〜たまにはいい思いを・・・?〜
東上に中途半端に煽られなんとも収集のつかなくなった下半身を沈める為に、
俺はメトロのトイレまで全力疾走した。
トイレにたどり着き個室に身体を滑り込ませたら、
帰ったはずの東上が後ろから同じ個室に入ってきてビックリした。
東上は個室の鍵を閉めると力ずくで俺を洋式の便座に座らせる。
「・・・あの・・・?」
俺、今は忙しいんだけど・・・?
男なら誰だってわかると思うけど、
ここまで煽られると抜かないと収まらないっていうか・・・、
だから一刻も早く抜きたいんだけど・・・、と思っていたら、
東上の手がベルトに伸びてきて、
ジッパーをさげて、下着から半勃になっている俺のソレを取り出した。
「・・・さっきも思ったけど、お前、案外立派なもん持ってるよな・・・」
「・・・・!」
・・・立派って・・・、もしかしなくても俺の・・・ソレ、だよな??
なんでそんなこと分かるんだろう??
・・・あ、自分と比べてるとか・・・?
それとも・・・・西武・・・とか??
って、そんなこと考えていたらすぐにそんな余裕は消し飛んだ。
なぜって・・・東上が・・・・。
「・・・・っ・・・・」
「・・・気持ちいい・・・?」
トイレの床に跪き、俺の足の間に顔を埋めながら、
時折俺の顔を窺うように上目使いで見てくる。
唾液と、俺の精液で濡れ光った唇がなんとも艶かしくて、
俺のソレは無意識に大きくなっていく。
・・・東上は巧みだった。
セックスの経験がないわけじゃない。
それまでの相手に舐めてもらったこともある。
だけど・・・東上のそれは本当に巧みで・・・・。
口いっぱいに俺のソレを頬張り、足りない部分は手で補っている。
それはまぁ・・・普通だろう。
だけど・・・東上は・・・。
「・・すっげぇ・・タンクがパンパン・・・。お前、自慰とかしないの?」
「・・・・っ」
東上は性器の根元に息づく膨らみを指で突いてきたかと思うと、
それすらも口の中に入れてあめを舐めるように転がしだした。
チュッと音を立て、キスマークをつけるくらいの強さで吸われると、
みっともないけど腰が自然にビクビク震えた。
おまけにそんな場所を舐めている最中も、
東上の手は俺の性器を扱いているのだから・・・・。
東上は膨らみから口を離すと、ベェッと見せ付けるように舌を出し、
俺と目を合わせたまま下から上へと性器の裏筋に舌をゆっくりと這わせた。
途端、コプコプと先端から透明なものが溢れ、東上の顔の落ちる。
東上はその粘ついた液体が気にならないのか、
フッと目を細め先端の穴に舌を差し込んだ。
ゾクゾクゾクと背筋が震える。
あ、やばい・・イク!
と思って、東上の顔をとうざけようとしたが、
東上は俺の性器を握り締めたまま、チューチュー先を吸い上げる。
・・・だから!そんなことされたら我慢できないだろ!
と、思うが口には出せない。
「俺、根元絞めて焦らすのとか結構好きなんだけど、
今回のコレはお詫びだし・・・、ここいらでイかせてやるよ」
根元絞めて焦らすってなんだよ!?
お前、いつもそんなことしてるのか??
ん??あれ??
ってことは東上・・・西武相手に・・・あれ??あれれ??
・・・・そんなことを考えているうちに、
口を萎ませた東上に棹を何度も擦られ、
舌を絡まされ、
おまけに咽で絞られ、
俺はあっという間い吐精した。
なけなしの理性で東上の頭を後ろに引き、
口の中に出すのだけはさけられたけど、
でもそれが良くなかったのか、
東上の顔は白い液体まみれになってしまったけど・・・・。
射精して息を乱していると、東上は徐につなぎの上を脱ぎだした。
何をしているんだろう?と呆けた目で見つめれば、
東上は俺の下半身を指差して、
「・・・まだイけるだろ?」
と聞いてきた。
うぅ・・・、確かに東上の口が気持ちよすぎて、
俺のソコは射精したのにまだまだ元気であと何回かイけそうだけど・・・。
そう、悲しいくらい元気があるな・・・。
で、東上は俺の上に乗り上げると、
俺の性器に手を添えて、自分のある部分にピタリと当てた。
俺は驚いて東上を見る。
「・・・お前、童貞じゃないよな?」
東上は確認するように俺に聞いてきたので俺は小さく頷いた。
・・・・童貞だったらなんだったんだろう?
頭のどこかでそう考えたけど、
ズブズブ東上のソコに性器は飲み込まれ、
あまりの気持ちよさに何も考えられなくなっていた。
・・・東上が小さな声で「童貞じゃないなら好きな相手じゃなくてもいいよな」と、
言っていたのを思い出したのはそれからしばらく経ってからのこと。
彼なりに一応、気を使ったらしい。
全部飲み込み終えると東上は身体をゆっくり上下に動かした。
するとシットリと濡れている東上の中と、
さっきの射精で濡れている俺の性器はたいした抵抗もなく混ざり合っていく。
・・・なんで東上の中、濡れているんだ?
って思ったけど、東上が腰を動かすたびに性器全体がジンジン痺れてどうでもよくなった。
蹴られたときはこの世の終わりを味わったけど、
東上の中にいる今はまるで天国を味わっている感じだ。
次第に声を出すのも我慢できなくなってくる。
東上もそうなのか、苦しそうに唇を噛みしめているので、
俺は東上の頭を引き寄せ、
「キスしていい?」
と聞いてみた。
東上は顔を真っ赤にして頷くと、
目を閉じて俺の唇を塞いできた。
東上が唇を何度も吸ってくるので、
じれったくなった俺は強引に舌を押し込み深いキスに代えた。
上顎を舐めたらビクッと身体を逸らした東上が、
ギュッと咥えている俺を締め付けたので、
声を漏らさない為、東上の舌に歯を立てた。
俺の腰も、
東上の腰も激しく動き、
気持ちよすぎて会話を交わす余裕もなくなり、
濡れた音と、肌が触れ合う音、
そしてキスの音しか聞こえなくなった時、
東上が低く呻きながら身体を大きく逸らした。
俺は腰を動かすのに夢中になっていたから東上のそれには触れてもいなかったが、
東上は確かに達しっていた。
そして俺も東上が達したことで強く締め付けられ、
中は性器に吸い付くように蠢き、
ついに耐えられなくなって彼の中に全てを注ぎ込んでしまったのだった。
全てが真っ白だった。
いままでしてきたセックスが虚しいくらいに。
・・・それと同時に西武と東上の関係が気になって仕方がなくなったけど。
有難う御座いました。
なんて中途半端な(笑)
え?続きませんよ?
西武と東上は付き合ってません。身体だけのお付き合いなんですよ、きっと。
2011/2/20
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