「はぶっ、むぶ、ジュプッ……ジュプチュプ、ふむ、クプチュッ……」
闇の中に響き渡る飛沫音。数人の男達と一人の美女に取り囲まれ、ひとみは『道具』として使用されていた。昨日までとは異なり、両足は下ろされて幾分楽にはなったが、両手首と首は3つの穴の開いた板状の枷に戒められており、下ろした両足もそれぞれ足首を革のリングで繋がれている。
もうどれくらいの時間こうしているのか、ひとみにはわからない。視覚は奪われ、聴覚は淫声に晒され続けたまま。食事は麗子と思しき女性による口移し、入浴もその女性の肢体を使った肉体洗浄。睡眠は、それが睡眠なのか快楽による失神なのかひとみには区別がつかず、その為どれほどの時間意識を失っていたのかもまちまちで、あてにはならない。
初めは食事の回数で時間を推し量ろうとしたひとみだが、麗子との口移しの食事はあまりに濃厚で。甘い声と舌が絡まりあう粘ついた淫音を耳に流し込まれながらのディープキス混じりの食事は、それが食事なのか快楽攻めなのか次第に区別がつかなくなっていき。いつしかひとみはを数えるのを止め、ただされるがままに食事という名のディープキスを堪能するだけとなっていた。
そして、麗子の淫声による扇動は、確実にひとみを快楽の奴隷へと洗脳していく。麗子に誘われるままに手淫を行い肉棒を射精に導けば、褒美とばかりに乳首とクリトリスに甘美な振動が走る。幾度も繰り返されるその射精と快楽の関係は次第に混ざり合い、顔射もしくは手袋射精イコール絶頂という方程式をひとみの中に築き上げていた。
今はさらに一歩進み、口内射精もまたひとみに絶頂を与える行為となっている。初めは口枷の間から喉奥へ突きこまれた肉棒に、恐怖と苦しさにアイマスクを涙で濡らすしかなかったひとみだったが、喉奥に熱い精液をぶち撒けられるたび、肉突起は震え聴覚は麗子のアクメ声に苛まれて、パブロフの犬の様に口内射精もまたアクメとイコールで結ばれてしまったのだった。
『ああ、オチンポ美味しいですわ。麗子はオチンポのお味が大好きなの』
小さな頭を男の大きな手にガッチリと掴まれ、ズボズボと口内に肉棒を突き入れられながら、ひとみはうっとりと鼻を鳴らす。耳に流れ込む淫声は、憧れの人の痴態ではなく、すでにひとみ自身の心の声と一体化していた。憧れのあの人の綺麗な声が、自分の淫らな心の中を代弁している。混濁した意識の中、ひとみはその背徳の快楽に肉襞を震わせ、下着にブシュブシュと淫蜜を溢れさせていた。
『もっともっと、麗子の口マンコをお使いくださいませ。お好きなようにお使いになって、好きなだけザーメンを流し込んでください。麗子、一滴残らず特濃ザーメンを飲み干しますわ。その後は、このエロ舌をベロベロ使って、愛しいオチンポ様を私の唾液でピカピカに磨き上げます。このオチンポ磨き専用の肉穴に、貴方の汚れの全てを吐き出してくださいませ』
「んろ、んっ、ブポッ……ジュチュッ、えろ、ねぷ……」
麗子の言葉のままに、ひとみはその可憐な唇を肉穴として差し出しながら、男の抽送の邪魔にならないように舌をくねらせて肉棒を刺激する。そうしながらも、両手はそれぞれしっかりと肉棒を握り、指を蠢かせて敏感な部分をくじりながらシコシコと手淫を続けている。
『おててのオチンポも熱いですわ。麗子の肉ヒダ手マンコ、オチンポ感じてギュムギュム勝手に蠢いちゃいます。早くドピュドピュ射精して、麗子の手マンコをザーメンでぐちゅぐちゅどろどろにしてください。指の一本一本まで、ザーメンでぬちょぬちょにしてほしいんです。手袋にぶちゅぶちゅ染み込んだザーメンの感触が、たまらなく好きなんです』
