相田game

職員室へ戻り、鈴木の家に電話をかけた。

何回目かのコールで母親が出る。
秀人くんは、と聞くともう家を出たという。
あれれ?

どうしようか迷って、今学期の初めにもらったメモを引き出しから取り出す。
そこには鈴木の携帯の番号とメールアドレス。
これに連絡すれば…
あいつの意のままになっているような気がするが仕方がない。
俺は教師であいつは生徒。
もし何かあってからでは責任がとれない。

携帯に電話をかけると、返事があった。
「もしもし、鈴木か?」
『あ!相田先生!やっとかけてくれたね、電話!』
明るい鈴木の声。
あ〜…やっぱり。

俺は小さく嘆息して、鈴木に質問した。

*今日はどうしたんだ?
*風邪でもひいたか。


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