全ての始まりは13年前のあの日… |
イデア「すいません、小さな男の子が来ませんでしたか?」そこに死にかけた魔女が現れる。
謎のガンブレード使い「心配しなくても大丈夫。結局、あの子はどこへも行けないんだ」
イデア「私もね、そう思うわ。可哀想だけど仕方がないもの」
謎のガンブレード使い「…生きていたのか!?」イデアは魔女の力を継承する。
イデア「…魔女ね?」
謎のガンブレード使い「そうです、ママ先生。俺たちが倒したはずなのに…。ママ先生、下がってください」
イデア「大丈夫。もう戦う必要はありません。その魔女は力を継承する相手を捜しているだけ。魔女は力を持ったまま死ねません。私も…魔女だから分かります。私がその魔女の力を引き受けましょう。子供たちを魔女にしたくありません」
イデア「これで…終わりかしら?」魔女はイデアに力を継承して消滅した。だが、まだ疑問が残っている。
謎のガンブレード使い「…おそらく」
イデア「あなたは私をママ先生と呼んだ。あなたは…誰?」ガーデン? SeeD? この人は何を言っているのだろう? 一寸イデアは戸惑ったがすぐにピンときた。
謎のガンブレード使い「SeeD。バラムガーデンのSeeD」
イデア「SeeD? ガーデン?」
謎のガンブレード使い「ガーデンもSeeDもママ先生が考えた。ガーデンはSeeDを育てる。SeeDは魔女を倒す」
イデア「あなた、何を言ってるの?」
イデア「あなたは…あの子の未来ね」未来からやってきたスコールが語ったSeeDとガーデンの構想。それが全ての始まりだった。
スコール「…ママ先生」
ガーデン設立 |
シド「ある日、イデアはガーデンを作ってSeeDを育てると言い出しました。その計画に私は夢中になりました」(後略)途中、クレイマー夫妻はエスタ兵がエルオーネを狙っていることを知り、エルオーネを匿うための白い船を用意する。シドは船に乗ったイデアに代わり、ガーデンの設立の資金集めに奔放。ノーグという協力者を得て、ついにガーデンを設立する。
シドとスコール |
シド「そうだ、スコール。君には、これを渡しておきましょう。バトル計です」
シド「ああ、そうだスコール。これを忘れてました。呪われたアイテムですが、力のある者が使えば大きな助けになるはずです」魔女とSeeDの戦いが始まると、
シド「スコール…ガーデンをよろしくお願いしますよ」
シド「この旅は戦いの旅です。戦いには優秀なリーダーが必要です。私は学園長として、みなさんのリーダーにSeeDのスコールを指名しました」
「スコール、よろしくお願いしますよ。これは君の運命です。魔女討伐の先陣に立つことは、君の定めなのです」シドはスコールにガーデンの未来、いや、世界の未来を託す。
俺は何も知らない… |
「さあ言え! SeeDの本当の意味を!」
スコール(SeeD…の、本当の、意味…。SeeD、は、バラム…ガーデン、が、誇る…精鋭、傭兵、部隊…ちがう、の、か?)
スコール(…これがガーデンのマスター? これがガーデンの経営者? …人ではないのか? 俺たちは、そう言えば何も知らなかった。…ショックだ)
ノーグ「シド学園長と・魔女イデアの・ものか!? あの夫婦のものか!?」疑問を積もりに積もり、ついには、
スコール「なんだって?」(学園長とイデアが夫婦!? …どういうことだ?)
「なんだこれ?」あのクールなスコールが感情を露にし、
スコール「気にするな。わけの分からないことが増えただけだ」
「だって…」
スコール「どうして俺に聞くんだ! 分からないのは俺だって同じだ!」
スコール「俺、何も知らないんだ。なにも…知らないんだ。だから…騙される。だから…利用される」泣き言すら吐く。
「スコール…」
俺の人生が最初から決まっていたみたいに言わないでくれ! |
シド「ひそひそ…」(いつかじっくり話しましょう)しかし、スコールが一人前のSeeDになる前に邪悪な魔女が動きはじめたうえに、ガーデン内紛、ミサイル騒動、ノーグ戦などでじっくり話す機会が延び延びになってしまう。ようやく落ち着いた頃には、
シド「これは君の運命です。魔女討伐の先陣に立つことは、君の定めなのです」スコールの心は荒んでしまっていた。
スコール「俺の人生が最初から決まっていたみたいに言わないでくれ!」
イデアの激励 |
イデア「スコール! やはり話しておきたいことがあります。少しだけ私の話を…。あれは…そう、13年ほど前のことでしょうか」
イデア「あの日…この場所で、私はまさに力尽きようとしている魔女に出会いました。私は、その魔女の力を自分の意志で受け継ぎました。その魔女は私の小さな子供たちに恐怖を与える存在でした。だから放っておくわけにはいきませんでした」
イデア「あなたの戦いの物語を終わらせなさい! それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても!」イデアは言葉を選びながら、世界を救ったあとスコールが体験することになる奇妙な体験について語る。
結末 |
イデア「すいません、小さな男の子が来ませんでしたか?」そこから先のやりとりは冒頭で解説したとおり。スコールは魔女を倒さねばならない宿命を自分の手で作ってしまったわけだ。
スコール「心配しなくても大丈夫。結局、あの子はどこへも行けないんだ」
イデア「私もね、そう思うわ。可哀想だけど仕方がないもの」
質問と回答 |
時間を使ったトリックってFFシリーズ初? |
そういえばDQにも似たようなトリックを使ったエピソードがなかったっけ?あれ?ドラえもんだっけ? |
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シドがスコールの運命を予め知っていたということは幼馴染の集結ってもしかして…? |
シド「さて、初任務ですねえ。君たちはこれからティンバーへ行ってもらいます。そこで、ある組織のサポートをすることが君たちの任務です」
ゼル「あの…俺たち3人だけ?」
覆面教師「そうだ。この任務はきわめて低料金で引き受けている。本来なら相手にしないような依頼だが…」
シド「まあ、そういう話はいいでしょう。さて、スコール。君が班長です。状況に応じて的確な判断を下すように。ゼル、セルフィ。君たちはスコールをサポートし、組織の計画を成功に導くように頑張りなさい」
リノア「シドさん、いい人だね。ウチらみたいな貧乏グループのとこにSeeDは来てくれないと思ってたんだ。でも、シドさんに事情話したら、す〜ぐOKだったよ」スコール、ゼル、セルフィの幼馴染3人に森の梟をアシストするよう命じたのは他ならないシドだったわけだし、
キスティス「ティンバー班、見てる? ここへ来てちょうだい! 許可は得ています! 手を貸して!」ガーデンにはシュウやニーダ等たくさんのSeeDがいるのにキスティスしか派遣せず、その上たった3人しかいないティンバー班に手伝わせるよう仕向けたガーデン上層部の人間とは誰なのか、と考えはじめると途端に面白くなる。教員失格1名+新人3名だけに任せるなんてのも常識的に考えると無茶苦茶だしね。