亀頭から溢れ出る先走り汁を手のひら全体に塗しながら、いたわるように肉棒をしごき続けるひとみ。やがて、両手の肉棒がビクンビクンと大きく跳ねると、ひとみは射精の予兆を感じ取り、手のひらの中心に尿道口を押しつけ、手全体で亀頭を包む。その瞬間、ひとみの手は膣穴へと姿を変える。
『アァン、ザーメン、ザーメン出るんですねっ。おててに、麗子のおててにドピュドピュしてっ。麗子の手袋、中出しオマンコみたいに一面ザーメン塗れにしてくださいっ。手コキマゾ便器麗子に、はしたないぶっかけアクメさせてぇ〜っ』
麗子の淫らなおねだりを合図に、ひとみは亀頭を包み込んだ手のひらを手袋越しにピッタリと亀頭に密着させ、グニグニと蠕動させる。その淫猥さはまさに膣壁そのもの。その瞬間、肉棒は爆ぜ、ブビュブビュと白濁液を噴出させた。
『んひいぃっ、ドピュドピュされてる、麗子の手マンコ、ぶっかけレイプされちゃってるぅ〜。ネバネバのドロドロで、ザーメンの匂いが取れなくなっちゃうっ。いつも手のひらからザーメンの匂いをプンプンさせてる、変態お便器キャンペーンガールになっちゃうぅっ。同僚にもファンにも、麗子のおててがザーメン絞り器だって、ザーメン排泄専用の手マンコ肉だってバレちゃうぅ〜』
麗子のザーメン便器宣言を聞きながら、ひとみは腰をガクンガクンとはしたなく揺すっていた。手のひらに白濁を叩きつけられた瞬間、ひとみは絶頂を迎えていた。コンマ一秒遅れてくる乳首とクリトリスの振動、その前に、ひとみは確かにアクメを感じていたのだ。ひとみは着実に手コキマゾ便器へと仕上がり始めていた。
両手のひらへの同時射精の直前に絶頂に晒されていたひとみであったが、いまだ射精していない口中の肉棒には関係がない。男は絶頂から来るひとみの体の震えすら口淫のアクセントとして楽しもうと、肉棒を咥えるひとみの両頬を両手で挟みこみ、頬肉の震えを堪能していた。
アイマスクの下で瞳を蕩かせながら、絶頂の余韻にチュバチュバと口中の先走りを啜るひとみ。完全に射精を終えた肉棒はひとみの手の中から引き離され、代わりにそのドロドロの手にしなやかな指先が絡み始めた。
『あはぁ、麗子の手、グチュグチュのドロドロだわ。手袋を熱いネバネバにジュクジュク侵食されていく感触、たまらないの。もっともっと、私の手をザーメンでぐちょぐちょに
してほしいの。指の間を糸引くくらい、ザーメンでヌチャヌチャに浸されたいのぉ」
耳元で囁く、ザーメンの淫らな魅力に溺れきった女の声と共に、しなやかな指先がひとみの手全体に射精されたばかりのアツアツ濃厚ザーメンを塗していく。手袋ごと自分の手がニチャニチャと白濁に侵食されていく感覚に、ひとみは無意識に腰をくねらせ、ほころんだ肉穴からトロトロと零した淫らな汁で下着をベッチョリと汚し、メスの匂いをプンプンと撒き散らしていた。
射精したばかりの少し萎えた肉棒が、ひとみの鼻先にブチャッと2本押し付けられる。亀頭から漂う新鮮なザーメン臭が、口中から湧き上がる肉臭と混ざり合ってひとみの鼻腔をジンジンと犯す。
ひとみの両手にたっぷりと白濁を塗し終わったしなやかな指先が、いとおしむ様にひとみの手のひらに重なると、指と指とを絡めあう。濃厚ザーメンを挟んでの、手袋を填めた手のひら同士の接触。そのスベスベとグチュグチュの融合に、ひとみは子宮を震わせ。口粘膜をモニュモニュと蠕動させ肉棒の味を堪能しながら、絡めた指先を蠢かせ手のひらを押し付け擦り合わせてその感触を心ゆくまで味わっていた。
やがて、名残惜しげに絡まるひとみの指からスルリとしなやかな手が離れていくと、たっぷりの白濁を付着させたその手は、ベチャリとひとみの両頬に押し当てられた。
「ふもぉっ」
