**エッチなシーンはないですが会話がアダルトかも?**
西武池袋×東上だけれども、副都心と西武池袋の会話が殆どです。
〜鈍い心〜
「おや?」
「・・・・!副都心」
「こんな場所でご一服ですか?」
「・・・涼みたかったんでな」
「へぇ?確かに随分涼しげな格好ですね、珍しい」
「何が言いたい?」
「だってあなた方・・・、西武さんたちはいつも青いコートを着てるでしょう?」
「我々の象徴だからな・・・、それがどうした?」
「でも今は着ていない」
「・・・・さっきも言ったが涼んでいるのだ、私は。だから脱いでいるまで」
「ふぅん?でもYシャツもボタンが外れているし、ベルトも外れてます」
「・・・その方が涼しいだろう?」
「確かにそうですが、場所が場所ならわいせつ罪ですよ?」
「・・・ここは我々西武の休憩所だ。他の輩など滅多に来ない」
「そうですねー、でも僕はきてますよ?」
「時としてそういうこともあるだろう、
だがそれは予想していなかったハプニングとそうかわらん。
第一に貴様は私のこの格好を見ても何も感じんだろう?」
「何かを感じて欲しいんですか?」
「・・・・気色悪い」
「僕も答えていて気色悪かったですよ」
「ふん・・・・、それ?で副都心」
「なんです?」
「貴様、何しに来た?」
「・・・・この封筒が目に入りません?」
「今初めて気がついたな」
「あ、そうですか?これ、この前の書類です」
「・・・・信号機故障した時のか?」
「ええ、そうです」
「・・・・・、確認した。今後はせいぜい気をつけることだな」
「はい、気をつけます。コッチは有楽町先輩のです」
「了解だ」
「・・・・西武さん」
「なんだ?まだ何かあるのか?」
「ここに来る前に東上さんのところに寄ったんですよ、僕」
「・・・・・・」
「でも、居なかったんですよね〜。もうこんな時間なのに。どこに行ったと思います?」
「なぜ私にそんなことを聞く?私が知るわけもないだろう」
「・・・・ふぅん?本当に?」
「私が嘘をつく理由でも?」
「さぁ?どうですかね?・・・・ところで西武さん」
「今度はなんだ?」
「それ、葉巻ですか?」
「・・・そうだが?」
「タバコより美味しいんですか?」
「さぁな。それは人それぞれだろう。私は葉巻が好きだがな」
「まぁ、そうですよね。僕はタバコしか吸ったことがないから分かりませんが」
「・・・・貴様もタバコなんぞ吸うのか?」
「たまにですよ。どうしても眠れない夜とかに、ね」
「・・・・成る程な」
「西武さんはどういうときに吸うんです?」
「私も貴様と似たようなものだ。眠れない夜とか・・・、苛々するときとか」
「つまり常習性はないわけですね?」
「そういうことだ」
「では今夜はどうして吸っているんです?
眠れないってことはないですよね?身体はスッキリしているでしょうし?
じゃあ苛々かな?でもどうしてです?東上さんと寝たんでしょう?」
「・・・・身体はスッキリしても心はそうもいくまい・・・、!!?」
「ふふふっ」
「・・・貴様、謀ったな?」
「人聞きの悪いことを言わないでくださいよ〜。
僕はただ思ったことを言っただけです。
それにあなた方の関係は割りと有名ですしね」
「・・・・有名?」
「知らぬは本人のみぞ、ですよ。
西武さんも東上さんもわりと場所を選ばなかったりするでしょう?」
「・・・・・」
「先輩なんかよく顔を真っ赤にして帰ってきますしね」
「有楽町が?」
「いや〜、恐らく現場を目撃しちゃったんでしょうね☆
先輩は変なところで初心ですから!」
「・・・・ふん」
「実は僕も1回だけ目撃したことがあるんですよ」
「・・・・・・・」
「その時は東上さんのところの休憩室でした」
「・・・・・・・」
「貴方は椅子に腰掛けて、東上さんは床に座ってました。
西武さんは東上さんの頭を押さえて、東上さんは苦しげな声で・・・」
「・・・・・・・」
「『全部飲め』って・・・、それはもう凶悪な顔で・・・・」
「・・・・・・」
「でもその後、貴方はスッキリしたはずなのにどこか苦しげな顔でした。
・・・・どうしてです?そういえば今もあの時と同じ顔ですね〜」
「・・・・よくしゃべる男だ」
「そうですか?貴方や東上さんがしゃべらなさすぎなのでは?」
「・・・私は無口ではないと思うが?
・・・東武は・・・、意外と無口だがな」
「ですよねー」
「貴様が思っている通り・・・」
「?」
「東武は私の休憩室のベッドに居る・・・裸で。
意味は分かるだろう?貴様ももう大人だしな」
「もちろん!・・・では西武さん」
「・・・・・なんだ?」
「僕のもう一つの疑問にも答えてくれますか?」
「もう一つの?」
「さっき言ったでしょう?
