ハイン神話によると、
神話にちらりと出てくる
力の
ハイン(
ハインの半身)とは何者なのだろうか?
『ハイン』は自分の身体を切り裂き、半身を人間に差し出した。これで『ハイン』にとっても人類にとっても穏やかな日がくるはずだった。ところが人間たちはこの『ハインの半身』が持つ力を奪い合って、争いをはじめてしまった。
長い長い戦いがつづいた。このときにたくさんの国ができた。
この戦いに勝利したのが黒耳王ゼバルガとその一族だった。彼らは森の中で居眠りしていた『ハインの半身』に約束どおりおまえの力をよこせと言った。だが『ハインの半身』はのらりくらりと答えをはぐらかした。アルティマニア476ページより引用
順を追って考えてみよう。
- ハインの半身は人間が争奪戦を繰り広げている最中も居眠りしていた…のんき者?
- ハインの半身はのらりくらりと答えをはぐらかせる…曲者?
- FF8世界の歴史によると人類発祥の地はセントラなので、人類を創造したハインの片割れである力のハインもセントラにいた可能性が高い?
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のんき者で、曲者で、セントラに深い縁がある存在……その条件に合致するナマモノが1匹いる。
オーベール湖に住んでいる正体不明のあいつ(
アルティマニアp.297によるとナマズらしい)だ!
「…むかしね、ここから南にずーっといったところに、森にかこまれた、小さいけれどとてもうつくしい村があったのよ。みんなとてもしあわせにくらしていたわ…」
アルティマニアによると、彼(彼女?)の言う森に囲まれた小さな村とは南セントラの
レナーン平原のことだそうだ。あそこが人類発祥の
地、
ハインのかつての本拠
地で、彼の言う“みんな幸せに暮らしていた”というのは
ハインと人類が共存していた時代のことで、ゼバルガ一族が
ハインの半身を問いただした森が小さな村の跡
地を囲む森のどこかだったら面白いな、などと思ったり。