肉棒を咥えたまま浅ましく吐息混じりの嬌声を漏らすひとみの美貌を、白濁塗れの手のひらがグチュグチュと侵食していく。頬に、鼻筋に、そしてアイマスクの下に潜り込み瞼の上にまで。ひとみの健康的な肌の色を粘ついた白濁が覆い尽くしていく。しなやかな指先が施す濃厚なザーメンエステに、ひとみははしたなくフンフンと鼻息を漏らしながら、口中の肉棒をむしゃぶりつくす。
『いやぁん、麗子のお顔、ザーメンでドロドロになっちゃったのぉ。皆様の濃厚なネバネバザーメンで、麗子のお顔がザーメンパックされちゃいましたわ。麗子、どんどんスケベな顔になっちゃう。男の人が一目見ただけでオチンポおっ勃ててザーメンぶち撒けたくてたまらなくなるような、ザーメン便器顔になっちゃいますぅ〜』
顔中に白濁を塗りたくられ、鼻腔を雄臭と精臭に犯されながら、ひとみは陶然と精液による顔面破壊に酔いしれていた。健康的美少女として雑誌に取り上げられた事もある、爽やかと称される事の多いセックスアピールとは真逆にあると思われた自分の顔が、今まさにオス全てを奮い立たせる妖婦のメス顔へと作り変えられているのである。アイマスクに隠されているが目元は妖しく蕩け、口枷を咬まされながらも口元はだらしなく淫蕩に綻び、小鼻が濃い精臭を吸い付くさんとピクピクとひくつく。まさしく淫婦の顔。その証拠に、射精したばかりで勢いをなくしていた鼻先に突きつけられた二本の肉棒が、グングンと硬度を取り戻しひとみの形良い鼻をグイグイと圧迫し始めた。
『麗子のザーメン顔、エロいでしょう、スケベでしょう。もっともっとザーメンでドロドロに汚してやりたくなるでしょう。遠慮しないで、どんどんぶっかけて下さい。だって、麗子のお顔はその為にあるんですもの。公衆便所にオシッコジョボジョボひっかけるように、この公衆便女にもザーメンドピュドピュ排泄してくださいませぇ』
たっぷりの白濁をひとみの美貌にこってり塗布し終わると、二つの手のひらがツツツとひとみの肢体を滑りながら下っていく。変わりに頬に押し付けられた二本の肉棒が、ザーメンローションで滑りのよくなったひとみの頬でニュルニュルと顔ズリを始めた。
ひとみが3本の肉棒に顔面輪姦されている中、緩やかに下った女性の指先がそれぞれ二つの窪みを捉えた。一つは、剥き出しになった腋の下。そしてもう一つは、布地の上からとはいえその形の良さをくっきりと浮かび上がらせている臍であった。時折唾液を塗しながら、指先は窪みを撫で、擽り、くじり回す。恐ろしい事に、女性はひとみの慎ましい窪みすらも性感帯に変えようとしていたのだ。
しかし、ひとみはそれに抗うどころか、何をされようとしているのかすら理解できずにいた。口いっぱいに広がるオスの臭いと鼻腔を苛み続ける精臭に心奪われ、微かに忍び寄る性感帯の発掘作業に心を割く余裕などはどこにもなかったのだ。
だが、その地道な発掘は確実に功を奏し始める。指先が臍穴と腋を強くくじるたび、敏感な3つの肉突起が振動により激しく震える。強烈な快楽にビクビク震えるひとみをあやすように指先は窪みを優しく撫で、しかし頃合を見て再びコリコリと乱暴にほじり、それと同時にまた肉突起が強制的に震わされる。
男の射精と自らの快楽をイコールで結ばされたのと同じように、臍や脇をいじられるおよそ性とはかけ離れた行為すら、快楽へのスイッチへと繋がっていく。視覚と聴覚を奪われ快楽への抵抗を剥ぎ取られて久しいひとみには、綿に水が染み込む様に容易に覚えこまされ、着実に全身に快楽スイッチを埋め込まれた肉人形へと調教されていく。
「ふむぐぅっ」
