「お茶、美味しいな〜」
「そうねえ……」
「全くだぜ……」
 食後の一服。訪れるまったりとした安らぎの時。
「…………ハッ」
 すっかりその空気に馴染んでしまっていた明日菜が、弾かれたように顔を上げた。
「こんな事してる場合じゃないんだったっ。バカネギを迎えに行かないとっ」
 バッと立ち上がり、扉へ向かってズンズン歩いていく。
「あぁん、アスナぁ」
「ちょっと待てって姐さんっ」
 追いすがる木乃香とカモを今度はスルリとかわし、明日菜が扉を押し開くと、そこには刹那が立っていた。
「あ、アスナさん。このかお嬢様は……」
「中にいるわよ」
 そう言って刹那の脇をすり抜けようとした明日菜だが。
「あっ、せっちゃん、ちょうどええとこに。アスナ捕まえてっ」
「えっ、は、はいっ」
 突然の木乃香の命に、訳がわからぬながらも明日菜を背後から羽交い絞めにする刹那。
「やっ。ちょっと刹那さん、離してよっ」
「あっ、すみません。でも、お嬢様の命令ですので」
「ナイスやせっちゃん。ありがとうな」
「あ、ありがとうございます」
 木乃香に褒められ照れながらも、明日菜を戒める腕はガッチリと緩まない。
「もうっ。なんでみんな、邪魔ばっかりするのよーっ」

〜〜〜

 ズボッ、ジュボ、グポッ……。
 室内に、肉の抽送音と汁がしぶき弾ける淫らな音が響く。ネギはあやかの顔に馬乗りになり、その美貌目掛けて遮二無二腰を振りたくっていた。あやかの小顔を両手でガッチリ掴み、その薔薇の花びらのような麗しい唇を肉茎で無残に割り裂いて、自らの肉欲を満たす為だけの肉穴として乱雑に酷使する。
 しかしあやかは抗う事も、いや不平一つ漏らす事も無く、瞳を陶然と蕩けさせてその惨めな扱いを受け入れていた。ネギの死角になっているあやかの下腹部では、すっかりずり上がったスカートの下で美脚を惜しげもなく投げ出し、淫汁でジュクジュクに汚れた純白のパンティーの上から、白手袋を填めた二本の手で自らの肉土手をこねくり回している。
 口を精液便器として使われながら自慰に耽り快楽を貪る。人として最低の行為に及びながら、美貌の財閥令嬢は多幸感に包まれてたのである。
「ふぐ、ブチュ、ズボボッ、むぐ、ふむぅ、ブポブポ、ジュブブッ」
(私は、ネギ先生の肉穴……あやかは、ネギ先生専用のオナホール……)
 愛らしい顔を肉欲に歪ませ、目を血走らせて肉穴へと堕ちたあやかを見下ろしながら、一心不乱に淫穴を穿つネギ。純粋な美少年を肉欲の獣に変貌させてしまった罪の意識に、あやかの心は責め苛まれ、しかしそれは背徳の快楽となってあやかの体を走り抜け、淫裂から後悔と悦びの入り混じった粘ついた涙をジュプジュプと溢れさせる。
「いいんちょさんっ、すごく気持ち良いですっ。さすが僕専用のオナホールですね。いいんちょさんの口マンコのお陰で、僕のオチンポは爆発しないで済みそうです。これからも、オチンポが大きくなっちゃった時はザーメン便器としていいんちょさんの口マンコを使わせてくださいね。いつでもどこでも、学校でも授業中でも、僕のオチンポが大きくなったらすぐに、いいんちょさんのザーメン排泄専用口マンコにズボズボ入れさせてもらいますね」
「ふぁい、グボ、ジュボッ、おふかいくらひゃい、ブジュッ、あやかのくひまんほぉ、ブプジュプ、グボブポォッ」
 人としての尊厳を打ち壊すようなネギの宣告に、しかしあやかは倒錯した悦びすら感じていた。授業中でも道端でも、ネギの一声であやかの口は肉穴に変貌する。衆人環視の中、ネギの肉茎にザーメン便器と化した口を割り裂かれ、皆の嘲笑や侮蔑を一身に浴びながら、口内に白濁を溢れるほど大量に注がれる。しかしあやかは優越感すら感じながら、口内になみなみと満たされた白濁を皆に見せつけ、ネギの肉茎に頬擦りしながら、ゴキュンゴキュンと飲み込んで見せるのだ。
