ベッドライトに薄暗く照らされた二つの素肌。
汗で妖しく光っているのはおそらく情交を終えた直後だからであろう。
アインは身体の中に入っている男根が力を失い外に出て行く感じを
全身ブルリと震わせてその余韻に浸っている。
閉じていた目をうっすら開けると目の前に切れ長の瞳。
睦言の時に意地悪を吐く唇がそっと瞼に口付けられ直ぐに離れていく。
筋肉はついているけれどもバルシェムにしては華奢なその腕を、
今まで自分を苛んでいた相手の首に回しキスをねだった。
キャリコはクスッと笑ってその求めに応じキスを与える。
・・・・今夜もそんないつもの情事であった。
〜ぷるぷるサイズ〜
お互いが放ったモノでベタベタな体を背後から優しく拭われる。
当初は恥ずかしくてくすぐったくて必死で抵抗していたが、
今ではその行為を至って普通に受けている。
戦闘時には無表情に次々と敵を蹴散らしていく冷徹な隊長も、
この時ばかりは普段以上に優しさを見せ、
至れりつくせりで最初は本当に困惑したものだった。
けれど今は熱いタオルで全身を綺麗にしてくれる行為そのものが嬉しく感じられる。
「・・・・・ん」
タオルが尻の狭間にあてがわれ指で左右に開かれれば、
そこから愛された証がたっぷりと流れ出てきて、
アインは切ない表情をする。
「どうした?」
「・・・・折角の印を直ぐに出してしまうのは少し切ない」
「印?」
「キャリコに愛されたと云う印だ。
中にある時は、その時だけはキャリコはオレのものだと実感できる」
「綺麗に掻き出してしまっても事実は変わらないだろう?」
そう言いながら、そっと後孔のふちを指の腹で撫でられた。
「・・・・・ぁっ」
「掻き出してしまってもココはまだ俺の形を保っている。」
「い、言うな・・・!」
「あんなに慎ましやかだったのに今では・・・・・」
「んぅっ!」
「・・・・アイン」
背後からヤラシイオーラを感じる。
チラリと目だけを後にやれば獰猛な色に瞳は光っていた。
キャリコに抱かれるのは好きだが、
既に今夜は2回も受け入れていたのでアインは小さく頭を左右に振る。
「無理・・・も、無理だ」
愛しすぎている証拠、と、キャリコの抱き方はいつも激しい。
2回3回と挑まれると体力が直ぐに限界を迎えてしまうのだ。
「無理?」
「ひぁっ!!」
指一本、キャリコは後孔にズプッといれ軽く上下に動かしてみた。
するとアインのソコは物欲しげに開いたり閉じたりを繰り返すのだった。
「ココ、は、まだまだ食べられそうだが・・・」
「んっ・・・んっ・・・無理、だ・・・お願い、だ・・ぬ、抜いてくれ」
「こんなに美味しそうに食べているのに、か?」
「無理・・無理だ・・・キャリコ・・!」
背後からクスクスわらうキャリコの声が聞こえてくる。
萎えていたはずの凶器の高ぶりを尻の狭間で感じアインは身震いをした。
「い、嫌だ・・・!無理だ・・・!!」
「アイン、アイン。分かるだろ・・・?
