小さな身体の上に、周泰がゆっくりと被さる。
何度も接吻を繰り返し、やがて其れが深いものへと変わっていく。
衿から手を滑らし、胸元に挿し込む。
柔らかい乳房は、周泰の手に良く馴染む。
周泰は、衿を割ると乳首をそっと口に含んだ。
溺欲
くぐもった声が頭上でした。
は枕を握って声を押し殺していた。
その可愛らしい姿に周泰は思わず微笑み、に接吻した。
小さな身体は既に熱を持ち、呼応する舌は周泰に熱を移した。
周泰は素早く、しかし丁寧に着物を脱がした。
未だ幼い身体は成長途中に有ったが、同じ年頃の少女より遥かに女の身体をしていた。
周泰は、折れそうなほど細い腰に接吻しながら、やはり手放せぬと思った。
元より手離す気など無いのだが、美しく育つほど不安になった。
其の所為か、を抱く周泰は激情的なほど愛情深かった。
の足を持ち上げ、太腿を舐った。
日頃から余りに陽にあたる事の無い身体は、月の様に蒼白かった。
その白い肌に周泰の愛情を刻み込む。
は恥ずかしそうに身を捩ったが、周泰に敵う訳も無く唯甘い嬌声を漏らした。
周泰の眼差しの先は、既にうっすらと蜜で光っていた。
遊郭の女などとは違う穢れを知らない身体は、其れでも周泰の愛撫に確かに反応した。
其れは過剰なほど淫らでなく、寧ろ一種神々しささえ有った。
同じ行為をしているのに、何故こんなにも違う感情を持つのか、解らぬ侭唯が愛しかった。
自分の愛撫を唯素直に感じる姿が愛しくて堪らなかった。
脚の間に顔を埋めると、は恥ずかしさと快楽から一層嬌声を上げた。
周泰は最初は優しく舐め、そっと舌を中に挿入した。
溢れる蜜は、の快楽の具合を周泰に教えた。
少しづつ体が痙攣し始める頃、周泰はの固い蕾を舐めた。
「ようへいっ……!」
戸惑いを含んだ嬌声。
幼い身体は、増幅していく快楽に若干の罪悪感と恐怖を感じているのだろう。
「……大丈夫だ」
周泰が指を絡めてやると安心したのか、は再び眼を瞑り小さく嬌声を漏らした。
小さく細い指が周泰の指を握り締める。
そんな可愛らしい姿に、周泰の感情も一層高ぶる。
空いている方の手で蕾の皮向き、口に含んで舐る。
は嬌声を上げながら、周泰の指を締め上げる。
痛みすら覚える其の仕草に満足感を覚える。
ゆっくりと指を解くと、中へ挿入し内壁をなぞった。
「いっ……ぁ……」
は周泰の短い髪を掻き乱しながら、快楽の絶頂を堪えようとした。
しかし、周泰は舌の動きも指の動きも止める事は無かった。
は、爪先を逸らしてナカを痙攣させると絶頂を迎えた。
「……挿れても……良いか?」
まさか否と言われては困るが、それでも周泰は心配げにに尋ねた。
は周泰を見詰めながら頷いた。
視界には周泰しか映っていない様な熱い眼差しだった。
周泰は性器を入り口に宛がうと、ゆっくり挿入した。
まるで宛がった様に良く馴染む身体は、もう広がり切らない限界で周泰を咥え込む。
「裂ける……」
の口から甘い吐息が零れる。
内壁を突き上げる性器は小さな身体を貫く様で、しかし至上の愛を与えてくれる。
は、ゆっくりとした抽出が与える快楽に全てを委ねる。
周泰の性器を飲み込むナカは、激しい収縮を繰り返し周泰を絶頂へと誘い込む。
「…………」
寡黙な男は、僅かに上ずった声で女の名を呼ぶ。
其の言葉に全ての愛情を込めた様な熱い囁き。
は周泰の身体にしがみ付き、周泰の与える快楽に溺れている様だった。
「……くっ……!」
周泰は思わず声を漏らし絶頂を迎えた。
精液を注ぎ込む性器を、のナカが収縮して搾る。
周泰は荒い息継ぎをしながら、の髪を撫でた。
はその侭周泰の腕を引っ張り、唇を甘噛みした。
其の仕草にまた煽られ、周泰はの乳房に再び手を這わせた。
欲に溺れた小さな姫君。
そんな彼方が愛しくて、俺は彼方に溺れる。
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遂に書きました。周泰エロ。
次はやっぱり例の3人組が出張る予感。からかわれる周泰が大好きです。
2003.12.01 viax