M・I様からのリクエスト。
アラヴレで濡れ場・・・・
内容はお任せということでしたので、
今回はアラドはちょい鬼畜になってもらいました。
では、M・I様に捧げます。
どうぞ!!







〜Really Sorry〜





その日は何か寝苦しい夜だった。
砂漠地帯だからか・・・・
とにかく寝苦しくてなかなか熟睡できなかった。
暑いので咽の渇きを感じ、アラドは部屋に備え付けてある
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、一気に飲み干した。

部屋の冷房の温度設定を見れば設定は23度。
これならば寝苦しいはずはないのに、
やはり砂漠地帯というのが災いしてか部屋はムンムンしている。


アラドは自分と同じ部屋を使っているクォヴレーに目をやった。
2人部屋なのでクォヴレーはアラドとは反対側のベッドを使っている。

この熱気で寝苦しいせいか、普段は寝相の良い彼も珍しく
掛け布団を蹴飛ばしている。

冷房の設定を20度まで下げてアラドはクォヴレーのベッドまで足を運んだ。
冷房の設定を下げたのでこのまま掛け布団を蹴飛ばしたままでは風邪を引くと思ったので、
彼に掛け布団をかけてあげようと掛け布団に手を伸ばした・・・・。


「・・・・・っ」


アラドは息を呑んだ。
クォヴレーは掛け布団を蹴飛ばしただけでは暑さが引かなかったのか、
パジャマのボタンも数個外している。
外されている場所は上から3個目まで。
丁度細い首があらわに成る程。
細くて白い首・・・・
夜なので電灯が消えているため余計に艶かしい。
自分は何度あの細い首に吸い付いただろうか?


「(・・・ヤベ・・・キスしてー・・・)」



細い首筋をじっと見つめた。
クォヴレーはスヤスヤと寝息をたて眠っている。


クォヴレーのベッドに腰を下ろし、クォヴレーの顔を見下ろす。


「(・・・・キスしたい)」


クォヴレーの顔の両脇に手をつき・・・・首筋に吸い付いた。



「・・・うん・・・んんんっ」


多少声をあげたもののまだ起きる気配がなかったのでアラドは更に強く吸い付いた。


「ん・・・んんん・・・?」
「・・・クォヴレー?」
「・・・・ん?・・・ラド?」
「起きた?」
「な、にしてるん、だ?」
「クォヴレーの首にキスしてた」
「・・・・なんで?」
「・・・今日なんか寝苦しいじゃん?」
「・・・そうだな・・・なんか暑いな・・・」
「で、咽が渇いて起きて水飲んでクォヴレーを見たら・・・」
「・・・見た、ら?」
「パジャマ着崩して・・・細い首があらわになってて・・・ムショーにキスしたくなって」
「・・・それで・・・キスしてたのか?」


寝起き眼でまだボケェとしているクォヴレーは半ば呆れながらも
アラドの行動を咎めなかった。
いつもなら咎めただろうが、眠いのでそのまま寝ることにした。
しかし・・・・


「クォ・ヴ・レー!」
「・・・何?」


寝ようとしていたのに、アラドに阻まれ機嫌悪く答えると、

「寝苦しいだろ?暑くて」
「・・・別に・・・」
「・・・ちょっと運動すれば眠れると思うんだよね〜・・・」
「・・・運動?」
「そうそう!う・ん・ど・う」
「・・・1人でやれ・・・オレは寝る!」
「今更1人エッチなんて満足できないよ、オレ?」
「!!!!1人エっ・・チ!?・・・・(////)」
「そ!だ〜か〜ら〜2人で運動しようぜ!!」
「・・・・断る・・・オレは運動しなくても眠れる・・・じゃあな!」
「ダメだぜ?クォヴレー・・・責任はちゃんと取らないと」
「・・・責任?・・・何のだ?」


怪訝そうにクォヴレーが聞くとニヤリと笑いながら
アラドは彼の手を取り自分の秘所に持っていった。
そこは何故かもう猛々しくなっている。


「(/////)お、おま・・・っお前!!何で!?」
「クォヴレーが色っぽいから・・・さ。んじゃそういう訳でいただきま〜す!」
「待て!!何が『いただきます』だ!!オレはまだヤルとは言ってないぞ!?」
「だ〜め!」
「ア、アラ・・ド!!まっ・・・」


アラドはクォヴレーのパジャマの下を下着ごといっきに引きおろした。
まだ完全に覚醒していないクォヴレーはアラドの行動を止めることが出来なかった。
クォヴレーの男の象徴をすっぽりと口に含むと、その気にさせるべく丹念に舐め始める。
アラドもクォヴレーも10代・・・青春真っ盛り・・・・
身体に与えられる欲望には正直に反応してしまう。