お前が可愛らしいことを言って可愛らしくココをヒクつかせ、
潤んだ目で俺を見てくるから・・・・また張りつめてしまった。
・・・責任、とってくれるだろう?」
「でも、無理なものは無理なんだ。明日も・・・任、務。」
『任務』に、その言葉にキャリコが息を呑むのが分かった。
バルシェムにとって『恋』よりも『愛』よりも大切なもの。
『任務』を捨ててしまえば、こうして愛し合うことも出来なくなってしまうのだから。
「任務、失敗・・・許されない・・・だから、無理・・」
「そうだ・・・そうだったな・・・・」
四つん這いの状態でシーツを掴み体を小刻みに震わせているアイン。
後孔に滾った肉棒を感じ、アインの体も本当は再び欲しているのだ。
キャリコはそんなアインの体を反転させ向かい合わせに座らせると、
細長い指を薄く開かれた小さな口の中へ持っていった。
「ならココ、で」
「・・・・んぅ?」
「ココ、で・・・楽しもう、お互いもう一度。」
「・・・・・ふ」
「ココで互いを愛そう・・・もう一度」
「・・・・っ」
俗に言われている『シックスナイン』をやろう、と言われているのは理解できた。
確かにアレなら身体の負担が幾分か少ないし、火照った体を沈められる。
だがアインはアレが苦手であった。
「んー・・・んっ・・・ふっ」
出来ないと、頭を左右に振ったがそれを聞き入れてくれる情人ではない。
一瞬のうちに黒い微笑を浮かべ、
次の・・・瞬間にはその逞しい体の上にまたがされていた。
当然自分の目の先には滾ったキャリコの凶器、
そしてキャリコの口の元には自分の半立ちの性器。
「うぅ・・・」
腰を支えられ逃げられないように押さえられてしまってはもう従うしかない。
悔しいことに腕力ではまったく適わないのだから。
根にもと手を添え、先端に唇をよせながらアインは文句を言った。
「無理だと言ったのに・・・顎が外れるんだ・・・
ただでさえ、『クイーンサイズ』だというのに・・・・」
「!!?」
だがアインのその一言にドクンッと脈打ち、キャリコのソレは完全に勃った。
「!!うわっ!!いきなり完勃ちになった????」
「・・・・アイン」
フゥー・・・と、アインの性器に吐息をふきかける。
すると『咥えろ』という合図に取ったのか、
けれども吐息でアインは全身の力が抜けてしまったのか、
ヘニャっとなり完全に勃起してしまっているキャリコの性器に舌を這わせ始めた。
「っ・・・今、なんと言った?」
「・・・ふぁ・・??」
擽るようにチロチロ舐められているので、
アインは腰をモゾモゾ動かしながら懸命に舐めている。
「何と・・・言ったんだ?」
「んっ・・・?」
「・・・っ・・・・『クイーン・・・サイズ』と、言わなかったか?」
「んむ・・?・・・・んぅ???」
根元を手で扱きながら頭を上下させる。
その間にキャリコの質問に『そうだ』と肯定の返事を返すのだった。
「フ・・・フフ・・・・」
「ん?・・・んーーーー!!??」
すると突如キャリコは激しく腰を上下させ己の欲望をアインの口に向けて放った。
「っ・・・ふぁ・・・っ」
突然のことで身動きの取れなかったアインは、
白濁を飲み込むことも出来ず顔で受け止めてしまう。
そして顔で受け止めた余韻に浸るまもなく、
今度は自分の性器を奥まで咥えられ、キャリコの上で身悶えた。
「あぁっ・・・あ、・・・くっ・・・んっ・・」
受け入れてくれる口の温もりが心地いい。
アインは必死に腰を上下させ、キャリコの舌の動きにあわせ快楽を求めていく。
「・・・っ、あっ・・・出・・・る・・っ・・ふ、んぅ!!」
だが、欲望を開放することは出来なかった。
「ひっ!!」
いつもの如く、キャリコの根を握られ阻まれたのだ。
薄暗い部屋にアインの悲鳴とベッドが激しく揺れる音が響いた。
「い・・・あっ・・・!!何で・・・いやだ!!」
「フフ・・・可愛いことをいって俺に火をつけた罰だ」
「な、なにを・・・言って・・・やっ・・・!!」
キャリコはアインの下から抜けると、素早く組み敷いて足の間に入り込む。
そして足を抱え上げ一気にアインを貫くのだった。
・・・根を縛めたまま。
「あっ・・あーー!!」
薄暗い部屋に再びアインの悲鳴が響いた。
「ギチギチだな・・・、っ・・ふっ・・・」
アインは開放できない切なさと、一気に貫かれた苦しさで眉を寄せている。
「ギチギチ・・だが・・・・アイン」
「・・・う・・うぅ・・・」
「・・・動くぞ・・・?」
「あっ・・・!」
まだ動かれるには早かった。
アインは懸命にやめてくれと訴えるがそれを聞いてくれる相手ではない。
「動くな・・・動いたら・・・いや、だ・・あ、あぁっ・・」
「・・っ、・・・あぁ・・ギチギチだ・・ギチギチ・・だが・・気持いいぞ」
「・・・っ・・・ギチ・・ギチ・・・なの、は・・・はっ・・あっ・・」
「・・・ん?・・・っ」
「お前が・・クイーンサイズだから・・・あっ、んーーー!!」
ギッと獰猛に目が光ったかと思うと、キャリコは容赦なく腰を使い始める。
もう手加減などしていられない、そんな様子だ。
キャリコにしては珍しく余裕がないように感じられる。
「あっ・・いやだ・・・いや、だぁ・・!
