諸説
アルティミシアはどうして過去に向かったのだろう? どうせ過去も未来も1つにするんだったら、わざわざ過去に行く必要なんて無かったような…?
アルティミシアの劇中の行動を見てみると、
ということは、
時間圧縮とは、最強クラスの
魔女の
力が2つ合わさってようやく可能な大技だったのではないかな。
ゲーム終盤ラグナは言う。
でも、それっておかしい。
- だって、スコールたちよりラグナたちの友情の絆のほうがずっと強い。
- それに世の中にはスコールたちよりも強い絆を持つ人はいっぱいいるはずだ。
- にも関わらず、時間圧縮の世界ではスコールたちしか実体を維持できなかった。
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これはどういうことだろう?
こんな仮説はどうだろう?
ただ、
- リノアはまだ魔女になったばかり。
- 下手にプレッシャーを掛けてリノアが萎縮してしまったらマズイ。
- そこでラグナは『みんなで』お互いを消さないように念じるんだと言った。
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ラグナの言う『作戦を信じる勇気』とは、実は
リノアに向けた言葉だったんじゃないかな。
ただ、この説だとCC団が
時間圧縮後の世界にいる理由を説明できないんだよね。
SeeD試験に注目してみよう。
…あれ?
ガーデン集合から撤退まで2時間半しかない!?
移動時間が短すぎないか!?
おかしいのは
ドールの件だけじゃない。
ドールの件といい、
大陸横断鉄道路の件といい、
FF8の世界は不自然すぎる。
いっそのこと、発想を変えてみたらどうだろう?
- FF8は月の大きな世界…だと我々は思っている。
- でも逆のパターンは考えられないだろうか。
- FF8の世界は、月が大きいのではなく、地球が小さいのでは!?
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世界の中心に
グラビデの巨大な
ドローポイントがあって、そのお陰で
地球並みの重
力を維持できているとか。
よくある反論にこんなものがある。
- ドールではもう夕方だった
- ところが試験から帰ってきたあとのティンバーはまだ空が青いまま
- だからバラム〜ドールまでのあいだに船上で一泊しているはず
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この説はよく出来ているけど残念なことに、
スコールが
ティンバーでこんな発言をしている。
スコール「ドール公国には電波塔があって、電波の送信と受信ができるらしい。長い間放置されていたんだけど、昨日ガルバディア軍が再起動したんだ」
ガルバディア軍が電波塔を再起動させたのは
スコールたちが
バラムに撤退する前の出来事なので、
バラム〜
ドールのあいだで一泊したという説は成立しない。
バラムガーデンの端末によると、
15歳以上の生徒に試験参加資格が与えられる。
SeeDの資格は20歳までの期限とする。
春 慰霊祭
入学式
SeeD試験(筆記/実地)
夏 ガーデン祭
夏期休暇
秋 生徒主催行事・学園祭
冬 進路相談
スコールが受けた今年の
SeeD試験の結果は、
たった4名!? 毎年4名程度の合格者しかいないと4名×6年で現役
SeeDは計24名しかいないことになるんだけど…?
単に今年は不作だった。
筆記試験で思わぬ問題が出て筆記試験で落ちた人多数。
シドの謀略で今年の合格者は全員が
孤児院組。実はニーダも
孤児院組なんだけど
アーヴァイン以上に影が薄くて誰も覚えていなかった。
SeeDは超少数精鋭。多く見積もっても20人程度と考える説。
そもそも
FF8の世界を代表する2大国
エスタと
ガルバディアは
SeeDを殆ど雇っていない。
エスタは長いあいだ
沈黙していたし、
ガルバディアも、
※SeeDによってガルバディア
この一文から
SeeDを雇っていないことは明らか。もし
ガルバディアが
SeeDを雇っていれば、
SeeDに
SeeDを戦わせて、その隙に
ガルバディア軍が
ドール軍を徹底的に叩き潰す戦法でとっくに
ドールを占領しているはず。
SeeDのクライアントは
ガルバディアに独
力で対抗できない小国だが、
結局、
SeeDのクライアントは
ドール、せいぜい
バラムぐらいしかない。しかし、
※老人の発言
正
SeeD4人を派遣してもらっただけで
ドールは増税を強いられている。それぐらい
SeeD派遣料が高いか、或いは、
ドールが財政難なのか。どちらにしても、
要するに、
現役のSeeDは世界に20人程度しかいない軍事のスーパーエリートではないかと。だからこそ
スコールや
サイファーにとって
SeeD就任は目標だったのではないか。
なお、ぼやき3人組が後日
SeeDになったのは
ノーグが失脚し、
SeeDの意義が傭兵→対
魔女軍に変質したあとなので、従来の
