シリアスBL番外6・3
 


アラドは固まっていた。
ジュースを両手に固まっていた。
小腹がすいたので食堂へ夜と倉庫の一部の冷温機能が壊れフルーツが痛んでしまった為
それをつかってフルーツジュースを作っていたのだ。
ラッキー!と、絞りたて100%のフルーツジュースを二人分受け取り、
ビニール袋に御菓子をさげていつものようにイングラムの執務室へやってきた。
いつもならゼオラも一緒なのだが女の子達だけで秘密のお茶会とやらをやるらしく
アラドは一人でクォヴレーのいる部屋まで遊びに来たのだった。
だが、扉を開けるなりブスッとした表情のクォヴレーが
イングラムが使っている机の上で肘をついて座っており、なんとも近寄りがたいオーラを放っている。
こんなに激昂しているクォヴレーを見るのは初めてで、アラドは背中に嫌な汗をかき始めた。

「(め、珍しいな。クォヴレーがあんなに感情を出すなんて。
 しかもなんか迫力があって・・・・イングラムさんより怖ーかも・・・あれ?)」

その時アラドの頭に『?』が浮かぶのだった。

「(そういやクォヴレーって誰かと似てるよな??
 誰だろ???結構近くにいる人・・・うーん????)」

首を捻って考えても思い浮かばない。
机の上で不機嫌な顔をしている姿は前に一度見た気がするのだ。
それもクォヴレーではなく、彼に似ている誰か。
だが『誰か』までは分からない。

「(ま、いっか!)」

考えても分からないものは分からない。
能天気なアラドはうんうん、と自分を納得させスゥ・・と息を吸い込むと、
気を取り直して話しかけるのだった。

「クォ・ヴ・レー!」
「!」

するとクォヴレーは弾かれたように顔を上げ
目の前にジュースを両手にニマッと笑っているアラドを凝視した。

「・・・アラド?」
「食堂でジューズ配ってたからお前の分も貰ってきた。
 あとついでにお菓子も持ってきたから一緒におやつにしよーぜ」

そういうとクルッと体を回転させソファーへ向かう。
そしてテーブルの上にジュースを置き、クォヴレーを手招きするのだった。

「早く来いよ!」

無邪気に笑い手招きしているアラドにクォヴレーは自然と顔が綻んでいく。
クォヴレーにとってアラドとゼオラはイングラムとはまた別角度で安心できる相手なのだ。

「今行く」

滅多にさげない口角をさげ、足早にソファーへ向かう。

「絞りたてか?」
「ビンゴ!冷蔵庫が壊れてて痛んでたんだってさ!」
「・・・・配線が切れでもしていたのか?」
「さ〜??ま、いいじゃん!こうして美味しいものにあり付けたんだから細かいことは」
「・・・相変らず単純だな」
「ん〜???いっただっきまーす!!」

呆れ口調で呟く声も食べ物を前には無力に等しい。
すでにクォヴレーの言葉は耳に届かずご馳走を頬張るアラドに薄く微笑むと、
絞りたて100%のジュースを口に運ぶのだった。

「!・・美味い」
「ま、100%新鮮ジュースだからな〜・・・あー・・幸せ」
「生臭さが見事に消えている・・・!これを作った人は料理が美味いんだな」
「んー・・・、レーツェルさんが手伝ってたみたいだしな・・・」
「・・・それなら納得だ」

クォヴレーの口角が更に緩む。
レーツェルのお菓子は好きだった。
しつこくない甘さなのに、舌先にのこるあの味は格別だからだ。
もう一口ジュースを口に運び、テーブルに広げられているお菓子に手を伸ばした。
だがフとその時クォヴレーは前に座っているアラドをシゲシゲ見つめる。
昨夜、イングラムと一緒にお風呂に入りエッチな悪戯を仕掛けられた。
そしてあろうことかツルツルのワキを舐められ、クォヴレーは達してしまったのだ。
そのことをさんざんからからかわれ今まで不貞腐れていたのだが・・・・。