貴方は東上さんを押さえ込んで東上さんを支配した。
でもどうしてそんなに苦しげな顔なんです?」
「・・・・・副都心」
「はい?」
「貴様、有楽町とはどうなのだ?」
「僕と先輩ですか?」
「貴様は有楽町が好きだろう?」
「そうですね〜。僕は先輩が好きです。
そして先輩は・・・、後輩としては僕を好きでしょうね。
でも恋愛感情は微妙です」
「・・・ではそんな貴様に質問だ」
「はぁ?」
「・・・・貴様と有楽町なら体格的に貴様が有利だな?」
「・・・それは押さえ込んだら、という意味ですか?」
「その通りだ」
「・・・・僕が有利でしょうね」
「体格的に有利な貴様が有楽町を無理やり押さえ込み、好きに扱ったとする」
「・・・・・・」
「貴様は有楽町の身体は手に入れられるわけだ。
だが貴様の心はその時どうなると思う?」
「僕の心・・・・?」
「恐らく・・・スッキリはしない・・・、むしろ余計に・・・」
「・・・・それは貴方と東上さんのことですか?」
「!」
「そういうことですよね?
つまり貴方は東上さんの身体は手に入れたけど、
心はそうじゃないからいつも苦しげだ、と?」
「・・・・私は東武の心を欲しいなどと思ったことはない」
「へぇ?」
「私は勝者の権利を行使しているだけだ」
「勝者の権利、ですか?」
「・・・・昔は私が弱かった。
なにしろ東武の社長に金を借りていたからな。
だが今は違う・・・・、秩父鉄道も我が西武を選んだ」
「・・・・それはたまたまでしょう?」
「たまたま、でもだ。私は東武に勝った・・・だから当然の権利を・・・」
「まぁ、百歩譲って貴方が『勝った』として、
それがどうして東上さんを抱ける権利になるんです?」
「!」
「ちがうでしょう、西武さん。
貴方は昔から東上さんが好きなんです」
「・・・うるさい」
「だから頑張って、東上さんに追いついた。
そして自分の想いを遂げた・・・・」
「・・・・黙れ」
「でも東上さんはいつも抵抗してばかり・・・、
貴方は不安になった・・・・」
「・・・違う」
「『私は本当は好かれていないんじゃないか・・?』って」
「副都心!!」
「・・・・・・西武さん、僕は思うんです」
「・・・・・?」
「東上さんが本当に貴方を嫌いなら、貴方は今頃大怪我してると思いますよ?」
「・・・・大怪我?私が?」
「普通、嫌いな男のモノを口に咥えさせられたら喰いちぎるでしょう?」
「!」
「精液だって飲んだりしませんよ。僕なら何が何でも吐き出します」
「・・・・・っ」
「抱かれた翌日は殴りかかりますね」
「・・・・・・」
「でも東上さんはそうしない・・・、それはつまり・・・」
「副都心・・・」
「はい?」
「・・・まさか、貴様に教えられるとはな」
「何のことですか?」
「ふん。貴様のポーカーフェイスもなれたわ」
「ひどいですねぇ・・・、でも、まぁ、お元気になられたようで良かったです」
「気がつかされたからな・・・、だが貴様」
「?」
「なぜそんなに協力的なのだ?」
「・・・・あなた方が上手くいくと僕の恋も上手くいくかもしれないでしょう?」
「貴様の?だが有楽町は・・・・」
「僕と西武さんは一緒です!僕はね、ようやく先輩に追いついたんですよ」
「・・・・私と一緒?」
「あとは想いを伝えるだけです。
先輩はあの通りなんでうまく僕から逃げようとしますが・・・、でも逃がしませんよ」
「・・・・・・」
「貴方と東上さんがイチャイチャしてくれれば先輩も免疫がつくでしょうし」
「・・・私と東武東上が人前でイチャつくとは思っていないだろう?」
「ええ、まぁ。でもこれまで以上に休憩室でラブラブしてくれれば・・・」
「・・・有楽町にそれを目撃させるつもりか?」
「イチャつくときは教えてくださいね!」
「・・・・誰が教えるか、と言いたい所だが・・・、
今回のことに免じて向こう1年は教えてもかまわん」
「・・・つまり1年で先輩を落とせと?」
「貴様なら可能だろう?そのペラペラ動く口を使って」
「なんだか酷い言われようだなぁ・・・、まぁ、頑張りますよ」
「ふん」
「・・・どこ行ってたんだよ?」
「・・・起きたのか?」
「・・・・さっき目が覚めた・・・、メチャクチャしやがって」
「貴様を相手にしているとつい歯止めがな・・・」
「どういう意味だよ?」
「・・・・さぁな。それよりこれを預かった」
「メトロの封筒?」
「葉巻を吸っていたら副都心が来たのだ」
「・・・葉巻って・・・その格好でか?」
「問題でも?」
「・・・・ヘタしたらわいせつ罪だぞ?」
「・・・上下とも着ているが?」
「首筋に唇の跡とか見えてんだよっ」
「・・・・貴様がつけたものだろう?」
「そうだけど・・・・」
