1月15日 P4



「んっ!あうっ!はぁ……ッ!」
恭平の甘く痺れたような嬌声が車内に響く。
孝平は完全に入ったあとすぐさま、揺さぶりを開始した。
休む暇を与えない。
恭平は痛みが快感に変わっていくのを感じていた。

「あ…あ…。」

揺さぶられるたびに、痺れるような、微電流が全身を駆け巡る。
それがわかっているのかいないのか、孝平は絶妙なタイミングとリズムで実の息子の内部を犯した。
結合部から漏れる粘着質の音は、指の時よりも更に一層激しく脳内に響いた。
孝平が恭平の足首を持って身を起こす。
「!」
それによって恭平の更に奥まで孝平のものが侵入したので、恭平がビクンッと肩を震わせた。

一度最後まで抜き、それから再び最奥を突き上げる。
前立腺に当たる度に、恭平が鳴き叫んだ。
「ひあ…ッ!ああ…ッ!!」
恭平の瞳から生理的な涙が零れる。
触られてもいないのに、恭平のものが頭をもたげていた。

「ふぅ…はぁ…ッ。父さ…あぁ…ッ」
うわ言のように、恭平が繰り返し喘ぐ。
形のいい紅い唇が紡ぐのは、快感に満ちた嬌声と、自分のこと。
孝平は満足そうに笑った。

一度律動をやめ、恭平の身体を反転させる。
シートから落ちそうになる身体を押さえてやると、その腕を恭平が握り返してきた。
そのまま抱き寄せて、胸を探る。
「う…んん…っ。」
恭平は手を重ねたまま、孝平の手の動きに耐えた。
乳首の上から胸全体をまさぐられると、全てを奪われてる感じがして興奮した。

孝平は両手でその動作を繰り返し、恭平の反応を楽しんだ。
指の動き一つ一つに過敏な反応を返す恭平。
汗に滲んだ苦しそうな横顔が、性欲を誘った。

「はぁ…はぁ…。…んあッ。」

片手を恭平の前の股間へ運ぶと、そこには既に膨張しきったものがあった。
指が掠めただけで、恭平の口から湿った吐息が漏れる。
限界が近そうだ。
「いあ…ッ。」
先端を叩くと涙のように溢れた液が指を伝った。
孝平はその指を彼の乳首に捻じ込み、その体液を塗りつけた。
「んっ。あっ。」
乳首の刺激に恭平の身体が揺れる。

孝平は、恭平の背中にキスを落としながら、腰の律動を再開した。
「ああ…はぁ…ッ!うん…ッ。あん…ッ。」
恭平はシートに腕をついて尻を高く上げ、快感に任せて腰を左右に振り始めた。
無意識にそう動く。
冷静になった後に聞いても、きっと覚えていないだろう。
孝平は楽しそうに笑って、突き上げるスピードを上げた。

「…くぅ…っ!」
何度も最奥を突かれて、ついに恭平が息を止めて射精した。
車のシートに飛び散る前に、孝平が恭平のものにタオルをあててそれに吸収させる。
いつものことながら準備のいいことだ。
しかし恭平はそんなことには構っていられない。
後ろからの刺激は休むことなく続いていて、恭平が余韻に浸る暇を与えないほど連続的だ。
「あ…あっ!待っ…あぁッ!!」
射精したばかりの恭平のものは、股間の刺激に興奮し、きらびやかに濡れたまま再び立ち上がる。
恭平は情けなくなったがどうしようもない。

孝平は恭平の細い腰を両手で掴んで、恭平の身体が浮くほどに突き上げた。
車全体が揺れているかの如く、視界が揺れた。
「あ…あ…あぁっ!」

恭平が何度絶頂に上り詰めたかどうか定かではない。
孝平は自分の満足いくまで恭平を突き上げて、恭平は十分すぎるほどそれに応えた。
最後に孝平は恭平のものを上下にしごき、自分も腰を激しく動かして絶頂に上り詰め、二人同時に射精した。

孝平のたくさんの体液を体内に感じる。
そう思った瞬間にがくりと力が抜け、恭平は後部座席のシートに身を沈めた。
身体に残った興奮が、ゆっくりとその身から消えていくまで、じっとしていた。
後ろには孝平の体温を感じる。

「恭平。」
永遠かと思えるほど長い一瞬が過ぎて、孝平に呼ばれて恭平はハッと目を開けた。
「まだ寝るな。抜くぞ。」
「う、うん。……あっ…っ?」
孝平が中から出て行く。
恭平はものすごい喪失感に見舞われて、思わず目を閉じた。

孝平が出て行った後、穴からは溢れ出た体液が内股を伝う。
それがとても官能的だった。

ぐったりとした恭平の上からどいて、孝平が言った。
「…狭いな。」

その一言がおかしくて。
恭平は疲れも身体の痛みも忘れて、思わずふき出して笑った。
「ぷっ。…自分で選んだんだよ、この場所。」
「このままだといつまでたってもお前とセックスできなさそうだったからな。まあ普段と違ってもいいだろう。」
孝平はぶつぶつと言い訳をしながら、落としてあった服を拾い上げた。
そそくさと袖を通してボタンをしめる。
動かない恭平を見て、不思議そうに言った。

「…早くしろ。まだ仕事が終わるには早いぞ。」
「わかったよ。」
頷いたものの、全身が痛んでうまく動かない。
特に腰がすごい痛い。

孝平はいち早く着替え終わって、それに比べたらのんびりと着替えている恭平の様子を隣でじっと見ていた。
恭平はさすがにそこまで見つめられると、恥ずかしくなる。
「…そんな見ないで。」
顔を赤らめてそう言った恭平に、孝平は苦笑した。

着替え終わったのを見計らって、言う。
「今年もよろしく。」
突然改まって言われたので、恭平はきょとんとした眼差しで孝平を眺めた。
少し考えて、目を細めて微笑む。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」

二人は静かに、唇を重ねた。


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