「(アラドはもう色が青くなったのだろうか?ワキはあるのか??)」

イングラムが訂正しなかったおかげ?でクォヴレーは今だ自分の仮説を信じていた。
つまり下ばえが青くなるとワキが生えてきて身長が伸びる、という仮説だ。
髪の色が何であれ、その他の体毛は大人になると青く変化すると思い込んでいるクォヴレー。
本当ならこんなこと聞きにくいのだがどうしても気になるクォヴレーはアラドを凝視してしまう。
さすがにそんなに見つめられていては食べることに夢中なアラドも気づくわけで・・・。


「・・・・・・」
「(・・・気になる・・・青なのか??)」
「・・・・・・」
「(だがこんなこと、聞いていいものなのか??)」
「・・・・・・」
「(だが気になる・・・・・恥を忍んで聞く、か?)」
「・・・あの〜???」

凝視するクォヴレーに耐えかねて、アラドは堪らず口を開いた。
虚をつかれたクォヴレーはえ?と言う顔で頸を傾げる。

「・・・なんか言いたいことでもあんの??」
「・・・・・・」
「クォヴレー?」

クォヴレーがジッとアラドを見つめる。
あまりに真剣な眼差しなのでゴクンと生唾のアラド。



しばらくの沈黙が続いた・・・・。



やがて小さく口を開くクォヴレー・・・。


「・・・聞いて・・・いいと思うか?」

だが出てきた言葉はそんな質問形式の言葉で、
アラドは、へ?と間抜けな声を出してしまった。

「そんなに聞きにくいことなのか??」
「・・・・ああ」
「ふぅん・・・オレにも答えられるのか?それ」
「・・・・ああ」
「・・・言っとくけどオレ馬鹿だぜ?」
「・・・バカでも答えられる、問題ない」

本当であれば『バカじゃないぞ』と否定すべきなのだろうが、
『知りたい』で頭がいっぱいいっぱいなクォヴレーはそこまで頭がまわらない。
アラドもクォヴレーがいつになく真剣なのでそのことは気にならず、
真面目に見つめ返してクォヴレーが再び口を開くのを待った。

「・・・アラドは」

小さく頷きゴクン、と唾を飲むアラド。

「・・・・もう」
「・・・・・・」
「青、か?」
「へ?」
「もう青なのか??」
「(青って何が???)は?」

一体何が聞きたいのか分からない。
アラドは首をかしげクォヴレーを見つめ続ける。
そんなアラドに多少イラッとしながらもどうしても知りたいので、
クォヴレーは今度ははっきりと聞きたいことを口にした。

「・・・下ばえはもう青くなっているのか?」
「・・・・っ、・・・!!??????」

アラドの目が大きく見開いたが、かまわずクォヴレーは続けた。

「ワキ、は、もう生えているのか?」
「・・ワキ??」
「ワキだ」
「あ、あぁ・・まぁ・・・一応・・・?」
「!!?」

するとクォヴレーは身を乗り出してもう一度問う。

「では下ばえはもう青いんだな???」
「・・・はぁ???(何言ってんだ、コイツ)」

なんとも微妙な返事を返され、
更に何故か目をパチクリさせてアングリとしているアラドに不信感を抱いた。
だから確かめるためにもう一度言ってみる。

「下ばえは青なんだろう?」

口を間抜けに開いたままアラドは首を横に振って、

「・・む、紫だけど・・・?」

と答えるのだった。
アラドの答えに、え?となるクォヴレー。

「お前、誰に聞いたの???普通身体の毛は髪の毛と同じはずだろ??」

まさに衝撃の一言、クリティカルヒットだ。

「・・・そ、そうなのか???」
「そうだと・・・思うけど??」
「だが、イングラム少佐が・・・」
「イングラムさん???」
「大人になればワキも生えてきて背も伸びると・・・その前段階として下ばえは青くなるのだと」
「・・・言ってたの???イングラムさんが???」
「・・・・・、言ってはいない・・・だが否定もしなかった」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