「・・・っ!!!!ぅ・・・ふ・・・っ・・・」

ピチャピチャ・・・と卑猥な音が静かな部屋に響き渡る。

「っあ・・・く・・・」
「・・・クォ、ヴレー・・・」
「・・・ふぅ・・・ア・・アラ・・・」
「・・・ぷはぁ・・・我慢しないで一回イきなよ・・・ん・・」
「アラ・・・アラ、ド・・・出、る・・・出る・・!」

アラドは先端をカリッっと噛んだ。
その瞬間クォヴレーは弾けた。


「ぁぁぁぁああああ!!・・・・はぁ・・・はぁ・・・」


絶頂の余韻に浸るクォヴレーは息を乱しながらそれでも懸命にアラドを見た。
その視線に気づいたアラドはクォヴレーに笑いかける。

「気持ちよかった?」
「・・・まぁ・・・な・・・・」


癪に障ったが気持ちよかったのは事実なので返事をした。

「・・・オレも気持ちよくなっていい?」
「・・・ダメ・・・と言ってもヤる気だろ?」
「・・・ん〜・・・ヤならやめるけど?」
「・・・・1回だけだぞ?」
「いいの?!」
「・・・ああ・・・無理やりとはいえ・・・イかせて貰ったしな」
「じゃ・・・遠慮なく?」
「どうぞ・・・(はぁ・・・オレも・・・甘いな)」


どうぞ、と言う言葉を聞き届け、べッドの横にあるサイドテーブルの引き出しに
手を伸ばした。


「(あれ?ないな・・・??あ!そっか・・この前使い切ったんだっけ?
 うーん・・・オレのサイドテーブルにはあると思うけど・・・
 めんどいし・・・・そうだ!)」
「アラド?」


一向に行為の先に進まないことを不振に思ったクォヴレーは
アラドに話しかける。
視線に気づいたアラドはフッ・・・と目線をそらすと・・・

「?」
「やっぱ・・・いいや!」
「え!?」
「無理強いはよくないもんな!」
「???アラド??」
「今夜はもう寝ようぜ」
「?????あ、あの・・・」
「お休み・・・」
「アラド!」


確かに最初は嫌だったが、一度快楽に目覚めた身体は火照りが納まらない。
むしろ一回イッたせいで熱はどんどん昂ぶってきてしまっている。
このまま・・・この中途半端なまま放っておかれるのは・・・つらい・・・

「ダメだ!!」
「・・・何がダメなの?クォヴレー」
「そのままじゃアラド、辛いだろ?オレだって・・・」
「・・・・・でも・・ゴム・・・ないんだよね」
「!・・・いい、から・・・つけなく、て・・・だから」
「クォヴレー・・・」
「・・・抱いて・・・ほしい」
「・・・でもゴムないんだけど?」
「いい・・・」
「濡れてないとクォヴレー辛いだろ?いつもはゴムのゼリーがあるけどさ」
「・・・・舐める」
「ええ!?」

アラドのズボンに手を伸ばすと性器を取り出し口に含んだ。

「クォ・・・???あっ・・・」

口が小さいため、男性器を咥えるだけで苦しげに眉を顰める。
それでも必死にそれを舐めた。

「(・・・気持ちいい・・・)・・・濡らすだけでいいぜ?」
「・・・んむ・・・はぁ・・・んっ」


クォヴレーが懸命に舐めている間、その後の蕾に手を伸ばし
ほぐし始める。


「んん・・・はぁ・・・あっあっ」
「・・・っ・・クォヴレー!」
「アラド!アラ、ド!!もう・・・っ!!」

クォヴレーの口から性器を抜くと後の蕾に入れるべくクォヴレーを抱き上げた。
膝の上に座らせると・・・

「・・・いい?」
「・・・ん・・・」
「・・・!あっうんんんん!!」












ギシギシとベッドのきしむ音と、2人分の吐息が部屋を包み込む。


「ひっうん・・・あっああ!!」
「クォヴレーっ・・・大丈夫、か?・・・痛くない?」
「あっ・・・へ・・・き・・・アラド、は・・・?」
「・・・え?」
「きも・・・ち・・・いい・・・か?」
「ああ・・・当たり前だろ?・・・サイコー・・・」
「・・・そ・・・か・・・よか・・・た・・あっ・・・」
「クォヴレー・・・クォヴレー」


口にキスした。
耳たぶを甘噛みした。
汗で額にくっついている柔らかい前髪をすいてやった。
いつもは涼しい顔をしているのに、今は余裕なくただひたすら自分を見つめている。
そして、また口に軽くキス・・・・

「ん・・・っと・・・もっと・・・」
「・・・も、っと?・・・なに?」
「お、く・・・奥!!」
「奥・・・?」
「グチャグチャ・・・に・・・あうっ」
「クォヴレー・・・(かわいい!!)」