 顔を真っ赤にして怒鳴る明日菜。羞恥と羨望に唇を震わせるのどか。自分もしてほしいとおねだりするまき絵。そんな彼女達を見下しながら、再び硬度を取り戻したネギの肉茎に唇を押し広げられ、あやかは家畜以下の存在へと狂った悦びを抱きながら堕ちるのだろう。
 人としてはあまりに惨めな、しかしあやかにとっては幸福に包まれた未来を夢想し、あやかの口奉仕はさらに熱を帯びる。ネギの抽送の妨げにならぬようにしながら、時には唇をすぼめ頬肉を肉茎に張り付かせ、時には舌をくねらせ侵入する肉茎の裏筋をズリズリと迎え入れる。イラマチオにすら最高のもてなしで応える、あやかはまさに最高の生肉オナホールであった。
「ふああっ、す、すごいですっ。まだ気持ちよくなるなんてっ。いいんちょさん、最高ですっ。本当に、僕にピッタリの、僕だけの為の、口マンコなんですねっ」
「そうれふわぁ、ブチュブチュニチュッ、あやかはねぎへんへぇらへのぉ、グポジュポ、ズポニュポッ、ざーめんべんきらんれふわあぁ、ムチュブチュ、グプジュポ、ニュププッ」
 さらにネギ専用へと進化を遂げたあやかの口マンコを前に、更なる快楽を求めてネギの抽送も一際勢いを増す。口内で暴れまわる肉茎に頬を抉られ美顔を崩されながら、それでもあやかは喜びを感じていた。股間ではグチュグチュに濡れそぼったパンティーを肉土手の脇に追いやり、すっかりくつろげられた肉溝に左右の人差し指と中指が交互にニュブニュブと潜っていく。ドプドプと溢れ出る粘ついた液体で白手袋に包まれた指先を第2関節までネチャネチャに滑らせて、あやかは最高の倒錯オナニーに溺れていた。
「ああっ、僕、もう離れたくないですっ。いいんちょさんの口マンコに、永遠にオチンポ入れていたいですっ」
「わらひもぉ、ブプズポォッ、ずう〜っとネギへんへえのおちんぽ、ブジュムチュルッ、しゃぶしゃぶしてたいれふぅ、ンムチュッ、ニュムルッ」
「そうだ、良い事考えましたっ。僕の魔法で、いいんちょさんを僕のパンツにしちゃいましょうっ。僕、いいんちょさんパンツを一生履き続けますから、いいんちょさんは一生僕のオチンポを咥え続けてください。ねっ、素敵でしょう」
「わらひが、ネギへんへぇのおぱんつにぃ……グポズポッジュポズブッ……おくひのなかに、いっしょうネギへんへぇのおちんぽがぁ……ブプッ、ジュルズプッ、ブジュルッ……ふわぁ、なんて、しあわへなんれふのぉ〜」
 快楽に溺れたネギは、あろう事かとんでもない事を言い出した。天才少年としての知性も普段の用心深さも、あやかの紡ぎ出す快楽の前に全て流れ去っていた。しかしあやかには、そんなネギの言葉に疑いを抱くような余裕などあるはずもなく。いや、むしろ自身にこれほどの幸福をもたらしてしまうこの少年ならば、そんな素敵な魔法すら本当に使えてしまうのではないかと蕩けきった理性の中で思えていた。
「くああっ、僕、もうダメッ。くる、きますっ、ザーメンでるぅっ」
 あやかの口穴を責め続けていたネギはとうとう限界に達し、悲鳴を上げるとあやかの後頭部をガッチリと両手で掴んで限界まで肉茎をあやかの喉奥へ捻じ込んでいく。
「ぐぶぶ、ぐえぇ〜っ」
 あやかは目を白黒させ普段の美声とかけ離れた呻きを上げながら、それでも精一杯喉を広げネギの肉茎を奥の奥まで迎え入れた。そして。
「んひぃ、でるうぅぅーーーっっ」
 ドビュッ、ブビュビュッ、ズビュブビュッ!
