「・・・ゼオラ」
「はい？なにか？アムロ大尉」
「君に紹介したい人がいる」
「・・・え？」
「アイン〜♥♥♥こちらへ・・」
「！？（アイン〜♥♥♥？？）」
「・・・はい」
「・・・・・あら？貴方は・・」
「・・・・・」
「ゼオラ、ゴードン・マクレディ少尉だ・・愛称はアイン〜♥♥♥・・・
　しばらくの間コンビを組んでもらいたい」
「え！？・・・でも、私は・・・」
「わかっている、一時的な処置だ」
「・・・でも」
「宜しく頼む」
「・・・わかりました」
「有り難う・・・では俺はブリーフィングへ行ってくる」
「了解です。」




「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」





「・・・あ・・の？アイン〜♥♥♥少尉？」
「・・・・・（怒）」
「・・あの？」
「・・・クォヴレー・・」
「・・・え？」
「クォヴレー・ゴードン」
「・・？？？」
「オレはクォヴレー・ゴードンだ・・
　ゴードン・マクレディでもなければアイン〜♥♥♥でもない・・」
「・・・はぁ？」
「・・・これが証拠だ」
「・・・！あら？？？本当だわ・・とにかくよろしくお願いします。
　自分はゼオラ・・・」
「・・・オレに対しては敬語は使わなくていい」
「・・・え？でも・・」
「・・・いいんだ」
「わかりました」
「・・・・・」
「！？その！！わかったわ！・・・え、っとぉ・・クォ、ヴレー？」
「・・・それでいい（微笑）」
「・・・・・（驚）」
「・・・？なんだ？」
「・・・ううん・・（この子、笑うんだ・・！？って、当たり前よね！人間なんだもの！）」










「・・・（なんだ？・・なにかが見ている気がする）」
「クォヴレー？どうしたの！？戦闘中よ！」
「・・・わかっている・・・だが・・（なんだ？？？）」
「クォヴレー！集中しなさい！！」
「・・・了解・・・！？・・ぐぅぁぁぁ！！」








「・・・ほぉ？・・今の攻撃がかわせなかったか・・・
　おまけにアイン！なんだその髪の色は！？
　不良にでもなったのか？？銀なんぞに染めおって・・・！
　俺はお前をそんな風に育てた覚えはないぞ！」
「・・・・く・・・だれ、だ？？なにわけのわからないことを・・・」
「・・・・！？俺がわからないのか？アイン」
「・・・オレは仮面を被るような変態に知り合いはいないはずだ！」
「・・・ククク・・・貴様もかぶっていたのだぞ？」
「！？なに？？・・・ということは・・オレは？」
「そういうことだ・・・そして、アイン・・・指令は欠陥品を認めない・・・」
「・・・欠陥品？？」
「クォヴレー！！何しているの！はやくそいつから離れて！」
「・・・ゼオラ・・・オレは・・」
「・・え？」
「オレは・・・奴等の仲間らしい」
「えぇぇぇ！？」
「・・・オレは・・お前達の敵側の人間だ」
「・・・くくくく・・人間、か・・・」
「？何が言いたい？何がおかしい？」
「・・・いや・・何もかもを忘れたお前があまりにも惨めで滑稽なものでな・・・」
「・・・オレが惨めで滑稽？？だと！？」
「そうだ！折角オレがその呼びにくい名前の変わりに
　呼びやすい名前に改名してやったというのに！
　その恩も忘れて貴様は地球人となかよしこよしだと！？許せん！！」




「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・アイン？」







「・・・・何言っているの？あの男・・」
「さぁ・・・・？」


「フフフ・・・アインよ・・俺はな・・お前を迎えに・・」
「アイン・・だと！？」
「・・・人の話を途中で遮るな！！それにさっきからアインと何度も呼んでいるではないか！」
「そんな事はどうでもいい！・・・お前・・今、オレの名前を改名したとか言っていたな？」
「・・・それが？」
「では、アイン〜♥♥♥とかいうふざけた愛称を考えたのも・・・」
「・・・フッ・・・俺だ！」
「お前が・・・一体何故？？」
「・・・ズバリ！俺がいつもそう呼んでいたからだ！」
「・・・・・は？」
「お前はな、アイン・・・身も心も俺のモノなのだ・・・それをなにもかも忘れたとは・・」
「・・・・・・（あの男・・変態なのかしら？とにかくクォヴレーから離さないと）」
「・・・お前・・頭おかしいのか？
　オレもお前も男じゃないか・・・身も心もというのはおかしいだろう」
「・・・くくく・・・直ぐにわかる・・いや、わからせてやる・・！
　だがその前にためさせてもらうぞ、アイン！
　ミューテイションか・・イミテーションか・・・」
「・・・・？」
「お前に取り付いたモノ・・・・隠れていても俺にはわかるぞ・・・
　どちらかはわからないが・・・俺のアインを誑かした罪は重い」
「・・・・・取り付いた・・モノ？？」
「そうだ・・・まずはそいつを追い出して・・・お前は改めて俺が躾しなおしてやろう！
　３ヶ月遅れだが、それが俺からの誕生日プレゼントだ！本当のな！」
「・・・・！？しつけ？？誕生日？？？」
「・・・もう逃げる必要は、ない！」
「！！？」



「デッド・エンド・シュート！！」



「！？・・・避けきれない！？」
「クォヴレー！！」
「くるな！ゼオラ！！」
「でも・・・！？」
「邪魔だ！小娘！！」
「きゃぁぁぁぁ！！」
「ゼオラ！・・・！ん！？何故だ？？何故動かない？ベルグバウ！」
「さぁ・・・アイン！受け取れ・・・！」
「・・・くっ動け！ベルグ・・・！？・・痛っ・・頭・・くぅっ」
「アイン？」
「うぁぁぁぁぁぁ！！」





『・・・・・・』






『・・・・・・』
「・・・やっとでてきたか・・・どちらだ？」
『・・・・・・』
「・・・ふん、まぁいい・・さっさと俺のアインから追い出してやろう」
『・・・・・・』
「・・・お前を・・壊してやる・・・！」
『・・・・・・か』
「・・・ん？」
『・・・俺の・・・写し身か・・・貴様に・・・クォヴレーは・・渡さない』
「・・・やっと喋ったか・・どちらだ？」
『・・・・・・』
「だんまりか・・・関係ないがな・・・直ぐに追い出してやる・・・！
　そして俺はアインと誕生日をやり直すのだ！」
『・・フ・・フフフ・・・ば・・か・・・が！』
「いくぞ！アインに取り付くお邪魔虫！！」





続きます。
すこしだけ本編になぞらえて作っております。
次はちゃんとギャグにしますね！