「・・・ぁっ・・・っ」
ギシッ・・・とベッドが軋む。
今だ目を覚まさないクォヴレーのペニスを丁寧に舐め扱きながら、
キャリコはひたすら目を覚ますのを待った。
時折漏れる、切なげに悶える声はキャリコの官能を誘う。
「・・・ふぅ・・・うっ」
〜True Dream4〜
クォヴレーは頭がフワフワしていた。
心地よい何かが身体中をまさぐり、自分の体を熱くしていく。
首筋に甘い痺れるような感覚が襲ってきたかと思うと、
胸にある小さな膨らみに生暖かい何かが這い、背筋が痺れていく。
少しだけ強引に膝を割られ、
生暖かい何かが足の中央にある、ある部分に触れた。
足を閉じてしまいたいほどの強烈な何かが全身を駆け巡り、
プライドも何もかも捨てて嬌声をあげたかった。
この感覚は一体なんなのか・・・?
目を開けてそれを確かめたかった・・・だが・・・
『メヲ・・・アケテハ・・・イケナイ・・・』
自分の声が忠告をしてくる。
『メヲアケタラ・・・−−−−−デハナク・・・−−−−−ガ・・』
クォヴレーは、『クォヴレー』が何を言っているのか聞き取れなかった。
目を開けたらなんだというのだろうか?
相変わらず全身が痺れるような感覚は続いている。
目を開けて確かめたかった・・・その正体を・・・・
そしてクォヴレーはゆっくりと目を開けた・・・・。
暗い部屋だった。
目を擦ろうと手を顔に持ってこようとしたが頭上から動かすことが出来なかった。
「・・・・あっ」
遠くで誰かの声がする。
確かめようと身体を起こそうとしたが、
けれども頭の奥になにか霧のようなものがかかっていて
身体を少しも動かすことが出来ない。
ベッドが軋む音と、誰かが何かを舐めているような音が聞こえてくる。
「んぅっ」
また艶めかしい声が聞こえてきた。
あれは一体誰の声なのだろうか・・・?
ボー・・・とした、頭の霧が晴れてくる。
「あっ・・あっ・・!」
頭の霧が晴れていくと、
遠くで聞こえていたはずの声が段々近くで聞こえてくるようになった。
クォヴレーは天井に向けていた視線をゆっくりと下へ下ろしていく。
初めに目に付いたのは自分のはだけた上半身であった。
入院患者のような服は前のボタンを全て外され、左右に開かれていた。
暗い部屋だというのに、
ところどころ怪しく光っているように見えるのは気のせいだろうか?
更に視線を降下させていく。
「!!?」
ベッドが大きく軋んだ。
「あっ・・・あぁぁぁぁぁ!!!」
目に映った光景をにわかには信じたくなかった。
足を左右に大きく割られ、足の間に青い髪をした誰かが挟まっている。
青い長い髪はクォヴレーのへその辺りまで広がっていて、
クォヴレーの身体に強い刺激が走るたびへその辺りを行ったり来たりしていた。
ギシギシベッドが揺れる。
揺らしているのは自分自身だった。
「あっ・・んぅ・・」
遠くから聞こえてきていた、
鼻にかかった甘ったるい声・・・。
あの声の主も自分自身だ。
青い髪の誰かに犯されているペニスはその刺激に欲情し、
誰かの口の中で苦しいほどに張り詰めてしまっている。
もっと強い刺激を与えてほしくて、クォヴレーは無意識に腰を前後に揺らしていた。
ベッドの軋む音は自分が腰を揺らして出していた音だったのだ。
誰かの唇が張り詰めたペニスの先をジュプッ・・と吸い込んだ。
すると自分の口から信じたくないほどの淫らな喘ぎ声が自然と発せられた。
「んぁぁぁぁ!・・あっ・・やっ・・やめろ!!」
欲情がまじった声で「やめろ」と叫ぶと、
青い髪をした誰かの口の動きが止まる。
そしてゆっくりとクォヴレーを見上げた。
「やっと目を覚ましたか」
ペニスを犯していた人物の顔を見て愕然とする。
なぜならその人物は最も「イヤ」な人物であったからだ。
「キャリコ!?・・・やめろ!あっ・・」
クォヴレーのペニスから口を離すと、
ゆっくりと顔をクォヴレーの顔に近づけてくる。
冷たく笑いながら何かで濡れた手でクォヴレーの顎をつかんだ。
「うっ・・・!」
「・・・濡れていて気持ちが悪いか?アイン」
「・・・・っ」
「気持ち悪くはないよな?・・・お前の精液だからな」
「!?」
