女社長 P12



恭平は果てた。
魅せるように腰を振るい、白濁の液を吐き出した。
恥ずかしさの余り手の甲で顔を覆い隠し、全身をうっすらと汗で濡らしていた。
玲子は自ら導いてやった手を離し、恭平がビクビクと余韻に浸る様をうっとりと眺めていた。少しばかり手についた恭平の液をペロリと舌で舐め取る。

森坂は静かに二人に近付いた。
馬乗りになった玲子の下で、恭平が息も絶え絶えに荒い呼吸を繰り返している。肌蹴た肩からは紅く熟れた突起がぷっくりと覗き、ベルトの外された下半身からは白濁の液が飛び散って彼の肌を汚していた。
恍惚とした表情を浮かべて玲子が振り返る。

「あら…森坂くん。ごめんなさい、お先にいただいちゃったわ。」
「ふふ。構いませんよ、社長。」

頭上でした声に、恭平のさまよっていた視線が森坂へ集まる。
焦点が合うのにかなりの時間がかかった。

「も、り…」
「気持ち良かったようですねえ…恭平くん。玲子さんのテクはなかなかのものでしょう。」
不敵に笑った森坂の笑顔は、いつもの彼の笑顔のままで。
恭平は眉を寄せた。

「何…?どういうこと…?」
「見たままですよ。貴方が感じたまま。」
「え…?」

事態が掴めない。

一気に熱の冷め始めた恭平の身体に、今度は森坂の指が這う。
ソファから立とうと思っても玲子が座っていて思うように動けない。
森坂の大きな手が、恭平の鎖骨の辺りをそっと撫で回した。

「玲子さん。俊夫さんはあと一時間ほどしたら到着するようです。」
「そう。じゃあそれまでに早く終わらせないと。」
二人は恭平の頭上で事務的な会話を繰り広げている。
しかし四本の手は依然として恭平の身体を這い回っているのだ。
シャツのボタンが全て外されて、恭平はほぼ全裸を二人の前に晒す事となった。

「やめ…やめて。どういうこと?」
「先程から見ていると、だいぶと感度がいいようですね。」
「極上だわ。保障する。」
「あ…待っ……ゃ…っ」
森坂の両腕が、先程まで玲子に弄ばれていた胸の突起を捉えた。
反対に玲子の手は恭平のズボンを脱がしにかかる。

「な…っやめて…っ」
抵抗した腕は森坂の力強い腕に押さえられた。
逆さから、唇を奪われる。
「ンぅ……!!」
強引に口を開かされ、口内のいたるところを森坂の舌が這い回る。
歯列を丹念になぞられて、恭平は思わず目を閉じた。
玲子がズボンを脱がしきり、恭平の足を左右に開く。
次に気付いた時には、大事な秘部を誰からも見えるくらい大きく晒す格好を取らされていた。

ソファに恭平の汗と体液が染みていく。

「あ…っ嫌ぁ…っ!」

恭平が羞恥に身を捩った。
しかし腕と足を二人に押さえられているため、それは単に腰を振るような動作になるだけだった。
まるで何かを誘っているような、淫らな動きだ。

「ふふ。…濡れてるわ。やっぱり役割は女性みたいね。」
「へえ。それは嬉しい。俺は楽しめそうです。」
「あ…ん…」
二人の舐めるような視線に、恭平が耐えられるはずもなく。
一度絶頂を迎えた身体は、早くも火照り始めて新たな刺激を欲している。
恭平は必死に興奮に耐えるしかない。

「あらあら恭平くん。見られてるだけで興奮しちゃってるのかしら?」
「ひ…、あ…っ」
「図星のようですね。身体は正直ですから。」

恭平のものは無意識に天を向き、ふるふると震えながら透明の涙を流し始めた。
次から次へと零れるそれは周囲を濡らして妖しく光る。
森坂が唾を飲み込んだ。

「…たまらないですね。早く一つになってみたい。」
「や、あ…っも、やめ…っ」
「焦らないで…まだ一時間あるんでしょう?最初の三十分は私のものよ。」
「はいはい。俺はしっかりと押さえてますよ。」
「嫌……ッ!!」
恭平の悲痛な叫び声も今は空しく響くのみ。

恭平は森坂の手を振りほどき、目の前にいた玲子を押しのけた。
ぱっと立ち上がり、ズボンとトランクスだけ掴んでその場から逃げようとした。
すかさず森坂の長い腕が恭平の肩を捕らえる。
それすらも振り解こうともがいたが、がっしりと抱きとめられて動けなくなった。

森坂は恭平の耳元に口を寄せた。
「そんなに慌てて何処へ行くのですか…?」
「は、離してくれ!俺はこんな…」
「一度イっておいて何を言ってるんですか。一人だけイイなんて許しませんよ。」

森坂は囁いて恭平の耳朶に舌を這わせた。
同時に右手を胸元に、左手を股間へと運ぶ。
「ひぁ……っ」
恭平は敏感な部分を何箇所も同時に撫でられて、抵抗も忘れて喉を仰け反らせた。


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