双子ですから P6



「良平。先に風呂に行って来いよ。」
杉野が食器を洗いながら言った。
はっと振り向いて、少しはにかむ様にして良平が頷いた。

杉野は良平が風呂場に入っている間に洗い物を終わらせて待った。
なるべく急いでシャワーを終わらせ、良平は手早く体を拭いた。
鏡に自分の裸が映って、一人赤面する。
杉野の家に置いてあるいつものパジャマを着てバスルームから出ると、テレビでバラエティー番組を見ていた杉野がいた。
「次、お前入れよ。」
「はーい。」
杉野はすれ違いざまに意味深にニヤリと良平を見て、バスルームへと消えた。
あいつのああいうところが、ひどく悪趣味だと思う。


「久しぶりだな〜〜。こういうの。腕が鳴る。」
杉野の嬉しそうな声が、良平の頭上でした。
良平は強く抱きしめられて、布団の中でもがいた。
「鳴らさんでいい!普通でいい普通で。」

「一週間ぶりだもん。今週は忙しかった。」
杉野は言って良平の前髪をかきあげた。
良平の二つの瞳がまっすぐにこちらを見上げてくる。
この無防備な瞳が、たまらなく好き。

杉野はそのまま良平の唇に自分のそれを重ねた。
大した抵抗もせずに良平がそれを受け入れる。
ニ、三度重ね合わせた後に、杉野が唇を離して言った。
「抵抗しないな、今日は。」
良平が少しだけ頬を染めて眉根を寄せた。
「…うるせぇ。してほしいんなら、全力でするぞ。」
「できるもんならやってみな〜♪」
杉野は楽しそうに良平の耳元で囁いて、もう一度良平の唇に吸い付いた。

さっきよりも激しいキス。
良平が驚いて身を引いたが、それを体ごと引き寄せて、舌を絡ませてくる。
「んっ、んぅっ」
呻いたがそれでどうなるものでもない。
良平は杉野のなすがままにキスを重ねた。

良平の体を抱きしめた杉野の手が、背中を下降して腰に触れる。
輪郭を確かめるようにまさぐられると、良平の体が硬直した。
「はぁ…っ。」
杉野の唇が離れたので、不足した酸素を求めて喘ぐ。
そうしている間にも杉野の唇は首筋を通って鎖骨の辺りまで行く。
良平が気付いて離れようとした時にはすでに乳首のすぐ隣まで来ていた。

「杉野っやめ…っ。」
「一週間でどれだけ熟れたか確かめるの。やめらんない。」
「馬鹿言う…な、あぁっ…」
杉野の唇が良平の胸に吸い付いた。
舌で突起を転がして突付くと、良平の体がびくんと震えた。
一週間ぶりの、甘い果実。
杉野は良平の上に覆いかぶさるようにして夢中でそれを貪った。
良平がその動きに合わせて甘い嬌声を上げる。

「ふ…っ。あ、はぁ…はうっ。」
良平は顔を紅くして迫りるく快感に耐えた。
刺激に震えて力の入らない腕で杉野の体を押し返そうとしてみるが、てんで動かない。
それどころか更に強く吸われて、呼吸すらうまくできなかった。

片方の乳首を堪能しつくした杉野が顔を上げて、良平の顔を見上げた。
良平は恍惚とした表情で、呼吸を荒げて瞳を潤ませている。
その姿が、杉野の情欲を更にそそった。

杉野は良平の腰を押さえていた手をもっと下に下げた。
良平が小さく息を吸い込んで唇をかみ締める。
それを見てふっと笑うと、杉野は反対側の乳首をぺろりと舐めた。
「あ…!」
手の動きに集中していた良平の意識が、全てそこに移る。
「いつもより興奮してるのは俺だけじゃないみたい。」
杉野が嬉しそうに囁く。
良平が何か言おうと口を開いたが、その瞬間に杉野が再び乳首に噛み付いた。
「ふ…っああぁ…!」
軽い電撃が走ったように、良平の体が跳ねる。
ちょっとした刺激にいつもより敏感に反応しているみたいだ。

杉野は乳首を貪りながら、良平の下半身に手を掛けた。
「あ!あぁっ!すぎ…ッ。」
良平が息を止め、喉を仰け反らせて静止の声を上げる。
汗ばむ体を押さえて、今度は乳首を噛んでやると、良平の体は歓喜に打ち震えた。
二点を同時に刺激されたので意識が散乱してしまう。
良平は感じるままに鳴いた。
抑えることができない。
「はぁ…っふ…ぅああ…っ」
杉野が唇を乳首から離して、さらに下降しようとする。
「あ!ま、待て…杉野…っ。」
「だから待てないってば。それともこのまま入れてもいいのかな。」
「ふ、ああぁ…っ」
「俺的にはオッケーなんだけど」
「あ、待って…待って…っ!」
良平の体がこれから起こることに対して興奮し、杉野の手の中で少し大きくなった。

「体は正直みたいだよー、良平ちゃん。」
「んっ。んう〜〜!」
良平が恥ずかしそうに首を振った。
杉野は意地悪く微笑んで、布団の中にもぐった。
両手の指と唇が、ばらばらに良平の体の上を動く。
そして一番暖かいものが、良平の熱い地点へ辿り着いた。

「ひあっ。」
良平は下半身の刺激に目を閉じた。
布団の中で、杉野が自分のものを咥えている。
羞恥心に火が付いて、良平は布団のシーツを強く握り締めた。
「あ…あぁあ…!あふ…ぁ…ッ」
杉野の舌が全体を舐め取るようにうごめく度に、良平の口から嬌声が漏れた。


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