突然亀頭が喉奥に当たるほど深くまで肉棒を突き入れられ、ひとみはくぐもった呻きを上げた。精臭に溺れながら無心にしゃぶり続けた肉棒は、気づけば極限まで膨らみ口内を圧迫していた。鼻奥を刺激する雄臭が濃度を増す。ここ数日で幾度となく文字通り肌で男の射精を覚えさせられたひとみには、それが間もなく訪れる射精の合図である事はすぐにわかった。
『あはぁ、出るんですね。この淫らな口マンコに、ザーメンを出すんですね。ザーメン肉壷口マンコに、ブピュブピュッって排泄してくださるんですねっ。麗子、嬉しいですわ。お口も喉も胃の中も、ザーメン漬けにしてください。吐く息さえもザーメンの匂いが染み付いた、ザーメン肉袋にしてくださいっ。お腹の中にザーメンの匂いが染み付いた、息をするだけでアクメしちゃう年中発情肉便器になりたいのぉっ』
人としての尊厳をかなぐり捨てた、麗子のおねだり。しかしそれこそが今のひとみの本心だった。まるでそれを肯定するように、ひとみは口粘膜で肉棒を締め付け、えずきながも小さく首を振り、舌をくねらせて肉棹から雁首、尿道口まで舐め回す。乙女の唇を割り裂いて捻じ込まれた肉の暴力を、諸手を上げて歓迎し奉仕を尽くす。ひとみには精処理用の肉便器としての精神が、完全に染み付いてしまっていた。
「ンボッ、ブプッ、ジュプッ、ブポ……ジュルル、ベロォ、ブチュプ、ズボボッ……」
臍と脇を数本の指先でほじくり回されながら、顔中に肉棒で精液を塗りたくられながら。ひとみは戒めの中、自らに出来る限りの奉仕で口内の肉棒に尽くす。それが快楽の呼び水になったのか、口内に肉棒を捻じ込んでいた男はひとみの頭を両手で乱暴に掴むと、まるでオナホールを扱うように、これまでより一際乱暴にガシガシとひとみの頭を振りたくリ、自らの肉棒を刺激する為の穴としてひとみの口を使い始めた。
「ボッ、ゴボッ、グゥ、ブエェ……エボ、ゴボ、ブヒィ……」
何度も何度も乱暴に喉奥を叩かれ、ひとみは呻きながらアイマスクの下で白目を剥いた。しかしその痛みすら、濃厚なザーメン臭の中、湧き上がる快楽と混ざり合い心地良さへと変貌していく。
『もっと、もっと乱暴に使ってっ。麗子は便器なの、穴ぼこなのっ。メチャクチャについて、ドビュドビュって出してえっ。もっと、もっとぉぉっ』
(ひとみは、便器……ひとみは、穴ぼこ……かけて、ザーメン……ドピュドピュ、ベチャベチャ、ザーメンかけてぇぇ……)
ひとみの思考が完全に排泄用の肉穴へと堕ちたその瞬間。男は両手でひとみの後頭部を押さえるとありったけの力を込めて肉棒をひとみの口内へ押し込み。次の瞬間、盛大に肉棒を爆ぜさせた。
ドビュ、ブビュビュ、グボボボ、ブビュルズブビュブリューーーッ。
「オボゴボブゥーッ……オボ、ボブェ……ブボ、グヒュ……」
喉奥に灼熱の溶岩をホースでブチ撒けられたかのように。ひとみは強すぎる衝撃に全身がバラバラになりそうなほどにビクンビクンと戒められた体を跳ねさせた。背筋も、手袋を填めた指先も、オーバーニーソックスの中の足の指も、全てがピンと反り返る。窒息や嘔吐といった極限の苦痛が爆発的に湧き上がり、しかしそれは大量の精臭による酔いを媒介にして、クリトリスと両の乳首に強制的にもたらされた強烈な快楽と混ざり合い、脇や臍にもたらされた痛痒感までをも巻き込んで、全てを絶頂として昇華して全身を駆け巡った。
「ヒュゴッ、ブヒョホヒュフーーーッッッ」
理性のある人間とは思えぬ意味不明な叫びを塞がれた口から漏らしながら、ひとみは快楽の海へと沈んだ。股間からブシュブシュと排出される、薄い布地では受け止めきれないほどの夥しい量の淫水が、その絶頂の深さを物語る。瞳を裏返らせて、狂ったアクメに意識をさらわれるその瞬間に耳に届いた麗子の言葉は、完全にひとみの意識とシンクロしたものだった。
『わたし……ザーメンで……イキ狂わされちゃったぁ……』