顎を掴んでいた手を、ゆっくりと下肢へもっていく。
痛いほど昂ぶったクォヴレーのペニスを包み込むと、
容赦なく扱いていった。
「んぁっ!・・あーーー!!」
手の動きは巧みだった。
クォヴレーの弱い部分を熟知しているようで、
その部分を徹底的に弄っていく。
「・・・アイン」
「やめっ・・・あっ・・・手・・動かす・・な!」
クォヴレーの叫びに手の動きが止まった。
そして裏筋をたどるように人差し指でツー・・となぞっていくと
先端で動きを止めた。
「ひっ!」
グリュン・・と尿道へ爪を立てられる。
「感じるだろ?」
「・・・ぅ・・・だ、れ、が!」
爪を立てるのをやめ、先端の割れ目を人差し指でグリグリ刺激される。
するとトロトロと透明な「液」が溢れ出てきた。
「素直じゃないな・・・感じていないのならコレはどう説明する?」
「やめっ・・・やめっ・・・あっ・・・ぁっ!」
クォヴレーの割れ目を擦っていた指の動きが止まった。
「・・・・んぅ」
突如消えた快楽にペニスはブルブルと震えている。
「・・・お前のお願いどおりやめてやったが・・・
お前のソレはやめてほしくなさそうだな?」
キャリコの言葉に更にペニスは細かく痙攣していく・・・。
クォヴレーは目を閉じ、唇を噛み締め熱が冷めるのを待つ。
だが一度熱くなり始めた「男」の熱は開放するまで冷めてくれないことを、
「男」であるクォヴレーは知っていた。
冷まそうとすればするほどペニスは刺激を求め細かく痙攣する。
「アイン・・手を拘束されていては自分で処理することも出来ない・・
一体どうする気だ?」
「・・・く・・・ぅ・・っ」
あざ笑いながらキャリコは唇を動かしていく。
「アイン、俺に抱かれたいだろ?
・・・あの時は確かに『俺に抱かれる』、と言ったのだから」
「イヤだ!・・・そんなこと言っていない!言うはずがない!」
鼻で笑いながらキャリコは細かく震えているペニスをツンツン突っついた。
「んぅっ!」
「もう一度聞く、俺に抱かれたいだろ?」
「何度も言わせるな!・お、お前に抱かれるなど虫唾が走る!」
「・・・そうか」
冷たく一瞥すると、口元だけで笑いキャリコは身体をずらし再び足の間に顔を埋めた。
「・・・あ・・・やめ・・やめろ・・・!何する気だ!?」
「・・・虫唾が走る相手なら、舐められても萎えるだけだろ?」
ペロッ・・と筋を舐められる。
白い太股が大きく揺れた。
「う・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
口に包まれた瞬間、腰を大きく前後に揺らし、
クォヴレーはあっけなく達してしまう。
「ぁっ・・あっ」
キャリコの口の中に何度も打ちつけながら今だに吐精は続いている。
ゴク・・ゴクン・・とキャリコが咽をならし何かを飲み下していく。
そしてしばらくして、浮き上がっていた腰がベッドに戻ってきた。
「・・・うぅ・・」
力なく投げ出されたクォヴレーの小さな体。
キャリコは口を拭いながらクォヴレーの身体を回転させた。
シーツに顔を埋めるような格好にされ、足を大きく開かせられる。
そして尻の割れ目に手の感触を感じたかと思うと、
蕾に指があてがわれ、何度も何度も蕾を擦られていく。
縛られた手で必死に抗うがしっかりと腰を固定されているので少しも動くことが出来ない。
ならば、と足をバタつかせ自分を犯す存在から逃げようとする。
「あぁ!!」
尻に衝撃が走った。
クォヴレーがあまりにも暴れるので
イラだったキャリコはけん制の意味を含めて叩いたようだ。
白い皮膚が赤く染まった・・・。
その赤くなった部分をそっと撫でながら、
「・・・暴れるな・・暴れたら今すぐ挿入する」
「・・・うっ」
「・・・何の潤いもなしに、
解されていないココに俺のペニスをねじ込まれるとさぞかし痛いだろうな?」
背中から聞こえてくる言葉にクォヴレーの体が恐怖に震える。
淡々と語っていく冷酷な仕打ちを想像し、
抵抗すらできない無力な自分に悔し涙が目に沢山溢れてきた。
クォヴレーは身体を震えさせながら一言も喋らない。
キャリコは叩いた部分をずっと撫で続けていた。
「まだ抵抗するか?・・・俺はどちらでもかまわんぞ?
