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 ○○と○○

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 ○○の○○○○○

 ○○の正体
一見すると普通のおじさんにしか見えないFF8の○○。だが、その正体は先代の○○の○○だ。Disc3で○○になったリノアに、○○○は○○としての心構えや○○の○○のことを話す。そのとき○○○は間接的ながら語る。
リノア「○○○の○○は…?」
○○○「もちろん、いますよ。今も一緒にいてくれて私を守ろうとしてくれています」
あの温厚そうな○○が○○の○○とは……。○○の○○に夢中だった頃のサイファーが聞いたら、どんな反応をしたのだろうか。

○○が○○の○○だとしたら1つだけ疑問がある。あの貌や劇中での行動から考えて、彼は大した戦闘を持っていないだろう。ろくに戦えない○○がどうして“○○”なのか? その答えは、ずばり○○○が語っている。
○○○「あのね、リノア。○○でいることの不安を取り除いてくれる方法を教えましょう。それは…○○の○○を見つけることです。いつでも貴方のそばにいて、あなたを守ってくれる○○」
○○○「○○はあなたに安らぎを与えます。あなたの心を守ります。だからリノア。あなたの心の○○を見つけなさい」
つまり、○○の○○とは、○○のために戦う戦士ではなく、○○を精神的に支える人間なのだろう。だとすれば、サイファーは一度も○○の○○になれなかったことになる。なんだか哀れな話だ。
 ○○の物語における役目とはなにか? 
孤児たちの身代わりになって○○○○を○○し、それが長く続く苦労に繋がったことから、妻である○○○にばかり注目が行きがちだが、そもそも○○○がそのような好人物になれたのは○○の存在があったからである。
先ほど引用した発言をもう一度引用してみよう。
○○○「あのね、リノア。○○でいることの不安を取り除いてくれる方法を教えましょう。それは…○○の○○を見つけることです。いつでも貴方のそばにいて、あなたを守ってくれる○○」
○○○「○○はあなたに安らぎを与えます。あなたの心を守ります。だからリノア。あなたの心の○○を見つけなさい」
○○○「○○がいない○○は多くの場合、を悪しき道のために使ってしまうのです」
リノア「○○○の○○は…?」
○○○「もちろん、いますよ。今も一緒にいてくれて私を守ろうとしてくれています」
○○という特殊な境遇ゆえに心理的に不安定だった○○○を支えたのが○○だったのだ。○○○は○○に救われたからこそ、今度は自分が孤児たちを救おうという気持ちになったのだろう。つまり、○○→○○○→孤児たちという流れなのである。愛の起点は○○であり、彼がいなければ、FF8という物語は根本的に成立しない。

 ○○の○○○○○○○○○

 ○○○○○○○の目的
○○○○○○○はどうして○○○○なんて暴挙を行おうと思ったのだろう? その理由は実はゲーム序盤、Disc1で○○○の口を通して語られている。
「…薄汚れた愚か者ども。古来より我々○○は、幻想の中に生きてきた。愚かな幻想だ。恐ろしげな衣装を身にまとい、残酷な儀式で善良な人間を呪い殺す○○、無慈悲な魔法で緑の野を焼き払い、暖かい故郷を凍てつかせる恐ろしい○○。…くだらない」
「ならば、愚かな者、おまえたち! こうするしかない。みずからの幻想に逃げ込め! 私はその幻想の世界で、お前たちのために舞い続けよう! 私は恐怖をもたらす○○として、○○永劫舞い続けよう!」
抽象的な発言なんで分かりにくいと思うけど、要するに、
  1.  自分は邪悪な○○じゃなかった
  2.  にも関わらず人々は自分に偏見を抱き迫害を止めなかった
  3.  そこまで偏見を抱くならもういいよ…お前らのお望みどおり邪悪な○○になってやる
どうして○○○○○○○はこんな極端な考えを抱いてしまったのだろう? その理由は○○○が示唆している。
○○○「○○○○○○○は恐ろしい○○です。心は怒りに満ちあふれています」
○○○「○○がいない○○は多くの場合、を悪しき道のために使ってしまうのです。○○○には○○はいなかったと聞いています。おそらく、○○の○○○○○○○○○にも○○はいないのでしょう」
○○○○○○○には自分の不満や苛立ちを相談できる相手(=○○)がいなかったらしい。不安、不満、怒り、苛立ち、その他もろもろの負の感情が発散されることなく積もりに積もって、ついに爆発してしまったということか。
 ○○○○の動機
先ほど紹介した○○○○○○○の発言にもう1度注目してみよう。
  •  「みずからの幻想に逃げ込め! 私はその幻想の世界で、お前たちのために舞い続けよう!」
  •  「恐怖をもたらす○○として、○○永劫舞い続けよう!」
○○○○○○○の望みは、人々に○○永劫の恐怖を与える幻想世界を作り出すこと。しかし、彼女にはその望みを実現させるほどのはなかったらしい。
ライブラ文章
○○○○は○○○○をたくさん集めるための手段だったわけだ。
 ○○○○○○○とサイファー
ゲーム序盤でサイファーは言う。
サイファー「オレは戦闘が大好きだ。怖いことなんて何もない。戦闘が終わっても生きてるってことは、確実に夢の実現が近づいているってことだ」
サイファー「いつか聞かせてやるさ! オレのロ〜〜〜マンティックな夢をな!」
サイファーは将来への憧れや目標という意味で『夢』という言葉を使った。

それに対して、
○○○の中の○○○○○○○「幻想の中の恐ろしい○○がガルバディアの味方になると知り、お前たちは安堵の吐息か? 幻想に幻想を重ねて夢を見ているのは誰だ?」
○○○の中の○○○○○○○「自らの幻想に逃げ込め! 私はその幻想の世界で、お前たちのために舞い続けよう! お前たちと私。ともに創り出す究極のファンタジー。その中では生も死も甘美な夢」
○○○○○○○は現実逃避の幻想や妄想という意味で『夢』という言葉を使う。

2人の言う『夢』という言葉に大きな隔たりがあることを踏まえたうえで、2人のやりとりを見るとなんとも言えない気分になる。
○○○○○○○「忠実なる○○の○○サイファーよ。○○は生きている…○○は希望する。海底に眠ると伝えられし、ルナティック・パンドラを探し出せ。さすれば○○は再びお前に夢を見せるだろう」
サイファー「おおせの通りに。○○○○○○○様」
○○○○○○○はどういうニュアンスで『夢を見せる』と言ったのか。サイファーは○○○○○○○のその言葉をどういう意味に受け取ったのか。


最後まで○○の信頼を得ることができなかった○○。最後まで○○を信頼しようとしなかった○○。どちらも悲しいね。

 ○○○○で何ができる?

 人の心を読む
ゲーム序盤○○○○○○○は言う。
「…可哀想な少年混乱している可哀想な少年。さあ、行くの? 退くの? お前は決めなくてはならない。お前の中の少年は行けと命じている。お前の中の大人は退けと命じている。どちらが正しいのか、お前には分からない」
○○○○○○○とサイファー初対面だ。まだ出会って数十秒しか経っていない。にも関わらず○○○○○○○はサイファーの微妙な心理状態をずばり言い当ててしまった。おそらく、○○○○○○○には人の心を読むがあるのだろう。
○○○○○○○「お前の思う、最も強い者を召喚してやろう。お前が強く思えば思うほど、それはお前を苦しめるだろう」
クライマックスでもスコールの心を読んで○○○○○を召喚しているしね。


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