SeeD就任ルールはそもそも適用できないとする。
SeeD試験は春に何回かに分けて行われるという説。
- バラムガーデンのSeeD試験は“春”と書いてあるだけで年1回とは書いてない
- 春に数回試験が行われるのではないか
- 我々の世界の受験でいうと複数の入学試験を用意している私大のように
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この仮説を補強する材料として、ぼやき3人組が後日
SeeDになったことが挙げられる。
名無しさんによると
ガーデン内紛だけでも20人近い
SeeDが登場するそうなので仮説4はまずないと考えてよさそうだ。
仮説2は“
ゼルでも筆記試験に合格できた”という事実が重くのしかかるので苦しい。
いや。
ゼルは物知り
ゼルだから侮れない。その反論では仮説2を否定できない。
仮説5にとって有利なのがこの発言。
「今日は
SeeDの実
地試験か…」<br>「俺、
このあいだダメだったんだよなぁ…。緊張しちゃってさぁ」<br>「お前、実
地いったんならいいじゃねえか! 俺なんて筆記すら通らないんだぜ!」<br>「そりゃ、お前の頭が悪いだけだろ」<br>「そーゆー、お前はどうなんだよ? お前だって今日自習じゃねえか!」<br>「俺も今日は自習だ…。俺たちゃダメ人間なんだよ、やっぱり」
1年前の出来事を“このあいだ”とは言わないだろう。つまり、
SeeDの実
地試験は1年に1回ではなく、もっと早い間隔で行われていると推測できる。
今のところは仮説5『
SeeD実地試験は春に数回行われる』が最も有
力。
シドの不自然な行動や2枚の手紙の謎を追求していくと結果的に幼馴染が結集した理由に繋がってしまう。
キスティスが派遣されるのは変じゃないか?
サイファーが放送局を襲撃したとき、
キスティスが止めに入る。彼女は
サイファーを止めるために派遣されたのだという。…あれ? ちょっと、待てよ? これ、おかしくないか?
そんな
キスティスをどうして
サイファー説得のために派遣したんだ?
あれ?手紙が2つ?
ノーグは言う。
先ほどの
ノーグの台詞をもう1度引用してみる。
スコール「バラムガーデンとの共同命令『魔女暗殺』の遂行にあたりました」
ノーグ「ブジュルルル! 共同命令だど!? ブジュルルル! お前ら・だーまされだ!」
スコール(騙された、だって!?)
ノーグ「こざかしい・ドドンナは・いざというときのために・お前たち・暗殺に・利用したのだ。わじの指示で・やったと・言い逃れる・ために」
一見なんの問題もない台詞だが、よく考えるとおかしい。
雷神「伝令だもんよ。お前らにシド学園長から、新しい命令を持ってきたんだかんな」
スコール「どんな命令だ?」
雷神「知らんわ、そりゃ。このガーデンの偉い人に渡しちまったもんよ。シド学園長に言われたとおりだかんな」
風神雷神がドドンナに渡したのは
ノーグではなく学園長
シドの手紙だからだ。つまり、
ドドンナが受け取った手紙は2つあったということになる。
もともと
シドと
ノーグでは
魔女に対する考えかたで対立していた。
そのうえ、
ノーグ「シドのアホが・SeeDを魔女討伐に・送り出した。失敗・したら・どうする? このガーデン・終わりだ。わじの・ガーデン! シド・あのアホ・ゆるさん。」
シドは
ノーグの命令を無視し
SeeDを派遣する等の行為を行っている。また、
ドドンナ「ごくろう。君たちにバラムガーデンのシド学園長から命令書が届いている。我々は規定に従い命令書を確認した。検討の結果、我々は全面的にシド学園長に協力するという結論に至った。実は我々も以前から同じ目的のために、作戦の準備を進めていたのだ。
ドドンナもあの手紙は、
ノーグ理事長ではなく、
シド学園長の命令書だと言っている(※)。ということは、
- 実はドドンナは表向きノーグに従いつつ裏で学園長シドと手を結んでいた
- ノーグはそのことに気づかないままスコールたちに倒されてしまった
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こういうことではないだろうか。
幼馴染が結集したのは何故か?
以上の点を総合して考えると、幼馴染の結集は
シドが意図的に仕組んだ可能性が出てくる。
そもそも、
覆面教師「この任務は極めて低料金で引き受けている。本来なら相手にしないような依頼だが…」
リノア「シドさん、いい人だよね。ウチらみたいな貧乏グループのとこにSeeDは来てくれないって思ってたんだ。でも、シドさんに事情話したら、すぐOKだったよ」
森の梟の依頼を受けたのは
シドの独断。
スコール、
ゼル、
セルフィという人選も
シドが決めた可能性が高い。
また、先ほども書いたが、
サイファーの暴走を止めるために
キスティスを派遣したというのは不自然だ。
こう考えることもできよう。
そして、
アーヴァイン。
- シドがドドンナに送った手紙には何が書いてあったのか?