真剣な眼差しのクォヴレーに対し、アラドは対応に困ってしまった。
アラドも自慰こそあまりしないが体はそれなりに大人に向かって階段を登っている。
下もあるし、ワキだってある。
だがどちらも髪の毛と同じ紫色であるし、
昔スクールのとある博士と一緒に風呂に入ったとき、
その博士も髪と同じ色であったことを思い出したので、
クォヴレーの言っていることは明らかに間違いだと言うことは分かる。

「・・・多分」
「ああ」
「大人になっても・・・色は変らないと思う。
 オレはこのままずっと紫だろうし・・・クォヴレーは・・銀?かな」
「・・・・・・では、ワキは?」
「ワキ?」
「ワキも紫なのか?・・・オレは・・・その・・・まだ、なんだ・・恥ずかしながら・・・」
「・・・生えてきてないって事??」

頬を赤く染めコクンと頷くクォヴレーにアラドはフーンと鼻を鳴らした。
別にそれは小ばかにしているのではなく、だから何?という意味であったのだが、
クォヴレーは馬鹿にされたように捉えてしまう。

「お、おかしいなら笑っていいんだぞ!そういう態度だとかえって傷つく」
「へ?」
「まだ生えてないとバカにしているんだろ??」
「えぇぇぇ???」

唇を尖らせ睨んでくるのでアラドは心底慌ててしまうのだった。
両手をブンブン振り回し必死に弁解を始める。

「違う!!別に馬鹿にしてない!!いいーじゃんか!あってもなくても困るわけじゃなし!」
「・・・確かに困りはしないが・・・ないと恥ずかしい・・普通はあるのに」
「最近は生えないやつも多いらしーよ??気にすんなって!」
「・・・・・・・」

必死に弁明すればするほどクォヴレーの視線が厳しくなっていく。
これは話題を変えなければ収まらない、とアラドは色についての回答をしてみた。

「あ、ああ!そうだ!」
「何だ?」
「色だけどさ!」
「色?」
「ワキの色だよ!オレはワキも紫!」
「・・・むら・・・さき」

その後、汗をかいて必死に自分のもっている知識をフル活用して身体について語るアラド。
一体何が悲しくてこんな講義をしているのか?と疑問に思いながらも、
知らなかった真実に驚愕して目を見開いていくクォヴレーをなんだか哀れにかんじてしまい、
1時間ほど講義を続けたのであった・・・・・・。






















寝室の扉を開けると小さく丸くなっているクォヴレーを目にする。
口端を小さくあげ、そっと丸くなっている体を手で撫でた。

「まだ拗ねているのか?」
「・・・・・・・」
「ワキを舐められただけでイってしまったことを恥じているのか?」
「・・・・・!」
「気にする必要はない。クォヴレーが敏感な・・・おっと」

クスクス笑いながら話すのが気に入らないのか、枕が飛んできて頬を掠めた。

「命中率が良くないな?もっとしっかり相手を見据えないと」
「余計なお世話です!!嘘つき!」
「嘘つき?」

心外な言葉にイングラムはベッドに腰を下ろして、
暴れるクォヴレーの両手首をシーツに縫い付けるように固定した。

「放・・・っ、せ」
「ダメだ。お前は今興奮しているみたいだから放したら話が出来ない」
「誰のせいだと・・・!」
「・・・さぁ?まだ話を聞いていないから答えようがない」

いけしゃあしゃあ、なイングラムの態度に益々腹立たしくなっていく。
クォヴレーは自由な足をバタバタさせて体を捩るが、
ニッと笑うイングラムが完全にベッドに乗り上げてきて全身の自由を奪ってしまうのだった。

「重・・・!!」
「これで落ち着いて話が出来る。
 クォヴレー、俺が嘘つきとはどういうことだ?」
「・・・貴方、言った!下ばえが青くなればワキも生えてくると!」
「・・・・言った?俺が??ほんとに?」
「うっ・・・!そ、それは・・・・」

