これで退治できたら苦労はしないんだ
 

『まくれでぃの日記@』


×月□日 今日は何故か早く目が覚めたので アインの部屋へ忍び込んでみた。 アインはまだ眠っているらしく、 枕を抱きしめ丸まって眠っている。 (な、なんて可愛いんだ!!) が、アインは俺が部屋に入ってきたというのに 全く気づかない これはいかん! よからぬ感情を抱いた誰かが忍び込んできた時、 こんなに無防備では貞操の危機だ! 幼いアインは圧し掛かられたら きっと逃げられないだろう! よし、ここは俺が身を持って忠告を・・・! 優しい俺はアインの為にアインの布団に忍び込んだ。 アインの両腕を頭上で一つに括り、布団を剥ぎ取った。 (ここで起きないのは問題だぞ?アインよ・・) と、その時・・・ 「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」 「ふっふっふっ・・おはよう、アイン」 「ギ、ギメル!?お前何して・・!?」 「無防備なお前に忠告を、な。俺が部屋に忍び込んできたのに  気づかないとは・・・甘いぞ?」 「わ、わかった・・・わかったから!!どいてくれ!」 「いいや、お前はわかっていない・・・もしこうやって  押さえ込まれたらどうする気だ?」 「蹴り飛ばすから安心しろ!早くどけ!どいてくれぇ〜!!」 「いいや、俺は不安だ・・・こんな細い腕でどうやって大人を跳ね除ける?」 「こうだ!こう!!」 アインは一生懸命俺を蹴ってきたが俺を跳ね除けることは出来ない・・ フッフッフッ・・当然だ・・・ 本気で押さえ込んでいるのだから・・ 「跳ね除けられないではないか・・・よし、俺が訓練に付き合ってやろう」 「いい!!どけ!」 「遠慮するな・・ほら、おもいっきり蹴飛ばせ、アイン・・ただし」 「・・・ただし?」 「失敗するごとにキスするぞ?」 「!?」 「もちろん・・唇に・・・」 「!!!??やめろ〜!!早くどけ!!」 「・・・1回目の失敗だ、な?」 「ひぃぃぃ〜!!誰か・・助け・・んむぅっ!!」 (アインの唇・・・なんて柔らかいのだ!あぁ・・このまま食べてしまいたい) 「・・・はぁ・・はぁ・・・どけ!どけってば!!このっ!!」 「・・ふふふ・・・2回目の失敗だな・・今度は舌を入れるぞ?」 「!!!入れんでいい!!どけっ!!」 「・・・3回目の失敗だ・・・仕方ないな・・2回分ということで10分だな」 「!!!10分!?や、やめろ・・!!んむぅ・・んっ・・んん〜!!」 「・・・ぁ・・・」 「・・・気持ちいいのか?アイン」 「・・・ん・・・」 「罰のつもりが気持ちよくしてしまったとは・・・どうしようか?」 「・・・どけ・・・!」 「・・・ふっ4回、目だな」 「!!!ひっ!もぉいいって!!やめてくれ!!!んぅ!!」 ・・・俺の頬に濡れた感触。 アイン・・・泣いているのか? こうして俺は今日アインと沢山接吻を交わすことが出来た。 アイン大粒の涙を流して俺に感謝していたしな! ま、当然だ! 大好きな俺と、訓練が出来た上、 接吻も沢山出来たのだから・・・。 嗚呼・・アイン。 なんでそんなに可愛いんだ・・・ 明日はどうやってアインと過ごそう・・・ おわり