「ふん。それよりほら・・・、受け取れ」
「・・・・これってこの前の信号機故障の時のか?」
「そのようだ。副都心にはこれからは気をつけるよう言っておいた」
「ふーん・・・、って、どうしてアイツは俺がここに居るのを知ってんだよ?」
「私と貴様の関係は周知の事実らしい」
「は?」
「・・・有名なんだそうだ」
「・・・・へ?」
「知らぬは我々ばかり・・・、ならば私も遠慮はいらないのだろうな」
「何の話だ・・・、っ・・・・んぅ??」
「・・・・・」
「んっ・・・ふ・・・ちょ・・・、やめっ・・・」
「恋人なのだ・・・、こういう行為は自然だろう?」
「恋人??や、確かに付き合ってんなら自然だけど、
俺とお前は違うだろ!、・・・・・・、うぁ・・、ちょ・・ちょ・・」
「私はずっと、貴様と付き合っているつもりだった」
「は?・・・やっ・・も、・・ムリだって・・・さっきヤっただろ!」
「まだ足りない・・・、気分が高揚としているからな」
「なんで一人で高揚としてんだよっ」
「嬉しい事実に気がついたのだ・・・、正確には副都心に気づかされた。
貴様が私を本当に嫌いならば、私は大怪我をしている、と」
「・・・・は?意味・・わかんねーよっ」
「東武・・・、咥えるぞ?」
「!!?待・・・、あっ・・・、・・っ」
「・・・・舐める前からベトベトだな・・・?」
「・・・うる・・せ・・・、それより・・それ、嫌だって・・・」
「なぜだ?貴様はいつも私のを舐めるではないか?」
「そりゃ、お前が・・・むり・・やり・・・!!!」
「副都心は言っていたぞ」
「・・・な・・に・・・を・・・?」
「貴様が本当に私を嫌いなら・・・、私のコレはとっくに喰いちぎられている、と」
「!!!?」
「東武がそれをしないということは・・・それは・・・、!!?」
「・・・・・っ」
「・・・・東武?」
「・・・それ以上は・・・黙ってろ」
「なぜだ?」
「俺が必死に抑えてた事実だ!!認めたら終わりだ!」
「何が終わるというのだ?」
「俺は東武だ!」
「それがなんだ?」
「お前は西武だ!」
「・・・それで?」
「俺とお前はどこまでいっても平行線なんだよ。
交われない・・・・、絶対に、だ」
「では貴様は何故、いつも喰いちぎらない?」
「・・・・っ」
「なぜ、いつも私に抱かれる?」
「・・・俺は・・・抵抗してる・・・、でも・・お前が・・・」
「東武は皆、馬鹿力で有名だ・・・、
貴様が本気を出せば私など跳ね除けられるだろう?」
「・・・・う」
「素直に認めろ・・・、私も意地を張るのはやめた」
「・・・・・」
「東武と西武でもいいではないか・・・。
仕事とプライベートは分ければいい・・・」
「・・・・・分ける・・・?」
「私は覚悟を決めたのだ・・・、私はもう逃げない。
苦しい思いで生活するのはもうゴメンだからな」
「・・・それは・・・俺も・・・」
「東武東上・・・」
「なんだよ?」
「・・・・これまで言えなかったが・・・、私は貴様が・・・」
「東上さーん」
「・・・・副都心」
「おやおや?なんだか腰が辛そうですね〜」
「・・・俺はムリだつったのにアイツがしつこくて・・・」
「へぇ?」
「・・・って、俺は何を言ってんだ!!」
「僕は何も聞いてませんけどねー?」
「うるせーよ!そもそもお前が・・・」
「なんです?」
「・・・う〜!!(これ以上は墓穴を掘るだけだ)」
「東上さん?」
「・・・なんでもねー・・・、ところでなんか用か?」
「ええ、新年会のお誘いです」
「新年会?」
「僕と、東上さん、西武池袋さんと先輩でやりません?」
「はぁ?」
「実は西武池袋さんの提案なんですけどね☆」
「西武池袋の??なんでまた?」
「(約束を守る為、とは言えませんよね)・・・さぁ?」
「???変なヤツ」
「で、どうします?僕と先輩はOKなんですけど」
「・・・俺も別に構わねーけど?」
「じゃ、OKですね?」
「ああ」
「了解です!ありがとうございます!僕、がんばりますね!」
「はぁ?頑張るって???」
「こっちの話です!
東上さんはせいぜい酔っ払って、
西武池袋さんと熱いペーゼでもぶちかましてください!」
「・・・ペーゼ??」
「接吻ってことです!」
「はぁ???」
「よろしくお願いしますね!では!」
「あ、おい??
・・・なんだぁ???変なヤツ・・・。
でも接吻って・・・、西武池袋の言うとおり俺らの関係って有名だったんだな」
有難う御座いました。
いつも以上に意味のない駄文です。
でも、そのうちにこの続きも書きたいですね。
2012/1/9
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