ニヤニヤ笑いながらクォヴレーの瞳を覗き込む。
クォヴレーの瞳はユラユラ揺れて、悔しそうに唇を噛みしめている。

「クォヴレー、俺は本当にそう言ったか?」
「う・・うぅ・・・・ひっ!!」

体が弓なりにしなりベッドが軋んだ。
身体の中心を突然握られ強く揉まれたからだ。

「俺は、ココ、から液体を沢山飛ばせば大人になってワキも生えてくる、と言った。」
「・・・・あぁ・・・ひっ・・・」
「だが決して『青くなる』とも『青くなったら』とも言わなかったぞ」
「やめっ・・・やめっ・・・!!」

クネクネ体を捩ってイングラムから逃れようとする。
だがいつの間にか頭上で、しかも片手で両手を縛められ、
更に中心を苛まれていては出来ようもない。

「あぁっ・・・あっ・・・」
「・・・ズボンが湿ってきた・・・・、もうこんなに硬くして・・・」
「・・・・・っ」
「夕べ、ワキだけであんなにイったのに・・・いやらしい、な」
「い・・・言わない・・で・・・っ」
「・・・・今夜も沢山舐めてやろうか・・?ワキ」

そう言うやいなや、反抗するまもなくヒョイヒョイ服は剥かれていく。
脱がされた服の一部で両手首を拘束され万歳させられると、
イングラムは啄ばむようなキスを唇に一瞬だけ与え直ぐに首へ下降していった。

「んぅぅっ・・・」

だが首も左右をかるく吸われただけですぐに別の場所へと移動してしまった。

「ひぃぁぁっ、ぁ!!」

ゾクッと全身の毛が総毛立つ。
昨夜のようにネットリではなく、まるでグルーミングのようにワキに舌を這わされていた。
そして片方の手が感じ始めている性器をこれまた絶妙な力加減で扱いているのだ。

「少佐・・・!イングラム!・・・やめ・・・・!!」
「やめない・・・だいだいお前だって気持いいんだろ?
 性器の先からトロトロ溢れてきているぞ・・・ん?」
「ひ、ぃ・・・んく・・・」

ワキになんともいえない痺れが走った。
どうやら首に付けられたような痕を付けられたらしい。

「イングラム・・・!あぁ・・・、それ・・それ・・!」

イングラムの髪の毛を手に巻きつけ、クォヴレーの腰はガクガク揺れている。
性器への直接的な愛撫が、ワキから生まれてくる快楽が、
だんだん呂律をまわらせなくさせ、クォヴレーは腰を揺らすことで訴えていた。

「それ・・イイ・・・気持ち・・・い・・・」
「クォヴレー・・・」

状態を起こし下で喘いでいるクォヴレーを見つめる。
扱いている愛撫に強弱を付けてやると頭を激しく振りながら、
口端から飲むことを忘れている唾液がシーツに飛び散っていた。
・・・・イングラムももう限界であった。
そそくさと自分の前を寛げ、上着の前を外してクォヴレーの素肌と密着する。
熱く猛った性器を、先走りでべたついているクォヴレーの性器を重ね合わせた。
本当ならクォヴレーの中に打ち込みたいのだが、まだそれは早いと自覚している。
だから相互で我慢するしかない。

「(今はそれで十分だ・・・)」

圧し掛かって互いの性器を擦ろうとした時、腰の辺りに重さを感じた。

「クォヴ・・?」

それはクォヴレーの足だった。
クォヴレーはイングラムの腰に足を巻きつけ自分で腰を揺らしていた。

「あぁ・・っ、・・・イイ・・・熱、い・・・」
「・・・っ・・・く」
「少・・佐・・、イング・・ラム・・・熱い・・・硬・・い・・気持ち・・いい」
「淫乱・・・だな・・・・く、ぅ・・・」















