センブリ茶〜
 




〜続・風邪ひいちゃった?〜

「こほっこほっ」
「ん?また風邪か?クォヴレー?」
「・・・そうかも・・しれない。頭がボーとする」
「んじゃ、部屋帰って休んでろよ。後で身体に良いもん持ってくから!」
「すまない、アラド。ではそうさせてもらう」








「だいじょ〜ぶか?」
「ああ。この前よりは辛くない。
 しかし二度も風邪ひくとは抗体がまだ完璧ではないらしいな。」
「ふ〜ん?あ!コレ約束の身体に良いものな!」
「ありがとう・・・」
「それ、一気に飲み干すのが正しい飲み方らしいぜ」
「そうなのか?わかった」




 ごくん・・・っ





「!!!!!?」




「・・・ぷっ!」
「(涙目)・・・アラド?」
「本当に一気飲みすんなよ!それ、
 身体にはいいけど世界一苦いお茶なんだぜ?プッ!アハハハハ!」
「(涙)う〜・・苦い」
「アハハハ!お前本当に素直で騙されやすいな!」
「・・・(涙目&怒)」
「ハハハハハ!」




ザワワワワッ




「・・・お前の運命は・・決まった・・アラド・バランガ!!」
「えぇぇぇ!?(何でいきなし青髪になるんだよ!?)」



「・・・・・」
「あ、あのぉ〜?」
「無限光の彼方に消してやる!アラド・バランガ!」
「ひえぇぇぇ!!」
「あんな不味いモノをクォヴレーに飲ませおって!その罪万死にあたいする!」
「・・・親馬鹿?(ぼそ)」
「(ブチッ)・・・どうやら本当に命が惜しくないとみえる・・・」
「!!!いえ、いえ!決してそんなことはぁ!!お許しください!(涙)」
「・・・もう、おそい!消え去れ!!!」
「ひぃぃぃっ」



ストンッ


「・・・?」
「・・・・(!?)」
「・・・あのぉ〜?何座り込んでるンスか??」
「・・・うるさい!(しまった!クォヴレーの身体だから具合が悪くて力がはいらん!)」
「・・・ひょっとして、立てなくなった・・とか?」
「・・・うっ」
「ぷっ!くくくく・・」
「(ワナワナ)・・笑うな!アラド・バランガ!」
「ほら!捉まってくださいよ!ぷっぷぷ」
「(アラド・バランガ・・覚えておけよ!この雪辱は必ずかえす!)」




数日後・・・



「(お!あそこにいるのは・・・)お〜い!クォヴレー!!」
「・・・・」
「ん?5つもペットボトル持って何するんだ?(笑い)」
「・・・」
「・・・?クォヴレー?(なんな雰囲気違うな?)」
「・・・(黒笑)」
「(ゾクッ)クォヴレー??(!アレ?何で銀髪なのに目が青いんだ?)」
「・・・急だったものでカラーコンタクトまで用意出来なかったのだ。アラド・バランガ・・・、」




ばさっ





「カツラ!?・・ってことは、イングラムさん!?」
「ご名答・・この髪はカツラだ・・・青髪だと不便だったのでな」
「へぇ〜・・・」
「俺はこの前の雪辱をわすれない・・!」
「へ!?(もしかして根に持つタイプ?)」
「(黒笑)」
「(ゾクゥ)」
「・・・さぁ、部屋へ帰るぞ。逃げはしないだろう?もし、逃げる気ならば・・・」
「め、めっそうもない!」
「では行くぞ(黒笑)」
「は、はぁ〜い」




「・・ゲップ・・もう勘弁して下さい〜!これ、この通りでございますぅ」
「まだまだ・・3本も残っているぞ?(冷笑)」
「こんな不味いのペットボトル5本も無理っスよぉ」
「・・・お前は人の5人分は軽く食せるのだろう?せっかくこの俺が5人分の
 身体にいいお茶を用意してやったんだ!残さず飲め!!」
「ひぃぃ〜・・ゲフッ」
「もし一滴でも残したら・・・(カチリ)」
「(ひぃ!今トリガー引いた?)残しません!絶対に!だから命ばかりは〜!!」
「・・・そうか。では早く全部飲め(微笑)」
「(お、鬼〜!!う〜不味いよぉ・・・)」
「飲むスピードが落ちているぞ?アラド・バランガ」
「は、はいぃ〜(大汗)」


・・3時間かけてアラドはそのお茶、ペットボトル5本を飲みつくしたという。
そしてアラドは心に固く誓った。
もう二度とあの人を侮辱するのは止めよう、と。



・・・なに書いてんじゃい!? すみません・・・急にギャグが書きたくなって・・・・ ちなみに世界一苦いお茶とは!?・・・何ですかね〜?