 ネギの肉茎の根元から先端へ向かいブルブルッと震えが走り、次の瞬間噴水の様に尿道口から白濁が噴き上げた。
「んぶっ、ぶぼっ、ぐぶえぇっ」
 あやかは白目を剥き、全身をビクンビクンと跳ねさせながら、喉奥に白濁の奔流を受け続ける。自らのディープスロートにより導き出した口内射精の時よりも、さらに喉奥で大量の精液をブチ撒けられ、あやかの意識はほとんど焼き切れていた。
「出てるっ、出てますいいんちょさんっ。口マンコ便器のいいんちょさんにっ、僕ドピュドピュ射精してますっ。いつも綺麗で素敵ないいんちょさんを、僕のオチンポがメチャクチャにしちゃってますっ」
 しかしネギはそれでもあやかの後頭部を離さず、喉奥に長い射精をぶつけ続ける。あやかの瞳からは自然と涙が零れ、その形良い鼻から無様にも白濁が流れ出始める。そんな哀れな壊れかけの肉人形を、しかしネギは嬉しそうに見つめていた。
 長い射精が終わり、あやかの口内はネギの肉茎と射精された大量の白濁で埋め尽くされていた。出口を塞がれ白濁に半ば侵食されている鼻腔から、あやかはヒューヒューと微かに酸素を取り込んでいる。無意識に喉をくびりと動かし精液を飲み下そうとしたあやかに、しかしネギの非常な宣告が降り注ぐ。
「ああっ。ダメですよいいんちょさん、ザーメン飲みこんじゃ。僕のザーメン、いいんちょさんのお口に全部溜めておいてくださいね。ザーメンでチャプチャプのいいんちょさんの口マンコ、凄く気持ちいいんです。待っててくださいね、僕のオチンポ、またすぐ大きくなりますから。そうしたら、ザーメンでニュポニュポのいいんちょさんの口マンコ、またズボズボ便器として使ってあげますからねっ」
 これだけ沢山射精したばかりだというのに、ネギは自らのザーメンをローションにして、再びあやかの口を精液便器として犯すつもりなのだ。それでもあやかは微かに首を縦に振り、口内いっぱいに精液を溜めたまま、気持ち良さそうに目を細めているネギの表情をぽーっと見つめていた。
 口の中、そして鼻腔まで濃厚な精臭で埋め尽くされて、あやかは頭の中にじわじわと精臭が染み込んでいくのを感じていた。筋肉に、血管に、神経に。ネギの精臭が、あやかの頭部全体を包み犯していく。それはやがて頭蓋まで到達し、脳髄をもネギの精臭に侵食されて。最後には、あやかの神経一本すらもネギの所有物へと変貌するのだろう。あやかはぼんやりと、そう感じていた。
 精液貯水庫と化したあやかの口中をゆるゆるとたゆたう、わずかにしぼんだネギの肉茎。あやかの舌もぬらぬらと精液の池を泳ぎ、ピトリと肉茎に接触する。あやかは口中の精液を零さぬように唇をすぼめながら、舌をクネクネとくねらせて肉茎の周りを這い回らせる。その献身的な奉仕の甲斐あって、ネギの肉茎は程なくして硬度を取り戻した。すでに何度目の射精と勃起であろうか。体内に渦巻く強大な魔力同様、ネギの性欲と精液もまた底無しであったようだ。
 再び肉茎をそそり立たせたネギは、たっぷりのザーメンローションで満たされたあやかの口マンコオナホールをジュプジュプと犯し始めた。口中から抜き取られた肉茎はべっとりと白濁で塗れ、そして再び唇をねとねとに汚しながらにゅぶにゅぶと口内へ潜り込む。あやかの口端から、抽送の勢いに押された精液がブジュブジュとしぶき溢れ出る。