息を乱しているクォヴレーの顎を捉えペリエを流し込んだ。
射精の余韻でボーっとしているクォヴレーは素直に口を開き、
液体がなくなった後はキスに応えていく。

「んっ・・・・ふぅ・・・」

唇が離れれば今度はグラスごと渡されそれを飲みむ。
飲みながらジッとイングラムの体を見つめる。

「・・・どうした?」
「・・・・・どうしてあの時、否定してくれなかったんです?
 おかげで・・・恥・・・かいた・・・」


その時、ひょっとして自分に恥をかかせるためにわざと訂正しなかったのだろうか?
と、頭を過ぎったがイングラムはシレッと簡単に理由を言うのだった。


「・・・お前が可愛いことをいうから訂正し忘れてしまっただけだ」
「可愛い?」
「まさかあんな風に勘違いするとは予測不可能もいいところだ。
 お前は頭はいいのに天然で可愛い・・・・いつも食べることを押さえるのに必死だ」
「・・・食べる?」

『食べる』の意味が分かっていないのだろう。
瞬きもせず見つめてくるクォヴレーに
イングラムはコツンと自分の額をクォヴレーの額とくっ付けて口を開いた。

「・・・・・狼は、羊をどう料理しようか・・・いつも考え中なんだ」
「狼??・・・羊・・・は、オレ??」
「フフ、正解だ・・・そして狼は俺」
「だが・・少佐」
「ん?」

額をくっつけたまま首を傾げる。
するとイングラムの吐息のかかる場所も変り、何故か体が熱くなった。

「・・オレは・・ガリガリだし・・・料理しても・・不味い・・と思う」
「フッ・・・」

額を離すとクォヴレーを胸へと引き寄せ抱きしめる。

「確かに細いが・・・筋肉はついているし、バランスもいい・・・。
 腰は細いし、アソコも慎ましやかに窄んでいてさぞかし美味しいに違いない」
「・・・腰???アソ、コ????」

ますますイングラムの言葉が分からなくなってしまったようだ。
ニヤッと笑うイングラムに『??』となるしかなかった。
そんなクォヴレーの鼻にチュッとキスをすると、もう一度忠告をした。

「・・・狼には気をつけることだ、食べられないように、な」
「・・・・・・・???????」

本当に何を言っているのか、わからない、
と目を瞬かせている間にクォヴレーは今度は強引に抱き上げられてしまう。

「わっ!!」
「さて、いい汗もかいたしシャワーでも浴びるか・・・・一緒に」
「一緒!?」
「一緒だ」
「いい!遠慮します!!」
「子供は遠慮することはない・・・行くぞ」
「オレは子供ではない!!いや、ないです!!
 とにかく!!、少佐!!下ろしてください!!」
「い・や・だ」
「少佐ーーーー!!!(子供だ!!この人はでっかい子供だーーー)」
「心配しなくとも今回はもうワキを舐めたりしない」
「!!!?????」

その一言に一瞬で全身を真っ赤に染めてしまう。
キッと睨めば、フフンと何故か得意げな笑みのイングラム。

「・・・最もお前にとっては舐めてもらった方がいいのだろうがな」
「そんなこと・・・!」
「・・・舌のザラつきによる刺激で毛穴が刺激され生えてくるかもしれない」

もちろん嘘だがクォヴレーはその一言に目を輝かせ騙されてしまう。
まったくイングラムは悪い大人である。

「刺激、して欲しいか?」

コクン、と頷いてしまう哀れな子羊。

「・・・舐めて欲しいか?」

コクン、と頷く哀れな子羊。

「・・では、お願いしてみろ」

コクン、と頷き、口を開く子羊。

「・・・少佐・・・オレの・・ワキ・・刺激・・して下さい」
「どうしてだ?」
「・・・ワキ、生えて・・・大人に・・・なる」
「了解だ・・・羊ちゃん」
「え?(羊??)」



その後、さんざん風呂の中で悪戯されてしまったクォヴレー。
大人になる為に、と必死に耐えたが最後には気絶してしまったという。
もちろんイングラムは優しくそれを介抱し同時に次なる作戦を練り始めていたのだった。


最早バカップルの変態プレイとしかいいようがない・・(汗) ・・・・いいのでしょか??? いい、よね・・・うん。 番外だし。