- 「孤児院組のSeeDや生徒をイデア暗殺に使え」と書いてあるなら話は繋がる。
- 逆に↑と書いていないとすればシドの手紙の内容が見当つかなくなる。
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シドが送った手紙には何が書いてあったのか。有
力な仮説が浮かばないかぎり、ドドンナの言葉は真実(
ノーグは
シドの送った命令書のことを知らなかった)とするのが自然ではなかろうか。
なぜ幼馴染を結集させる必要があったのか?
もしも幼馴染の結集の黒幕が
シドだとすれば、どうして彼はそんなことをする必要があったのだろう? また、幼馴染が結集した理由が劇中で明かされなかったのは何故だろう?
おそらく、
- 答えはエンディングにある。だから劇中では明かされなかった。
- 具体的には、イデアは成長したスコールと出会った場面が答えになる。
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13年前、
イデアは成長した
スコールと出会った。
イデア「あなたは私をママ先生と呼んだ。あなたは…だれ?」
スコール「SeeD。バラムガーデンのSeeD」
イデア「SeeD? ガーデン?」
スコール「ガーデンもSeeDもママ先生が考えた。ガーデンはSeeDを育てる。SeeDは魔女を倒す」
イデア「あなた、何を言ってるの? あなたは…あの子の未来ね」
こうして
イデアは、将来
スコールが邪悪な
魔女と
戦う宿命にあることを知った。
イデアは
アルティミシアに
ジャンクションされてしまったため、
スコールの面倒を見ることが出来なくなるが、彼女の意志は
シドに受け継がれた。
シド「私は学園長として、みなさんのリーダーにSeeDのスコールを指名しました。今後、ガーデンの行き先決定や先頭時の指揮をとるのはスコールです」
(中略)
シド「スコール、よろしくお願いしますよ。これは君の運命です。魔女討伐の先陣に立つことは、君の定めなのです」
シド「君にはできるだけ外の世界を見てほしいのです。行きなさい、スコール。スコール…ガーデンをよろしくお願いしますよ」
シド「ああ、そうだスコール。これを忘れてました。呪われたアイテムですが、力のある者が使えば大きな助けになるはずです」
シドが事あるごとに
スコールを特別扱いしたのも、
イデアから
スコールの
運命を聞いていたからだろう(そう考えないと
シドの言動を説明できないし、エン
ディングの過去の場面の存在意味も分からない)。
スコールの周りに
孤児院時代の
仲間を結集させたのも
シドの
スコール優遇の一環ではないか?
- スコールには友達や仲間と呼べるような人間がいない。
- 将来ガーデンを背負って立つ男がそんな状態ではダメだろう。
- スコールが友達や仲間を作り易いように幼馴染を揃えた。
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ゼルや
キスティスは記憶障害に陥っているけど、
孤児院時代の記憶がある(と
シドは思っていた)
セルフィや
アーヴァインの口から思い出話を聞いているうちに過去のことを思い出すから問題ない、と考えていたとか。
こんな大事なことを
シドが当事者
スコールに語らなかったのは、
シド「スコール、よろしくお願いしますよ。これは君の運命です。魔女討伐の先陣に立つことは、君の定めなのです」
スコール「俺の人生が最初から決まっていたみたいに言わないでくれ!」
スコールに真相を受け止めるほどの余裕がなかったからかもしれない。
よくある反論とそれに対する再反論
反論 | ネタバレ配慮のためにDisc1ではノーグの名前を出さなかった可能性はないか? |
再反論 | Disc1どころか、ゲーム開始5分でノーグの名前は確認できるのでそれはない。 |
この説を覆すには
この仮説は、
この3つが土台になっているので、その3つを別の方法でうまく解説することが第一だろうね。
※偶然だったからこそ意義があるとする解釈
バラムガーデンにまつわる4つの
地域、セントラ、シュミ族、
F.H.、
エスタ。
この4つはどう繋がりがあるのだろう?
もしかしたら
F.H.が接点になっているのかもしれない。
整理すると、
サブイベントのはずの釣り爺さんのイベントがあそこまで
力が入っているのは、“どうして
ガーデンが
エスタ産の
ジャンクション技術を利用できたのか?”という重要な疑問に対する手掛かりだからだったりして。