企画

〜トリック・オア・トリート!C〜


「んっ・・んっ・・」

手で愛撫を受けるのに邪魔な法衣を持ちあげ、必死に堪えるクォヴレー。
その表情は普段の無表情からは全く想像が出来ないほど、
豊かにくるくると変わっていく。

イングラムの頭は今自分の太股の間に挟まっている。
静まり返っている玄関では卑猥な音がよく通った。

「ん〜!!・・んぁ・・っ・・ふぅ・・」

だんだんと、手に力が入らなくなる。
すると法衣が下に下がっていき、やがてイングラムの上半身に被さり彼は隠れてしまった。。

「ひゃっ!!」

お仕置きだ、とイングラムは一層激しく口の中で『クォヴレー』への悪戯を始める。

「ぁぁあぅ・・っ・・く・・・んぅ」

そんなに激しいのは耐えられない!
クォヴレーは入らない力で再び法衣を持ち上げた。
するとソコへの愛撫も優しいものへと変わっていった。

「・・イングラム・・あっ・・もう・・許して・・」
「・・・まだまだ・・俺は悪戯したし足りない」
「そん・・いっ・・あっ・・んっ・・!」

上目使いで、顔を覗き込まれる。
けれどもソコへの愛撫は決してやむことはない。
イングラムの熱く大きな赤い舌が、最も敏感な部分に徹底的に悪戯を始めた。

「!!・・っ・・いやっ・・やっ!!」
「・・・ふっ・・んっ・・クォヴレー・・」

一旦口からソレを出すと、ペロっと自分の唇を舐め、

「静かに・・誰かに気づかれてしまうぞ?いいのか?」

力いっぱい頭を左右に振り、「イヤだ」と主張する。

「お願い!お願いだ!!もう悪戯はやめて・・」
「・・・つらいか?気持ち悪いか?」
「・・気持ち・・いい・・いいから・・つらい」

腫れあがった『クォヴレー』のソレを指でチョンとつつく。
するとクォヴレーは全身を大きく身震いさせた。

「んっ・・」
「・・・トリック・オア・トリート・・」
「・・ぅ・・ない・・ないんだ!」
「・・・わかっている・・クォヴレー・・トリック・オア・トリート・・」
「ない!・・あっ・・ないんだ!・・あっ・・あぁ!!」

チョンチョン・・チョンチョン・・

イングラムはつつくのをやめない。
涙を流しながら必死に訴えるクォヴレー。

「ない・・ない・・んだ・・ない・・イング!」
「フフ・・表情豊かだな・・クォヴレー・・そろそろお菓子を頂いてしまおうか?」
「・・・ふぇ?」
「・・・この『千歳飴』・・なかなか美味そうだ」
「『千歳飴』??っ・・・ぅぁぁぁあああ!!」

熱くなったソレを再び口の中に含むと、
吸い上げながら上下に口を動かした。

「やっ・・や・・んっ・・・は、・・あぁぁぁ!!」







パサッ・・・と下着とズボンが玄関の床に落ちる。
ソレと同時に『ゴクン』と、何かを飲む音が聞こえた。
クォヴレーは真っ赤になりながら涙目で抗議した。

「この!変態!!」
「・・・変態?元はといえばお前がお菓子を用意していなかったからだろ?」
「ハロウィンは子供の行事だ!大人のお前にお菓子をあげる義務はない!」

頬を膨らませながらクォヴレーはむき出しの両足をバタバタさせる。

「それは差別的発言だ・・大人だってハロウィンを楽しんでも問題ないはず」
「問題大有りだ!」

今度はプンプンしながら必死に訴える。
イングラムは愛しそうに微笑むと、

「前言撤回だ」
「は?」
「・・・お前は感情豊かだ・・クォヴレー」
「・・え?」
「コロコロとよく表情が変化する・・・俺は今まで何を見てきていたんだろうな」
「・・・イングラム」

優しく頬ににキスをすると、イングラムは床に落ちたズボンと下着を拾い上げる。

「・・あ、有り難う・・」

だが、イングラムはそれらをクォヴレーに返さなかった。

「???返してくれ」

腕を伸ばし返してもらおうと試みるが、
イングラムは衣服を高く持ち上げてしまいクォヴレーはとることが出来なかった。

「イングラム!?」
「・・・着る必要はない」
「どうしてだ!?」
「・・・どうせ直ぐに脱ぐのだからそのまま寝室へ行け」
「・・・は?」
「・・・俺にもっと・・お前の表情を見せてくれ」

今度はボッと顔に火がついたクォヴレー。

「・・ぅ・・ぁ・・それって・・」
「お前が今考え付いたとおりだ」
「・・・でも、ハロウィンの料理・・冷めてしまう」
「心配ない・・俺が食わせてやる」
「・・・どうやって?」
「・・・ベッドの中で・・」
「!?」
「俺の腕の中でたんと食べさせてやるから安心しろ」
「・・・・・」

イングラムは更に愛しげな視線を送ると、

「お前も・・俺に食べさせて欲しい」
「・・・オレが?」
「イヤか?」

クォヴレーはイングラムを真っ直ぐに見つめる。

「イヤじゃない・・オレはお菓子を用意していなかったし・・それくらいはしたい・・・」

クォヴレーを靴箱から下ろし抱きしめると、愛を囁くように耳元に唇を寄せた。

「安心しろ・・・俺のお菓子はお前だクォヴレー」

ボボッと顔に火がつくクォヴレー・・・。
そして小さくボソッと呟いた。

「・・・気障」



有り難うございました。 ちょっぴりエッチなインヴレでハロウィンでした。 このSS,何故にハロウィン??と思われた方・・・つっこんではいけません。 イングラムに『俺のお菓子はお前だ』といわせたかっただけですから♪ それから『ア○サ』・・・ 古っ!と思われた方!つっこんではいけません! 私好きなんです!『ドール』!。 彼、1人だけ左利きですし(笑)偽ドールは右利き〜♪ ・・・『アレ○』知っている人何人いるかは不明ですが・・・。