・・・意外だ
本当に意外だ・・・
本人を前にしてこんなことを言ったら後が恐ろしいが・・
意外だ・・・
ベッドの中では性欲鬼畜大魔神だというのに・・・
意外だ・・・
〜It is sleepy ‥・〜
イングラムが仕事から帰ってきて、
いつものように2人で夕飯を食べて、風呂に入って、
リビングでしばらく談笑して、いつものように寝室へ向った。
ここまではいつもと同じ・・・
寝室に入ると、イングラムが後から抱きしめてくれて・・・
彼の温もりに安心していると、
上着を脱がされていく。
触れ合うだけの軽い口付けから、
だんだん深い口付けにかわり・・・
彼のキスに酔って頭がボーとしてくると足に力が入らなくなる・・・
足がガクガクして立っていられなくなった時、
イングラムはオレを・・お姫様抱っこしてベッドにつれて行ってくれる・・
オレをベッドに下ろすと、
自分の上着を脱いで覆いかぶさってくる・・
オレより体格がいいから少し重いけど・・・
覆いかぶさられるとイングラムを直に感じられて心地いい・・
ベッドに連れてこられた後も、
直ぐに行為に移ることはなく、激しいキスの嵐が降ってくる
最初は唇、額、頬、顎、目・・・
顔中にキスの嵐が降ってくる・・
顔を一通り堪能すると次は首筋・・
鎖骨・・乳首・・・ヘソ・・・・
だんだんキスの嵐は下がってくる・・・
イングラムのキスで体が火照り、力が入らなくなると・・・
足を左右に開かされる・・・
そして太股にキスの嵐が降ってくる・・・
太股へのキスはだんだん中央によってきて・・・
オレの分身にキスの嵐が・・・
その頃にはもうオレの思考回路はイングラムのことでいっぱいで、
真っ白になって・・何も考えられなくなる・・・
いつの間にか後は丁寧に解されていて・・・
イングラムが入ってくる・・・
イングラムと一つになる・・・
何度も何度も突かれる・・・
「もう無理だ」といっても、
「まだイける」と言って止めてくれない・・
オレはイングラムのテクニックに翻弄される・・・
止めて欲しいのに・・止めて欲しくない・・・
もっともっと抱きしめて欲しい・・・
イングラムはオレの心を知ってか知らずか・・・
毎回オレが気絶するまで愛してくれる・・・
だから当然今夜もそうだと思っていたのに・・・
イングラムは今、オレの頭の上で安らかな寝息をたてている・・・
オレをしっかりと抱きしめて寝てしまっている・・・
今夜もいつものように寝室へ入ってくるとそのままベッドへ・・
だが・・・
1回終わるとイングラムはオレの上に覆いかぶさってきた・・・
『・・すまない・・・何故か今日は眠いんだ・・
明日・・今夜の分も頑張るから・・寝かせてくれ・・』
最近仕事が忙しく帰ってくるのが遅かった
仕事で疲れて帰ってくるのが遅いのに、
毎晩オレが気絶するまで頑張ってくれたイングラム・・・
だからだろうか?
疲れがたまっていたのか・・・?
ベッドの中では性欲鬼畜大魔神だというのに・・・
今夜は1回だった・・・
物足りないわけではないが・・
なんだか体がスッキリしない・・・
・・・ん?
・・・これは物足りないということか・・・?
オレはいつの間にかイングラムの色に染まってしまったのだろうか?
オレを抱きしめるイングラム
重いので彼の腕をずらし少しイングラムから離れようとした・・
そしたら力強い腕に引き戻され、再び彼の腕に収納されてしまう・・
寝ているというのに・・・
オレが離れていくのがわかったのか?
人肌が離れると淋しいのだろうか?
穏やかに寝息をたてるイングラム・・・
オレはそっと彼の髪の毛に手を近づけた
・・・柔らかく少し癖のあるセミロングの髪
なんだか悪戯心が芽生えた・・・
しっかりと抱きしめられているのであまり身動きが取れないが、
なんとか体をよじり、サイドテーブルからヘアーゴムを取り出した。
なぜ、ヘアーゴムなどあるのか・・・?
イングラムがオレに我慢させる時に使うんだ
だからオレはこのヘアーゴムがあまり好きではない
だが今夜はコレが役にたちそうだ!
イングラムの長い髪を「みつあみ」にする
可愛らしいおさげ頭の出来上がりだ!
このままの髪で寝たら次の日大変だろうな・・・
でも、オレをほっぽって先に寝たバツだ!
明日、起きたらどんな顔をするだろう・・?
怒られるだろうか・・?
・・・フフフ
少し楽しみだ・・・
・・・なんだか眠くなってきたな
オレも寝よう・・・
そしてイングラムの逞しい体に腕をまわし、
オレも眠りについた・・・・
有り難うございました。
ヴレがただ語っているだけですが、如何でしたでしょうか?
ちなみにイングバージョンも密かに考えております。
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