「んぼっ、ジュブッズプッ、むぶっ、ブジュッズポッ、んふぅ、ブプッジュブブッ」
(んほおぉっ……お口の中も頭の中もザーメンでいっぱいなのに……ネギ先生のオチンポ、まだニュボニュボ動いてますわ……このままザーメン出され続けたら……私本当に、脳味噌までザーメンでグチュグチュに溶けてしまいそうですわぁ……)
 あやかがネギによる口マンコレイプに酔いしれているその時、ネギの視線の中にはある物が映っていた。ネギはあやかの口を犯しながら、ベッドの脇に置いてあったそれを手に取る。
(ネギ先生、よそ見をしてはイヤですわっ。もっと見て、ザーメン便器となったはしたないあやかを、もっと見てくださいませぇっ)
 ネギが手に取ったのは、大きめの写真立てであった。腰を振りつつもその写真立てから目を離さずにいるネギに、あやかは少しでも気を引こうと唇をすぼめ舌をくねらせより極上のザーメン搾り機へと己の口を変貌させるが、それでもネギの興味はあやかへ戻らない。
「ウチのクラスの生徒は、綺麗な人ばっかりですよね……そう思いませんか、いいんちょさん」
「んぶぅっ」
 ネギの呟きに、あやかはショックを受けて思わず呻き声を上げた。あやかは気づいてしまった。ネギが見ているのは、3−Aの集合写真。ネギはあやかをザーメン便器として使いながら、クラスメイトの、他の女の顔を見ているのだ。
「んむっ、ンブチュッ、ふむぅーっ」
 あやかは首を振り、悲しげな呻きを上げた。ネギが望むなら、喜んで精液便所にでもなろう。が、ネギがあやか以外の少女の顔を思い浮かべながら、ただのオナホールとしてあやかを使うだなどと、そんな悲しい事があろうか。しかしネギはあやかの訴えに耳を貸さず、視線を写真立てから外さずに腰を乱暴に振り続ける。
「怒りんぼだけど、本当はすごく優しいアスナさん。恥ずかしがりやだけど、芯の強いのどかさん。いつも明るく元気なまき絵さん。……みんなみんな、かわいらしくて綺麗な人ばかりです」
 いつの間にか、あやかは瞳から大粒の涙を溢れさせていた。ネギの大切な存在であり続ける彼女達と違い、快楽を貪り続けた自分はネギにとってただの快感を生み出す為の肉へと成り果ててしまっていたという事実を、今さらながらに認識してしまったから。
「んぼっ、んぶっ、ジュブブッ、んふうーっ」
(ああっ、違うんですネギ先生、私は、あやかはぁっ)
 あやかは今すぐネギにすがりつき、千の言葉でネギへの愛を語り尽くしたかった。しかし愛の言葉を紡ぐ為の唇は、浅ましい肉欲に捕らわれネギの肉茎を吐き出す事が出来ずにいる。
「ほら、いいんちょさん。皆が僕のザーメン便器になったいいんちょさんを見てますよ」
「んふうーーっっ」
 ネギは残酷にも、あやかの口マンコを犯しながらクラスの集合写真をあやかの目の前に突きつけた。皆の眼前に晒される、あやかの淫口奉仕姿。数分前までは優越感の上に同じシチュエーションを夢想していたというのに、今は逆に劣等感となりあやかの心を押し潰す。
『ネギくーん。チンポ処理はいいんちょに任せて、私たちはいーっぱいラブラブしようね』
『わ、私も……ネギせんせーとはプラトニックなお付き合いしたいです……性処理はいいんちょさんにお任せしますー』
『ほらネギッ。早くザーメン処理して、チンポ小さくしてこっちに来なさいよ』