いつもより・・・大きく・・なっ・・・スピード・・早・・・!」
「・・・お前、が・・・可愛いこと・・・いうからだろ・・?」
正面から貫いていたアインを自身を挿入したままクルリと反転させ
背後から再び容赦なく突き上げていく。
「キャ、リ・・・もっと・・ゆっく・・・り・・・」
「アイン・・・俺の・・・クイーンサイズ、か・・・?」
「・・・っ・・・んっ・・んっんっ」
「アイン・・?」
激しい腰使いに翻弄されながらもアインは夢中で頷いた。
キャリコのモノは普段でもクイーンサイズだが、
興奮している今はそれ以上にクイーンサイズだ。
「クイー・・ン、サイズ・・あっ・・ふ・・・うぅ・・・っ」
「気持ち、イイ、か?・・ッ・・クイーン・・サイズ、は・・」
「いい・・・クイーンサイズ・・・好き・・・あぁ・・っ」
「そうか・・・」
「は、・・・っ・・・あぁぁぁっ」
「くっ」
三度目のアインの悲鳴。
三度目は喜びの悲鳴であった。
キャリコの手が中心に伸びてきて、震える性器の先を刺激したのだ。
一度射精を抑えられていたアインはあっというまに欲望を解き放った。
締め付けられイきそうになるがキャリコはそれを我慢し、
アインの吐精が終わると汗を流しながらフゥ・・・と息をつく。
「・・・いっぱい出たな・・・何度か出しているのに、濃い」
「・・・うるさい!我慢した上、クイーンサイズで擦られたからだ!」
「・・・クイーンサイズで、な」
「ひっ」
フフ、という笑い声と共に止まっていた律動が再開される。
吐精で萎えていたアインの性器も握られたまままた扱かれ始めた。
「キャリ・・・!もう・・本当に・・・無理・・・」
「無理じゃない・・・その証拠に俺の手の平サイズのココがその気になっている」
「なっ!!」
アインは全身を真っ赤にさせた。
確かにキャリコに比べたらみすぼらしいが、アインは至って標準サイズなのだから。
「オレは普通だ!!お前みたいなクイーンサイズが珍しいんだ!!」
「くっくっ・・・クイーンサイズ、な・・・・アイン、いい事を教えようか?」
「・・いい・・こ、と・・・?」
「普通、男のコレは・・・キングサイズと言うんだぞ?」
「え?・・・ひぃう!!」
「クイーン、は女の総称だろ?男のコレには似つかわしくない」
「あっ・・・あぁっ・・・・」
腰を緩く動かされ、そのスピードと同じように性器を弄られる。
「ああ、アイン・・・シンデレラサイズのお前のココがミドルサイズになってきた」
「な!なななな!!」
「フフ・・・だが男のコレはシンデレラ、でなくスモールが正しいのかな?」
「う、うるさい!!だから・・オレは・・普通・・・ひっ・・」
腰がゆれ身体が小刻みに震える。
何度も欲望を吐き出しているのにアインの性器の先端からは
トロトロ気持ちのいい証が溢れては、キャリコの手によって卑猥な音を奏でていた。
「普通?・・・まぁ、こうやって兆してくればやっと普通の男の兆していないときのサイズか?」
「!!??・・うっ」
キャリコは低いうめき声を出してしまう。
挿っている孔が急激に絞まり、快感を搾り取ろうと動いたからだ。
「そんなに・・絞めるな・・・搾り取る気か?」
「は・・・あ・・お前が・・お前が・・いやらしい意地悪、言うから・・・!!」
「だから・・・無意識に、ココがキュッ・・・っとなった、わけか・・」
「オレは・・・オレは・・普通だ!」
「別に・・小さくて・・・もかまわんだろ・・・?お前は・・・俺以外と、寝ないのだから」
「キャリ・・・・!あ、あぁ・・・」
グリン、と腰が勢いよく回転させそのまま一気に突き上げた。
甲高い悲鳴を上げてアインは逃れようともがいたが腰を両手で掴まれ引き戻されては、
何度も何度も力強く突き上げられる。
支えを失ったアインの性器はアテもなくブルブル宙を彷徨っては、
快楽の蜜を飛び散らせている。
「キャリコ・・!イ・・く・・・触っ・・・あぁ!」
「アイン・・・このまま、・・・っ、俺で・・・イけ」