意識を失った少女は、ガクリと頭を垂れた。枷にもたれて垂れ下がった手のひらが、少女の意識が失われている事を如実に物語る。少女の周りを取り囲んでいた3本の肉棒が離れると、枷をはめられた少女の口から唾液と共に大量の精液がボトボトと零れ落ちた。
そのあまりに凄惨な光景に、少女の臍と脇を弄り回していた女性は思わず手を離して口元を抑える。人間以下のこの扱いに、しかし女性は哀れみと共に子宮がズンと深く疼くのを感じていた。なぜなら女性もまた、こうした扱いに幸せを感じてしまう彼女の同類であったから。
両手と首を一枚板の枷に戒められたまま、気を失った少女はペタンと座り込んでいる。口から溢れ垂れ落ちた精液は、彼女のボディコンワンピースに濃厚な精液溜まりを作る。女性はその精液溜まりを両手で掬うと、鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅ぐ。濃厚な精臭に、仄かに少女の甘い唾液の香りが混ざった甘美な媚薬。それが女性を刺激し、口内に唾液が溢れ出す。女性は唾液をトロトロと手のひらの精液溜まりに混ぜると、それを少女の体に塗り込み始めた。特に、直前まで開発していた脇と臍に、ヌチャヌチャと丹念に塗り込んでいく。その快と不快の混じり合った感触に、意識のない少女はピクン、ピクンと体を震わせる。
こってりと塗りこみ終えた頃、少女と女性の前に、肉棒が6本並んでいた。女性がいまだ意識の戻らぬ少女の背を支えると、肉棒が少女の体を取り囲む。口に、両手に、そして両脇に、臍に。咥えさせ、握らせ、挟み、押し付けながら、肉棒はゆっくりとしごかれ始める。
女性は悲しげに目を伏せると、手の中のスイッチを握り、メモリを最大に合わせる。少女の短い安息は自らの手によって終わりを告げ、再び淫獄が始まるのだ。女性は少女の名を小さく呼び心の中で詫びると、そのスイッチを押した。
〜
「…………あが……が…………ぁぅ……ぁ……」
ボロ雑巾の様に打ち捨てられた少女は、残滓でドロドロの床に横たわり、小さく痙攣していた。あの後も男達が一度射精するごとに絶頂を迎えさせられ、少女はとうに体力の限界を超えていた。いまだ枷は外されぬまま、仰向けに精液の海に転がっている。この精液の掃き溜めと化した姿を見て、新進気鋭のキャンペーンガール、吉乃ひとみだと気づくものなど、誰もないだろう。
彼女の変貌を間近で見続けた女性は、ようやく訪れた終わりに深い吐息を吐いた。女性は少女の側に身を寄せると、優しくその頬を撫でる。途端に手のひらにニチャリとまとわりつき、手袋を変色させてジクジクと染み込む濃厚な精液。少女は、精液塗れという表現すら生易しく感じられる、精液風呂に漬け込まれたような有様だった。
可憐な唇やその美貌はもちろん、腋の下や臍、肘の裏や膝の裏といったくぼみ、うなじやつむじまでドロドロだ。さらに手足には特に濃厚な精液化粧を施されている。ハイヒールを脱がせるとニーソックスの上から足指や土踏まずにドピュドピュとぶち撒け、その上でもう一度ハイヒールを履かせるという念の入れ様。手などは手袋を填めたまま、掌から手の甲、指の股の一つ一つにまで射精され、溶けた蝋の中に手を突っ込んだように冷え固まる事すら出来なかった精液でドロドロと糸を引いていた。
当然両乳首にも肉棒を押し付けられたまま射精され、ボディコンワンピースにくっきり浮いた乳輪の周りをまるで母乳を噴いたかと思えるほどにドロドロに汚されている。秘所や尻穴にも下着の上からとは言え射精されており、すでにベショベショで吸水機能をなくした下着の下の、綻びきった膣穴に接射を繰り返される姿は、女性が妊娠の危険に思わず身震いするほどであった。
