花火 P7



シャワーを浴びたばかりの暖かい孝平の体温に包まれて、恭平は震えが消えるのを感じた。
すくい取られるがままに唇を預け、浴衣を脱がされた。
汗ばんだ肌に、孝平についていた湯の雫が交わる。

濡れた手で乳首を掴むと、落ち着いたはずの体がまた跳ねた。
今度は先程よりももっとしっかりしていて、もっと直接的な刺激。
恭平が歓喜に震えた。

「ふあ…っ!あぁ…っ!」
「どうした恭平。折角風呂に入れてやったのに…もう汚しちゃったのか?」
「ん!んぅ…!んっ」

また花火があがった。
恭平の股間にまたもや軽い刺激が走ったが、それよりも直接揉まれている乳首の方が気になる。
孝平がそれを感じて、触っていた乳首から手を離した。

「あ…?と、父さん…。」
「次の花火は、綺麗だぞ。スターマインだ。」
「ス、ター…?」

恭平が首を傾げる暇も与えずに孝平は息子の足を取って大きく左右に開かせた。
股間が露になる。
が、今はそんなことよりも。

「父さん!ちょ…やめて…!」
「いいじゃないか。減るもんじゃないしな。」
「違う!そうじゃなくて…、俺、変だって言ってるじゃ…。」

恭平の言葉が終わるか終わらないかのうちに、スターマインが始まった。
スターマインは連続して違う高さの花火を何発も上げるというもので、高さは低いが豪華な花火ショーだ。
尺球ほど大きな音はしないが、この距離なら十分に恭平の股間を刺激できる。

実際にスターマインが始まると、恭平は体内に疼く足りそうで足りない快感に耐えるために、必死になって身を捩り声を押し殺した。

「んんんん…!んぅぅん…っ!!」

外では歓声と共に次々と花火が上がり、しばらくの間音がやまない。
恭平は今、空気に犯されている。

「ふぅっ、あ!…あぁぁぁっ、んぅ!あ!あぁぁぁ…。」
恭平が喉を仰け反らせたので、足を抑えていた手を片方放し、その手を鎖骨に這わせた。
やわやわと揉むようにして、肌を滑らせる。
恭平の反応を楽しむようにしながら、赤く膨らんだ小さな突起を弄んだ。

そのまま手を股間に到達させた頃には、スターマインは無事に終わっていた。
いや、恭平にとっては無事ではなかったのだろうが…。
その証拠に恭平のものが反応してしまっている。

今にも射精しそうなほど膨張し、行き場を求めて震えている。

「はぁっ。はぁっ、はぁっ。」
「大丈夫かい、恭平。」
「だいじょぶじゃ…ないよっ。」

喘ぐ息子の顔を見ながら、首を曲げて逆さにキスをした。
少し反抗して、それでも大人しく舌を絡めてくる恭平は、とてもかわいいと思う。

調子に乗って激しくキスをしていると、また窓の外が光った。
すかさず恭平の足に手をかけて、左右に開かせる。
キスに夢中になっていた恭平が気付いた時には既に、大きな音が鳴り響いていた。

ドォン!

「んふぅ、ぁぁぁー!」

もどかしくて、どうにかなってしまいそうだ。
下半身は、股間の地味な刺激に耐えかねて、前のものが頭をもたげている始末。
どうにかしてくれと涙目で父の顔を見上げると、孝平はいつもの笑顔で微笑んだ。
唇を耳たぶに近付けて、息を吹きかけるように優しく囁く。

「今日はなんだかとても色っぽいよ、恭平。ご褒美に言うとおりにしてあげる。」
「あ、あぁ…。」
恭平は、孝平の首筋に顔を埋めるようにして、回した腕で彼の体にしがみついた。
体温が、暖かい。

「言ってご覧。一回でいいから。」

かかる息がくすぐったい。
恭平は興奮と羞恥で頬を赤らめながら、孝平の耳元に自分の唇を近付けた。
鼻息が、ゾクゾクする。

「……抱いて…っ!」

この表現が、恭平の限界だろう。
孝平はふっと鼻で笑うと、恭平の帯に手を掛けて一気に引っ張り、浴衣を剥ぎ取った。

「あっ」

そのまま恭平の体を押し倒し、圧し掛かるようにしてキスをする。
さっきは乳首を触ったその手で、股間をまさぐり穴に指を入れ込む。

花火の音の振動で解されたそこは、すでに体液でトロトロだった。
すぐに指を二本くわえ込み、なお余裕がある。

「恭平。今日は本当に…スゴイな。」
「あう、ん…っ」

これが半分は薬のせいだとしても。
花火の音にまでこんなに反応してくれるとは思いも余らなかった。
竹本ではこんなに違いはなかったと思ったんだが…。

それでも。
成功したのが恭平なのだから、何の文句も無い。心行くまで堪能させてもらうとしよう。

淫らに乱れる愛しき君を、美しく咲き誇る花火の元で。


++次
++
+表紙+