〜バカップルな日常〜
「ん・・・んん・・・・ふっ」
「・・・うん、これもなかなか美味いな」
腰に腕をまわし、捕らえていた唇を離すと
モグモグさせながらイングラムは呟いた。
「・・そ、そうか・・良かった」
真っ赤になりながら身じろぎをするクォヴレー。
だが彼の腕がしっかりと腰に回っているので逃げることはおろか、
その腕を腰から外すことも出来ない。
最も、今「油」を使っているので
その場から離れることは出来ないといえば出来ないのだが。
「そのから揚げも味見させてくれ」
「・・・これもか?」
戸惑いながら長身のイングラムの顔を覗き込むように見上げた。
優しく微笑している彼の顔が、また段々と傍によってきて、
静かに瞼を閉じていく。
「・・・う」
「クォヴレー、早く味見させてくれ・・」
「うぅ・・・」
「から揚げを味見させてくれないと、別の『から揚げ』を味見するぞ?」
「・・え?・・あっ!」
イングラムの手がヤワヤワと足の間に進入してきて、
男の証の後ろの隠れている膨らみを布の上から触りだした。
「俺は別にこのから揚げでもかまわん・・・ふっくらとしていて、
それでいて弾力があって美味そうだな・・・?どう思う?」
「スケベ!!・・・うぅ・・わかった・・はい」
菜箸でから揚げを一つ掴み彼の口元へ持っていく。
だがイングラムはそれを食べようとしない・・・・・
ただじっとクォヴレーの『行動』を待っているようである。
「・・・早く食べさせろ」
「・・・早く口を開ければいいだ・・・やっ!」
足の間に挟まっているイングラムの手がソレをゆっくりと揉みだしていく。
「・・・こっちのから揚げを頂くとしようかな?」
「・・・あっ・・・だめ・・・んぅ」
「・・・フフフ」
「・・・かった・・わかった・・から」
足をモジモジさせながらクォヴレーはから揚げを自分の口の中へ入れ、
数回口の中で噛んだ。
そしてころあいを見計らってイングラムはその口を塞ぎ、
口の中のから揚げを奪っていく・・・・。
「・・・んっ・・・んんぅ」
「このからあげも美味だな・・・」
「ばか・・・」
こうしてバカップルの日常は過ぎていく・・・・。
ありがとうございました。
裏に続くかもです・・・。
いや・・続けたいです!
『から揚げ』を食べさせたい!
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