「嫌だ!!」
キャリコは膝立ちになるとそのままアインも起こし膝立ちにさせる。
そしてそのままスピードを落すことなくアインを征服していく。
「あっ・・あっ・・・!!」
「アイン・・・可愛らしく・・だが男らしく・・勃ち上がっているな。
・・・・先からはいやらしい・・・涎を零して・・・・、
俺を食べている・・ココ、は・・美味しい、とキュウキュウ・・・絞まっている」
「う・・・うぅ、るさい・・・ひっ・・・ん、く」
「可愛い、アイン・・・一つ・・・訂正しよう。
お前は・・・シンデレラサイズでは、ない」
「あ、く・・・当たり前だ・・・オレ、は・・・普・・・通・・」
小さい、小さい、といつもからかわれているアイン。
だが今夜、やっとキャリコがそうではないと認めたのだ。
アインはそれが嬉しくて体から力を抜き、全てをキャリコに任せようとした、
・・・・・・・・だが・・・・・、
「お前は・・・プルプル・・サイズ、だ」
「!!?・・・なっ?・・・あぁぁ」
「毎回・・毎回・・・イきたくて・・たまらなくて・・・プルプル震えている、
・・・・こんな風に」
するとまたもやキャリコはアインの性器の根を握り、
今にも爆ぜそうな欲望の流れを押さえ込むのだった。
当然アインは苦しさに悲鳴をあげて押さえ込んでいるキャリコの腕を
叩いたりして訴えるが、叩けば叩くほど縛める力は強くなっていく。
「ほぅら・・・、こうして我慢させるとプルプル震え始める」
「!????」
「イきたい、イきたい、気持ちよくして、とお願いしている」
「そんな・・こと、なっ・・・・」
「コレは・・・体中のどこよりも・・・正直だ・・・フフ・・」
背後から聞こえるキャリコの笑い声。
悔しさに、苦しさに瞑っていた目をゆっくり開き、アインは自分の下半身を見た。
キャリコによって開放を阻まれている性器は真っ赤に売れており、所々に血管が見える。
そして先からはトプッと液が時折漏れ、・・・そしてプルプル震えていた。
そんな卑猥な自分の姿を見てしまえばもう羞恥心もプライドも消え去ってしまう。
「キャリコ・・・」
舌足らずに愛しい男の名を呼んだ。
「イきたい・・・ぷるぷる・・苦しい・・・キャリコ・・・」
「プルプルサイズは・・苦しいのか?」
「ぷるぷるサイズ・・・苦しい・・・・早く、気持いい、でぷるぷるさせて欲しい」
「・・・気持いい、でもプルプルなのか?」
「ぷるぷる・・・気持ちいいい・・・体・・・ぷるぷる」
「ああ、・・そういうことか」
つまりアインは気持ちよくなると身体がぷるぷる震える、と言いたいようだ。
理性をすべて殴り捨てたアインは素直でいつもより可愛らしくなる。
そして限界の近いアインは孔をギュウギュウ締め付けてくるのだ。
キャリコはしばらくその締め付けを楽しくむように緩く体を揺らしていた、が、
「・・・キャリコ、も・・、やだぁ・・」
と、すすり泣くアインの声に、わかった、と小さく呟き、
阻んでいた根元の戒めを開放するのだった。
途端、アインはこれ以上ないほど孔を締め付けキャリコ自身のの開放も促す
キャリコは体をブルリ、と、アインは体をプルプルさせて全てを解き放ったのだった。
その後アインはベッドに倒れこんだ。
そんなアインをキャリコは温かいタオルで全身を拭いきれいにしていくのだが、
時折、感じやすい部分を拭うとアインのある場所がプルプル震え、
思わず噴出してしまうのだった。
「・・・本当にどこもかしこも性感帯で・・・仕込みがいがあるというか・・・」
因みに後始末の際、どこが震えているのかというと・・・・、
それはキャリコにさんざん弄られてプクンと赤くはれている、
乳首に他ならない。
「(今度は乳首のプルプルで苛め・・・いや、可愛がる・・いや、愛そう)」
もちろん気絶するように眠りについたアインには、
そんな黒いキャリコの考えなど知りようもない。
はい、反省。
ただエロがかきたかっただけです。
もどる
|