〜黒いヤツの撃退法・西武と有楽町〜


「なんだ、営団の有楽町！」
「・・・あ、西武池袋。コレ」
「ん？・・・・ああ、この間の運休の振り替えのか」
「そう、副都心のもあるからさ」
「了解した・・・・、ところで有楽町」
「なに？」
「貴様・・・その顔の手形はどうした？？」
「！！！！っ・・・、こ、これは・・その・・・」
「女にでもやられたのか？女のビンタも避けられないとは・・・地下ばかり走っているからだぞ！
　少しは我々を見習うがいい！会長を見習うがいい！」
「・・・・・（もう何も言うまい）ん？」
「どうした？」
「いや・・・・あそこに・・・」
「あそこ・・・・！！あれは・・・」
「・・・ゴキ、ブリ・・・かな？」
「言われんでもわかるわ！スプレーは・・・・」
「・・・・（西武はちゃんとスプレーを使うのか・・・）って、えぇぇぇ！？」
「！！？なんだ！大声を出したらやつが逃げるだろうか！！」
「・・いや、だって・・・ソレ」
「ん？これか？」
「・・・・『西武の！ゴキ●ェット』、『西武の！ゴキブリほ●ほい』？？」
「ふん？これか？愛社精神の表れとして既製品を少しだけ弄ったのだ」
「・・・あ、そうですか・・・・」
「そうだ！うらやましいか！？」
「いや？別に・・・」
「そうかそうか！それなら貴様にもあとで特別にプレゼントしてやろうではないか！」
「謹んでお断りします」
「遠慮するな！コレで貴様も心は西武！」
「余計にいらねーよ！！あ！逃げた」
「！！貴様が大声を出すからだ！ヤツめ・・・どこに行くつもり・・・ん？」
「（げぇ！またこのパターン？？？）」
「・・・・有楽町、動くなよ」
「・・・・い、池袋・・・、ソレかけられたら怪我するから」
「！それもそうか・・・では仕方ないな」
「ほっ」
「・・・・久々に昔のやり方をやるか・・・動くなよ？」
「・・・・へ？」
「昔は素手で捕まえたものだ・・・、腕が鈍ってないといいが」
「・・・・・！ま、まさか・・・・」
「大丈夫だ！少々痛いだけだ！動くな！！」
「（やっぱりか！）やめろ！いけぶく・・・・ぐふぅ！！」





ブチュッ！！




「・・・ふぅ・・・、殺した。どうやら腕は鈍っていなかったようだ。
　ん？有楽町？？？・・・・気絶している？」
「・・・・・・っ」
「ゴキブリが顔についただけで気絶か？コレだから営団は困る。
　少しは我々を見習って欲しいものだな！」
「・・・・・・」
「・・・これでは当分おきそうもないな。また運休か？いい加減にして欲しいものだ」
「・・・・・っ」
「・・・・仕方ない、東武にも連絡を入れておいてやるか・・・、ふぅ」
「・・・・（もうやだっ）」

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