直ぐに入れるも、入れないも・・・お前を抱くという事実は変わらないからな」
「・・・・・っ!」
抱かれたくなかった。
少しでも『その時』が来るのを先延ばしにしたかった・・・。
今も尻は撫でられ続けている。
それはまるでクォヴレーが答えを出すのを待っているかのようだ・・・。
沈黙の時を数分過ごした後、
諦めるようにクォヴレーは全身から力を抜いた。
「・・・そう、大人しくしていればそれなりに気持ちよくしてやる」
細長い指が、クォヴレーの唇をなぞり口内へ侵入してきた。
「・・・たっぷり濡らせ。お前の後ろを解す指だ」
「んっ・・・ふぅ・・」
口を犯すキャリコの手に温かい液体が時折落ちてくる。
それはクォヴレーの目に溢れ、収まりきらなくなってきている涙である。
口から指が消えると、濡らした指はゆっくりと後孔を犯していった・・・。
指に犯され始めてからどれ位経ったのだろか?
シーツを掴みながらクォヴレーは無意識に腰を揺らしていた。
「フフ・・大分柔らかくなったな?
これなら入れても切れたりはしなそうだ・・・。」
後孔から圧迫感と、痺れるような感覚が消えていく。
そしてモノほしそうにヒクヒクしているのがクォヴレー自身にもわかった。
「・・・・くぅ」
「アイン、そんなにパクつかせなくとも直ぐにまたソコを塞いでやる」
「・・・・・っ」
「・・・俺のこのペニスでな」
キャリコは後孔の位置に自分の腰をあてがい、腰を揺さぶった。
まだ布から顔を出していないというのに、
ペニスの膨らみが恐ろしいほど伝わってくる。
クォヴレーは逃げようと力の入らない腕を必死に伸ばし上へ上へ逃げていこうとする。
だが直ぐに引き戻され、キャリコの昂ぶりをこすり付けられる。
クスッ・・・と笑いながらクォヴレーを仰向けになるようにひっくり返すと、
自分のズボンのジッパーに手をあてがった。
「足を左右に開いておけ」
だが、その命令に反するように硬く足を閉じる。
「お前に抱かれなどしない!誰が足を開くものか!!!」
震えた声で怒鳴る。
だが声だけでなく、身体もブルブルと震えていた。
これから起きようとしている「恐怖」と、
先ほどまで与えられていた「快楽」によってクォヴレーは震えていた。
目を細め、口元をゆがめながら
見せ付けるようにキャリコはゆっくりとジッパーを下ろしていく。
ジッパーが下へ移動するごとに青ざめていくクォヴレー。
耳障りなほどジーパーの金属音が鼓膜へ直接聞こえてきていた。
完全にジッパーが下へおりると、布と布の間からソレの頭が顔を出しているのが見える。
クォヴレーは、ゴクンッ・・・と大きく咽をならす。
細長い指がゆっくりと布を左右にかき分ける。
そのスピードにあわせ、頭はやがて全て外界へ出てきた。
少しだけ先走っているのか、先端は怪しく光っている。
更に布を左右に割ると胴体までもが外界へ姿を現す。
ゆっくりゆっくりソレは外の世界へ身体を出してきた。
やがて全てが空気に触れられるようになると、
上を向いてその存在を主張しだした。
「長い間待たされたからな・・・俺のはもう準備万端のようだ・・
お前の後孔も『男』を受け入れる準備が整っているしな・・・?」
「・・・・・っ・・・ゃ・・だ」
必死に足に力をこめ閉じる。
そんな膝の上にキャリコの大きな手が乗せられる。
「・・・無駄な抵抗は止めて大人しく足を開け。」
「いやだ!いやだ!!」
「・・・・なら俺が限界まで開かせてやろう」
「・・・!?」
膝に手を乗せたまま、クォヴレーの足を持ち上げていく。
そして左右の足を抱えるように両手をあてがい、
一気に左右おし開いた。
「ひっ・・!!」
膝が肩の辺りまで折り曲げられる。
キャリコの髪の毛が顔にかかり頬をくすぐる。
足を開かれると、
後孔はヒクヒクと口を開閉し蓋をされるのを今か今かと待っている。
そしてソコに男の熱い昂ぶりがピトッ・・・と密着した。
「いやだー!!!」
プライドも何もかもを捨て、クォヴレーは泣き叫んだ。
抱えられた足をバタバタ暴れさせ、繋がれた腕をグイグイ引っ張る。
「・・・泣いても叫んでも、誰も助けには来てくれない」
「・・・・言うな!言うなぁ!!」
「可哀相にな・・・アイン。」
「や、めて、くれ!・・お、お願い、だ!」
「・・・今度は懇願か?・・・・ククククク・・・」
「お願いだ!・・お願い、し・・ま、・・す!」
キャリコのペニスがズルンッと後孔を撫でる。
何度も何度も撫でられ、後孔とその周りの皮膚は怪しく光っていく。
「・・・では、SEXにおいて一番気持ちのいい儀式を始めようか?」
有り難うございました。
次はもうちょっとエロかな??
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