○○と○○
我々の世界の○○と
FF8の世界の○○では格が違う。
※引用
※引用
※引用
FF8の○○は悪魔の手先ではなく、
○○○○○を受け継いだ人間だと伝えられている。ただ、
FF8の世界では人類と○○○の仲が険悪なので、その後継者と目される女性も“○○”と呼ばれて怖れられているわけだ。
○○○、すなわち神さまの
力を受け継いでいるだけに、○○○○は圧倒的だ。
- 壁をすり抜ける
- 相手の心を読む
- 石像に命を与える
- 民衆を洗脳する
- ○○○○○する
- …etc
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FF8の世界では物理法則よりも○○○○(=○○○○○)のほうが偉い。○○○○は人間が一時的にせよ神の
力を手に入れたことで可能になった特例中の特例だったりする。
一見“なんでもあり”に見える
魔法の
力。しかし、それが逆に○○の弱点にもなっている。
※
※
人々は○○を恐れている。嫌っている。
リノア「怖れられる前に、嫌われる前にいなくなりたい…」
○○は強大な○○○○と引き換えに、平穏な日常や親しい人全てを失うリスクを背負う羽目になる。
強大な
力を持つ○○にとって最大の敵は“孤独”。こればかりは○○○○では解決できない。
※
○○は○○○○を持つという。だから手駒の確保には困らない。しかし洗脳した人間を幾ら集めても孤独は癒せない。それどころか、かえって虚しくなるばかりだ。○○○○は一見すると“なんでもあり”に見えるけど、
こういったものは○○○○では手に入れることはできない。
○○○は言う。
○○○「○○がいない○○は多くの場合、力を悪しき道のために使ってしまうのです」
これは一体どういうことだろう?
○○○「あのね、リノア。○○でいることの不安を取り除いてくれる方法を教えましょう。それは…○○の○○を見つけることです。いつでも貴方のそばにいて、あなたを守ってくれる○○」
○○○「○○はあなたに安らぎを与えます。あなたの心を守ります。だからリノア。あなたの心の○○を見つけなさい」
○○は強大な
魔法の
力を持っている。自分の身を守るだけならば他人の
力を借りる必要はない。だが、○○の
精神的な強さは普通の人間と変わらない。
- 親しい人が○○○○を怖れて離れていってしまうのではないかという不安
- その不安を誰にも相談できない孤独
- 不安と孤独からくる強いストレス
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こういった気持ちが○○の心を蝕んでいく。そんなとき、○○になってしまった女性の傍に寄り添い、荒みがちな心を支えてやるのが○○の○○(=心の○○)なのだという。
となると、
サイファーがやっていたことは……。悲しすぎる。
一見すると普通のおじさんにしか見えない
FF8の○○。でも実は、
リノア「○○○の○○は…?」
○○○「もちろん、いますよ。今も一緒にいてくれて私を守ろうとしてくれています」
そう。○○の正体は
○○○○○の○○。○○になった○○○を孤独から守ってくれる心の○○。
○○は戦士としては役に立たないし、商売の才能もない。そのうえ優柔不断。優しさ以外に何の取り得もない人物なのだけど、その優しさこそ○○○にとっては掛け替えのないものだったわけだ。
○○○○○○○はどうして○○○○なんて暴挙を行おうと思ったのだろう? その理由、実はゲーム序盤、
Disc1で○○○の口を通して語られている。
「…薄汚れた愚か者ども。古来より我々○○は、幻想の中に生きてきた。愚かな幻想だ。恐ろしげな衣装を身にまとい、残酷な儀式で善良な人間を呪い殺す○○、無慈悲な魔法で緑の野を焼き払い、暖かい故郷を凍てつかせる恐ろしい○○。…くだらない」
「ならば、愚かな者、おまえたち! こうするしかない。みずからの幻想に逃げ込め! 私はその幻想の世界で、お前たちのために舞い続けよう! 私は恐怖をもたらす○○として、○○永劫舞い続けよう!」
抽象的な発言なんで分かりにくいと思うけど、要するに、
- 自分は邪悪な○○じゃなかった
- にも関わらず人々は自分に偏見を抱き迫害を止めなかった
- そこまで偏見を抱くならもういい…お前らのお望みどおり邪悪な○○になってやる、とぶち切れた
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どうして○○○○○○○はこんな極端な考えを抱いてしまったのだろう? その理由は○○○が示唆している。
○○○「○○○○○○○は恐ろしい○○です。心は怒りに満ちあふれています」
○○○「○○がいない○○は多くの場合、力を悪しき道のために使ってしまうのです。○○○には○○はいなかったと聞いています。おそらく、○○の○○○○○○○○○にも○○はいないのでしょう」
○○○○○○○には自分の不満や苛立ちを相談できる相手(=○○)がいなかったらしい。人々が○○に抱く偏見。その偏見に対する不安、不満、怒り、苛立ち、その他もろもろの負の感情が発散されることなく積もりに積もって、ついに爆発してしまったということか。
なぜ○○○○○○○は○○○○なんて行おうとしたのか。その理由、本人は答えないけど
ライブラで見抜ける。
※ライブラ文章
○○○○○○○の目的は
世界の再創造。先ほど引用した文章を再び引用するけど、
○○○○○○○「みずからの幻想に逃げ込め! 私はその幻想の世界で、お前たちのために舞い続けよう!」
○○○○○○○「恐怖をもたらす○○として、○○永劫舞い続けよう!」
○○○○○○○は、人間が○○を虐げる世界をリセットして、○○が人間を虐げる世界を作りたかったらしい。
ゲーム序盤で
サイファーは言う。
サイファー「オレは戦闘が大好きだ。怖いことなんて何もない。戦闘が終わっても生きてるってことは、確実に夢の実現が近づいているってことだ」
サイファー「いつか聞かせてやるさ! オレのロ〜〜〜マンティックな夢をな!」
サイファーは将来への憧れや目標という意味で『夢』という言葉を使った。
それに対して、
○○○の中の○○○○○○○「幻想の中の恐ろしい○○がガルバディアの味方になると知り、お前たちは安堵の吐息か? 幻想に幻想を重ねて夢を見ているのは誰だ?」
○○○の中の○○○○○○○「自らの幻想に逃げ込め! 私はその幻想の世界で、お前たちのために舞い続けよう! お前たちと私。ともに創り出す究極のファンタジー。その中では生も死も甘美な夢」
○○○○○○○は現実逃避の幻想や妄想という意味で『夢』という言葉を使う。
2人の言う『夢』という言葉に大きな隔たりがあることを踏まえたうえで、2人のやりとりを見るとなんとも言えない気分になる。
○○○○○○○「忠実なる○○の○○サイファーよ。○○は生きている…○○は希望する。海底に眠ると伝えられし、ルナティック・パンドラを探し出せ。さすれば○○は再びお前に夢を見せるだろう」
サイファー「おおせの通りに。○○○○○○○様」
○○○○○○○はどういうつもりで
サイファーに『夢を見せる』と言ったのか。
サイファーは○○○○○○○のその言葉をどういう意味に受け取ったのか。
- 最後まで○○の信頼を得ることができなかった○○
- 最後まで○○を信頼しようとしなかった○○
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どちらも悲しいね。