 皆が口々に、あやかがネギにとって性処理のみの存在であると嘲り、ネギの心はそこにはないと貶める。これが、純真なネギを肉体で篭絡した罰だというのだろうか。ネギが頷き、性処理を終えた後に自分の下からあっさりと離れてしまったら……。あやかの心は恐怖でバラバラになる寸前であった。
「みんな、僕にとってとても大切な存在です。でも……」
 あやかの心が砕け散る刹那。ネギは写真立てをあやかの顔の横に置き、肉茎を咥えながら涙でグチャグチャになっているあやかの顔を見下ろして、にっこりと微笑んだ。
「今のいいんちょさんは、僕にとってもっともっと特別な存在なんです。綺麗で、優しくて、でもすごくエッチで。僕の事を真剣に心配してくれて、僕の為にザーメン便器にまでなってくれる、本当に優しいお姉ちゃん。……大好きだよ、あやかお姉ちゃん」
「あ…………んふうぅぅーーーっっ」
 その言葉を耳にした瞬間、あやかの心は恐怖ではなく幸福により弾け飛んだ。それと同時に、あやかの全身がこれまでで最大の快楽に包まれる。あやかはネギの愛の言葉により、これまでで最も深い絶頂アクメを迎えたのだった。
「イクッ、ひくっ、ひぐうぅーーーーっっっ」
 あやかは肉茎を咥えたまま、腰を浮かせ爪先をピンと尖らせてブリッジし、肉裂からブシャブシャと絶頂の淫汁を飛ばした。ネギもまた、あやかの壮絶なアクメ顔を間近で見せ付けられてたまらなくなり、絶頂を迎えているあやかの口マンコにズボズボと肉茎を突き立てた。
「ああっ、いいんちょさん、イッてるんですねっ。口マンコをザーメンでいっぱいにして、僕のオチンポを咥えながらイッてるんですねっ。僕もイキたいですっ。いいんちょさんのお口でイキたいですっ」
「んぼっ、ジュブッズボッ、あひ、ングッブジュッ」
 アクメ中に喉奥レイプされたあやかは、目を剥いたままで何も答える事はできない。しかしその体はネギを受け入れるのが当然と言う様に、頬は限界までへこませてネギの肉茎にピッタリと吸い付き、舌はネギの裏筋にベットリと貼りついた。
「んああーっ、すごい、いいんちょさんの口マンコすごいぃっ。僕、出ちゃいますっ。またいっぱいザーメン出ちゃううぅっ」
 ネギはあやかの後頭部をベッドの上に押し付けると、猛烈な勢いでピストンを開始した。上から下へ、何度も肉穴を抉るネギの肉茎。どんなセックスよりも激しいネギのイラマチオに、あやかはビクンビクンと全身を跳ねさせる。
「も、もうダメッ。でるっ、ザーメンでるぅっ。いいんちょさんの口マンコに、僕だけのザーメン便器に、ドプドプいっぱいブチ撒けちゃうぅーーっっ」
 ドブッ、ドクドクッ、ブビュビュウゥーーーッッッ。
「んぼぶふぅぅぅーーーーっっっ」
 ネギはあやかの頭を貫通するかという程奥の奥まで肉茎を押し込むと、震える喉の感触を味わいながら肉茎を一気に爆ぜさせた。すでに白濁で満ちていた口内にさらに溢れる程の白濁を流し込まれ、すぐに容量オーバーしてあやかは口から鼻から大量の精液を噴き出した。
「んぶっ、ブホッ、かはっ、ブエェッ……」
 息苦しさに宙を掻くあやかの手が、ネギの尻に辿り着き、キュッと掴む。しかし射精の絶頂に酔いしれるネギには、突如訪れた滑らかな白手袋による強烈な尻愛撫すら快楽と受け取られ。四つん這いのネギは射精用肉壷と化したあやかにますます勢い良く白濁を注ぎ込む。
