横顔>
2004.10.17


風呂上り、バスタオル一枚の大和に楓が唇を重ねてきた。
楓と身体の関係を持つようになってから、ほぼ毎日のように抱き合っている。
お互い性に対して興味がある年頃だし、毎日しても体力は尽きない。
楓は唇で大和の首筋を愛撫しながら、手は敏感な胸の先端を弄っている。
もう一方の手が後ろに伸びてきた時、大和が身を引いた。
「んっ・・・楓、俺今日ちょっと調子悪いから・・・。」
「そうか・・・。」
楓はあっさりと伸ばした手を引っ込め、その手で大和を抱きながら、もう一度唇を重ねた。

「楓、したい・・・?」
キスをしているだけなのに、楓のモノは大きく膨らんでいる。
大和が股間に手を伸ばして楓を見つめると、触れた瞬間にふっと吐息が漏れた。
それを合図に大和は楓を後ろから抱きかかえて、ローションを含ませた手で、熱くなったペニスを包みながら上下に動かしていく。

「・・・・っ。」
膨らんだ先端を包み込み、回すように刺激をすると食いしばった口元から微かな声が漏れた。
「楓・・・気持いい・・・?」
「・・・・ぁっ・・・馬鹿、・・・っ聞くなよ・・・。」

楓は普段感情を表に出さない。

舌先で身体をなぞられるだけで、甘い声を出してしまう大和とは違い、こんな時ですら、必死に声を出すのを我慢してしまう。
だからこそ、少しでも楓が反応すると大和は嬉しくて仕方なかった。
同い年の男の身体、自分との違いを確かめるように、じっくり観察をしながら、舌や唇、指先を使って楓を攻めたてていく。



「・・・ぁっ大和・・・・も、出る・・・。」
楓がきつく目を閉じると僅かに口を開き、全身を硬直させて2,3度大きく震えると、ローションでベタベタになった大和の手に熱い精液が注がれた。

全身の力が抜けた楓が大和にもたれかかると、最後まで搾り出すように、硬さを少し失ったペニスの先端をゆっくと刺激した。
「ぁぁぁっ・・・やぁっ・・・・大和っ・・・。」
楓は身体をくねらせて逃げようとするが、身体が震えて上手く力が入らなかった。

自分だけに見せる楓の顔・・・。

大和は手の動きを止めると、再び唇を重ねて舌を絡ませていった。

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