。
「くぅ・・・っ」
全てを飲み込まれると、イングラムはゆっくりと上下に動かし始めた。
「まるで騎乗位だな・・・」
恥ずかしい音が部屋を支配していく。
少しづつ・・けれども確実に成長していく『オレ』
だが・・だが・・・こんなのは・・・
縛られた腕がもどかしい。
「気持ちいいか?」
ソレの動きがだんだん早くなる。
「ぁぁっ・・・」
縛られた腕がもどかしい・・・
「どうなんだ?・・・クォヴレー」
「・・・んっ・・・いい・・」
ズチュンッ・・とソレが力強く落とされた。
「あぁぁぁ!!」
イングラムの顔はもう笑っていなかった・・・。
「そうか・・・気持ちが・・いいのか・・」
そう、確かに気持ちがいい・・・
気持ちいいけど・・・
何かが違う・・・
相変わらずソレは激しく動かされていく。
縛られた腕がもどかしい。
縛られてさえいなければ・・・
今すぐオレの性器を犯している道具をなぎ払いイングラムに抱きつけるのに・・・
「ぁっ・・・ぁぁっ」
何故こんな目にあっているんだ・・・?
夢だ・・・あの、夢のせいだ・・・。
口は災いの元だ・・・
「んっ・・・んんっ」
もう絶対に夢の中で見たことなど話さない・・!
「・・ぁぁ・・っ・・も・・赦・・して」
「・・・気持ちがいいんだろ?このままイけ!」
「やだっ・・やだぁぁ!!・・こんな・・違・・・っ」
「何が違う?お前はさっきから淫らな声をあげているではないか?
気持ちがいい、とも言っていたしな?」
こんなのは違う!
体だけ気持ちよくなっても虚しいだけだ!
そう叫びたいのに・・・!
口から出るのは嬌声だけ・・・。
「嫌だ!イングラム・・・!も・・やめっ・・・あっ?」
その時、腕のネクタイが解けた。
珍しい・・・いつもは引っ張っても解けないのに・・・
オレはこのチャンスに懇親の力を振絞りベッドから起き上がった。
突然のことに不意打ちだったのかイングラムの動きが止まる。
「こんなの・・ちがうんだ!」
「クォ・・ヴレー・・・?うっ」
イングラムを体当たりするように押し倒すと、素早く彼の性器に手を這わせた。
ズボンの上から・・ゆっくりと・・・
「・・・っ・・クォヴレー」
ファスナーを下ろしていく。
「体だけ気持ちがよくなっても・・だめだろ?」
「・・・・!」
「・・イングラム・・欲しい・・」
「・・・・クォ・・くっ」
「オレは・・入れるより・・入れられたい・・!イングラムだけに!!」
さっき言えなかったことをやっと言うことが出来た。
イングラムは目を細めると、
オレの後頭部に手を添え、ゆっくりとそこへ導きはじめた。
続きます。
次はただやっているだけです・・・多分。
インヴレ部屋へもどる
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