「ああーっ、まだ、まだ出るうぅーっ。いいんちょさん、僕まだまだ出ちゃいますっ。いいんちょさんの口マンコオナホール気持ちよすぎて、僕のオチンポ射精止まらないですうーっ」
 とうにザーメン貯水量の限界を超えたあやかの口穴になおも容赦なく注ぎ込まれる精液。行き場を失った白濁は鼻から口からゴボゴボと溢れ出て、あやかの鼻から顎までを真っ白に汚し抜く。
「すごい、すごいですいいんちょさんっ。いいんちょさんの口マンコ気持ちよすぎて、僕のオチンポ壊れちゃいましたっ。ほら、見てください。全然ザーメン止まらないんですっ。ビュクビュク出っぱなしなんですっ」
 ネギはあやかの口内から肉茎をニュボッと抜き取ると、その鼻先に亀頭を押し付ける。ネギの言う通り、いまだ肉棒はビュクッ、ビュクッと跳ねると白濁をあやかの美顔に撒き散らしている。しかし、とうに気を失ってしまっているあやかは反応すら出来ず、黙って白濁を浴び続けるだけ。
「あうぅ、止まらない、止まらないよぅ。いいんちょさん、僕のオチンポシゴいてくださいっ。ドピュドピュザーメン止まるまで、オチンポシコシコしてくださいーっ」
 ネギは自分の尻にしがみついていたあやかの手を引き剥がすと、両手に肉茎を握らせ、さらにその上からあやかの両手を握り、遮二無二上下に動かし始めた。
「気持ちいいっ、いいんちょさんの手袋マンコも、お口マンコと同じくらい気持ちいいっ。どんどんザーメン出ちゃう、僕の中の全てが空っぽになるまで出続けちゃうぅーっ」
 あやかの口だけでは飽き足らず白手袋を填めた両手までオナホールにして、ネギは精液を吐き出し続けた。そして、長すぎる射精をようやく終えた時。あやかの美貌はドロドロに溶けた蝋をバケツいっぱい浴びせかけられたかのように、肌の一片も見えぬほど真っ白に染め抜かれていた。鼻の穴があると思しき部分から、ぷくぷくと二つのちょうちんが膨らんでは萎んでいる。
「えへへ……いいんちょさん、僕のザーメンで真っ白になっちゃった……すごく綺麗です……」
 ネギはフラフラと立ち上がると、白濁に溺れているあやかを見下ろした。そしてふと、その視線の先がもう一つの穴を捉える。
「いいんちょさんの口マンコも手袋マンコも、蕩けるほど気持ちよかった……じゃあ、本当のオマンコって、どんなに気持ちいいんだろう……」
 ネギは吸い寄せられるように、しどけなく開かれたあやかの長い脚の間に腰を下ろす。そしてあやかの腰を左手で掴むと、萎えて小さくなっている自らの肉棒を右手で握った。
「いいんちょさん、僕、オマンコにオチンポ入れちゃいますね……いいですよね……だって、いいんちょさんは僕の、オナホールなんだもの……」
 あやかは意識を失ったまま、処女喪失の危機を迎えようとしていた。ネギが萎んだままの肉茎を握り、あやかの肉の割れ目に小さな亀頭を押し付けた、その瞬間。
「ひゃうっ。…………あ……れ……?」
 ネギの全身にこれまでとは違った快楽が駆け巡り。そして、次の瞬間。その体から、唐突に力が抜けていった。
 ネギは亀頭と割れ目をキスさせたまま、意識を失って前のめりに倒れた。あやかのお腹に頭を乗せ、そのままスースーと寝息を立て始める。肉茎は萎んだまま。ネギの性欲の暴走は、ここに来てようやく終焉を迎えたのだった。


 目の前で、全裸のネギが股間の肉茎を握り締めながらあやかを見下ろしていた。