女性は手のひらにベッチョリとへばりついた精液をベロベロと舐め上げると、四つん這いで少女に覆い被さり。舌を伸ばしてペロペロと少女の体を舐め上げていく。この日開発した腋や臍を精液を掬い取りながら舐めてやると、少女は意識はないながら、ボディコンの下で屹立させた乳首をフルフルと揺らして、心地良さそうにピクピク反応する。その調教の成果に、女性はほっと胸を撫で下ろす。今回感じなければ次回、次回も駄目ならばその次。そこが性感帯として花開くまで、調教は続いていくのだ。自分と同じように肉奴隷の資質を秘めた少女は、自分が思っていたよりも早くこの淫獄を抜け出せるかもしれない。どうせ抗えぬ運命なら、苦痛より快楽に溺れた方が良い。そう考えてしまう自分は、弱い女なのだろうと女性は思う。
少女の全身の開発状況を確認し終えると、白濁の染み込みきった少女の手を手に取る。肉棒そのものより精臭がきつくなった、少女の美しかった手。女性は舌を伸ばし、その手のひらをペロペロと舐め始める。
「はあぁ……ひとみちゃんの、手……れろ、えぷ……私と同じ、ザーメン漬けにされた、手のひら……ジュル、チュププ………チンポをしごき、ザーメンを搾り出す為だけにある、指……」
女性は熱に浮かされた様に呟きながら、少女の手指を丹念に舐めしゃぶる。調教の後始末と少女の面倒は、女性に一任されている。今日のノルマを終えた少女を彼女がどうしようと、咎める者はいない。
手袋の縫製の縫い目に詰まった精液をしゃぶり取り、指の股に舌を捻じ込んで舐め上げ、手のひらを走る少女の哀れな運命線を辿るようにネロネロと舌を這わす。女性は少女の手を好き放題に舐りまわしながら、自らの股間を弄り始める。少女への苛烈な精液調教を目の当たりにして潤みきった秘裂は、下着の脇から潜り込んできた指先を喜んで迎え、淫蜜をネチャネチャと絡みつかせて手袋を填めた指先を瞬く間に変色させていく。
女性の濃密な指フェラ奉仕に、少女も意識はないものの息を熱く湿らせ始める。
「ひとみちゃん、気持ちいいのね……ザーメン塗れの手指を舐めしゃぶられるの、好きになってしまったのね……ブチュ、チュブブゥーッ……嬉しい……チュピュッ……ひとみちゃんも、私と同じ……手コキマゾのザーメンフェチの素質を秘めているのね……」
女性は少女の指を伸ばすと一つにまとめ、それを肉棒に見立ててむしゃぶりつき始めた。
「んむはあぁ〜……ひとみちゃんのかわいいおてて、チンポみたいにしてベロベロしゃぶっちゃってるぅ〜っ……ンズブ、ブプチュッ……ひとみちゃんのおててチンポ、ディープフェラしてあげるわぁ〜……ンブ、グブプ、ジュボジュポッ……」
咥え、舐り、吸い立てる。少女の吐息はますます熱を帯びていく。女性は少女の手チンポを喉奥まで飲み込み、その美貌を自ら無様に破壊しながら、自らの膣襞を掻き毟る。そして。
「ふおぉ、イクッ、ひとみちゃんのおててチンポ、しゃぶりながらイクゥッ……グプチュ、ジュボグボッ、ひとみちゃんの指、手袋ぉっ、ジュパジュパしながらイグウゥゥゥーーーッッ」
手袋をフェラチオし、手袋で自らのマンコをいじりまわし、手袋マゾの美女は、その美貌を崩壊させてアクメを迎えた。その瞬間、少女の秘裂から、ピチュッとわずかに淫液が吐き出された。
女性は咥えていた少女の指を肉穴と化していた口から抜き取ると、深いアクメに瞳を潤ませながら、余韻を楽しむように少女の指先を、ねっとりと優しく舐め回していく。
「ひとみちゃん……こんな事になって、ゴメンね……だけど……身勝手な女だと思うだろうけど……私、今凄く嬉しいの……ひとみちゃんも、私と同じ、手袋マゾだったんだもの……私の知ってる全てを、教えてあげたい……手袋越しに熱いオチンポを握っただけで、ザーメンドピュドピュかけられただけで、アクメしちゃうの、たまらなく気持ち良いんだもの……」