お互い限界に近づいてきているのが分った。
互いに更に激しく腰を動かす。

「っ・・・レー・・・クォヴ・・・っ」
「・・・ド・・・ああ!!!!ィ・・・く!!」
「・・・オレも・・・!あ!っっっ」
「あああああっ!!」




蕾から性器を抜くと汗ばんでいる額にキスをした。
するとクォヴレーはお返しにアラドの頬にキスを返した。
お互い性交の余韻で顔が蒸気している。


「・・・・つかれた・・・」
「ははっ・・・オレも・・・クォヴレー、シャワーどうする?」
「・・・明日でいい・・・動きたくない・・・」
「オレ、中で出しちゃったけど?」
「平気だ・・・片付けも明日でいいだろ・・・」
「そうだな・・・オレも動きたくないや・・・」
「でも流石にこのベッドで寝るのは無理だな・・・アラドのベッドで寝るか・・」
「さんせー、オレ、タオル濡らしてくるから身体だけ拭いて後は明日ってことで」
「ああ・・・」


2人は重たい身体をあげ反対側のベッドへ・・・・
アラドはタオルを引き出しから取り出すとシャワー室へと向かった。
その様子見届けドサッとベッドに倒れこむクォヴレー・・・・
すると枕の下になにやら本らしき物を発見した。


「(??アラドが・・・本!?)」


滅多に本を読まないアラドが枕の下に本。
何の本だろう?と興味心身にその本をペラペラ・・・・
しかし、クォヴレーの顔色は次第に変わっていく・・・・怒りの色に。


「クォヴレー・・・濡れタオ・・・!!あああ!!」



「・・・アラド・・・ゴムは無いのではなかったのか?」


ペラペラ本を捲っていたら・・・バラバラと・・・落ちてきた、ゴム。
しかもその本が『性交渉の××』という本であった。



「や・・・それは・・・」
「・・・・・コレはなんだ?それにこの本は?」
「それはぁ・・・エッチがマンネリじゃ飽きると思って・・・勉強を・・・」
「勉強・・・?そうかだから今日の性交の様子がそのまま書いてあるんだな?」
「・・・へ?」
「・・・『ゴムをつけずにやりたいそこの彼氏!相手を先にその気にさせ、ゴムがないことを
 理由に一旦自分から引いてみよう!体が火照っているあいてはきっとしなくていいと言って
 彼氏を誘ってくるはず!更に留めの一言!ゴムが無いから濡れてなくて痛いよ?と言えば
 相手は君のを銜えてくれるかもしれないゾ!!』・・・・ついさっきオレ達が行った
 行動そのままが書いてある気がするが?気のせいか?」
「・・・・そうですね・・・」
「・・・そんなに・・・つけたくなかったのか?」
「つけたくなかったっていうか・・・オレ、クォヴレーに・・・その
 フェラして欲しくて・・・・」
「え?」
「あんま・・・してくんないじゃん?だから・・・」
「・・・・・」
「すみません!!もう二度とナマはやりません!!」
「別に・・・かまわないが?つけなくても」
「・・・・へ?」
「・・・オレは・・・バルシェムはそういう病気とかにかかりにくい体質だからな・・・
 つけなくてもさして問題は無い・・・筈だ」
「クォヴレー・・・??じゃ、何に怒ってんの?」
「・・・オレは・・・嘘は嫌いだ」
「嘘・・・?」
「お前は無いから、と嘘ついただろう?正直にとりにいくのがめんどくさい、と
 言えばよかったんだ・・・・」
「・・・・それが嘘・・・?」
「違うのか?」
「・・・いや・・・嘘・・・つきました・・・」
「嘘は・・・嫌いだ・・・オレの事・・・信用していないのかと・・・
 物悲しくなる・・・・アラド・・・」
「クォヴレー・・・ゴメンな!!オレ・・・お前が欲しくて・・・
 自分のベッドにとりに行くの面倒くさくて・・・それで・・・許してください!!」
「アラド・・・・もう二度と嘘はつかないと・・・約束して欲しい」
「わかった・・・約束する」
「ありがとう・・・・ふわぁぁぁ」


クォヴレーはニッコリ微笑むのと同時に欠伸が出た。

「プッ・・・眠いのか?」
「・・・ああ・・・おかげさまでな・・・」
「はは・・・んじゃ寝なよ?オレが体拭いといてやるから」
「・・・でも・・・」
「いいから、いいから。嘘ついたお詫び!」
「じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・お休み・・・」
「ああ・・・お休み」



アラドはクォヴレーと自分の体を拭き終えると、
スヤスヤ寝息をたてているクォヴレーを抱きしめ眠りについた。


冷房の気温を下げたためか・・・・
軽く(?)運動をしたためか・・・・今度はよく眠れそうだ。



・・・・有り難うございました。 アラヴレ久しぶりの濡れ場・・・・難しい。 M・I様お気に召しましたでしょうか??? アラド・・・鬼畜の部類には入らなかった・・・かな? ちょっとあとで修正するかもです・・・・ 最後話が飛びすぎのような気が・・・・
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