「いいんちょさん。僕、いいんちょさんに顔射しますね」
 ネギは無邪気にそう言うと、肉茎をシコシコとしごき始めた。
「ああん。どうぞ、私の顔にいっぱい出してください」
 あやかは舌を突き出し、とびきりいやらしい表情を浮かべて精液を待ちわびる。やがて。
 ドプッ。ドプドプッ。
「きゃあんっ。ネギ先生のザーメン、すごく濃いですわぁっ」
 ビチャビチャと降り注ぐ精液にうっとりと目を細めていると、いつの間にかネギが二人に増えていた。
「まあっ。ネギ先生がお二人に」
 何の疑問も抱かず、愛するネギが二人になったという事態を喜んで受け入れるあやかの前で、二人のネギは肉茎をしごき、あやかに精液をぶっ掛ける。
「あはぁっ。ネギ先生のザーメンが、さらにいっぱいぃっ。ステキですわぁっ」
 再び叩きつけられる白濁に目を閉じて酔いしれていたあやかだが、ふと耳に届く摩擦音が大きくなったような気がして目を開くと、なんと目の前のネギが4人に増えていた。
「ああっ。ネギ先生がまた増えて……」
 言い終わる前に、4人分の精液があやかの顔目掛けて降り注ぐ。その勢いに一瞬目を閉じたあやかの、その一瞬の隙に、今度はネギは8人に増えていた。
「ネ、ネギ先生、これは……」
「あっ、僕、また射精しちゃいますっ」
「僕も」
「僕もっ」
 混乱するあやかを前に、次々降り注ぐ精液の雨。そしてそのたびに増えるネギ。次第にあやかの視界は白濁とネギで埋め尽くされる。
「あああっ、このままではわたひ、ネギ先生に溺れてしまいますわぁ〜っ」

「うぶっ。ゲホ、ガハッ、うえぇっ」
 一瞬呼吸が止まり、あまりの息苦しさにあやかは咽て咳き込んだ。
「うあっ、いたいっ、目が、鼻が、いたいれふわっ」
 突如襲った痛みに、あやかは慌てて両手で顔を拭う。何度も手のひらを往復させて顔に糊の様に張り付いていた何かを拭い去り、口いっぱいに満たされていたドロドロの液体も手袋の上に吐き出し、あやかはようやく一呼吸ついた。
「わ、わたひ、何を……なんだかとても、いやらしい夢を見ていたような……」
 頭の中に靄がかかったような状態のあやか。ぼんやりと視線を彷徨わせれば、そこは確かに自室の中。何気なく手をかざすと、手のひらには白濁し粘ついた液体が糊の様に大量にへばりついており、重力に負けた何割かがビチャッビチャッとあやかの顔の脇に落下する。ふと、手のひらを鼻先に近づけて白濁の匂いを嗅いでみると、
「くはぁっ。す、すごひにおひぃっ」
 あまりの刺激臭に、あやかは頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。そしてその衝撃が、数分前の記憶を呼び覚ます。
「あはぁん、これ、全部、ネギ先生のザーメンですのねぇ……なんていやらしくて、刺激的な匂いぃ……ハッ。そうですわ、ネギ先生はっ」
 ようやくネギの事を思い出すにいたったあやかが顔を上げると、素っ裸のネギがあやかのお腹に頭を乗せ、目を回して倒れていた。
「キャアアッ。ネギ先生っ。ネギ先生ーーーっっっ!?」
 精液塗れの白手袋を脱ぎ捨てると、あやかは慌ててネギの両肩を揺り動かす。ネギの股間は、ようやく年相応の少年らしい大きさを取り戻していた。

 続く……


前へ 次へ  小説TOPへ戻る  TOPへ戻る