女性は少女の手や指にチュッチュッとキスの雨を降らせていく。
「その内、手袋を填めただけで体が疼くようになるわ……乳首やオマンコ、全身の敏感な所を、手袋を填めた指先で撫で回したくてたまらなくなるの……会場で、お客さん達の前で、コスチュームを身につけた私はいつも夢想するのよ……皆の目に晒されながら、手袋オナニーしたい……手袋を填めた指先で、敏感な乳首を摘まんで、クリトリスを弾いて、オマンコにズボズボ指を突き入れたい……そんな私を、お客さん達はチンポをビキビキに立てながら、蔑んだ目で見るの……そして、手袋オナニーにふける私に、精液便所の様にドピュドピュ精液をかけていくの……何百、何千というお客さんに精液をかけられ、私は精液に溺れながら……私は精液塗れの手袋で、全身に精液を塗りたくって、オマンコとアナルを手袋指でジュポジュポ弄くり回してイッちゃうんだわ……」
女性はあれだけ大量に絡み付いていた少女の左手の精液を全て平らげると、いまだネチャネチャと音がしそうなほど精液が大量に付着している少女の右手のひらに、その美貌を押し付ける。
「はあぁ〜〜……ザーメンの、すごい匂ひぃ……ザーメン塗れで狂ったオナニーに耽る私を、多分同僚の女の子達は、まるでゴミでも見るかのように蔑んだ目で見るんだわ……侮蔑の言葉を投げかけ、ツバを吐きかけ、もしかしたらオシッコまで掛けられちゃうかもしれない……そんな目に合わされても、オナニーしながら熱のこもった視線で彼女達の手袋を填めた指先を見つめる私を、彼女達は気味悪そうに眺めて……手袋を脱ぎ捨て、私に叩きつけて、去っていくの……私は何千発のザーメンと、彼女達の脱ぎたての沢山の手袋に埋もれたまま、それでも手袋オナニーを止められずに、彼女達の匂いが微かに残った手袋を浅ましくクンクン嗅いで、しゃぶって、オマンコをジュボジュボ自分の手袋指で突きまくって、またアクメするの……そしてそのまま、狂ってしまうんだわ……」
女性はいつの間にか、涙を流していた。少女の手のひらに透明な雫が零れ落ち、濃厚な精臭を少しだけ中和する。彼女は孤独に怯えていた。誰にも理解されぬであろう狂った性癖。突き詰めてしまえばそれは必ず自己崩壊に繋がる。必死で理性を押さえ込み、それでも湧き上がる劣情に一人その身を焼かれ続ける。
そんな彼女が初めて、同じ性癖を共有できそうな少女と巡り合えたのだ。彼女は心の底から喜びを感じていた。だが、その喜びは重くのしかかる罪の意識と表裏一体だった。自らを慕ってくれた少女を、自分の手で淫獄に沈める事になるのだから。
「ひとみちゃん……お願い……手袋フェチになって……私と同じ、手袋マゾになりましょう……二人で手袋を填めて、全身撫で回し合って……指を絡めて、キスして……乳首もクリトリスも、オマンコもアナルも、感じるところ全部、手袋指で弄り合いましょう……そして、二人で沢山のオチンポにご奉仕して……ザーメン塗れになった手袋で、またまさぐりあうの……ザーメンでベトベトの手のひらで、お互いの顔をニュルニュル汚しながら、ザーメンキッスしましょ……ひとみちゃんと一緒に、ザーメン便器になりたいの……私、ひとみちゃんが手袋でイクところ、見たいの……ひとみちゃんが手袋アクメするところ、見せて欲しいの……私、一人じゃないって……信じたいの……お願い……」
ザーメン塗れの手袋を填めた少女の手のひらに顔を擦りつけながら、女性は呟き続けた。彼女自身、自分が何を言っているのか、すでに理解出来ていなかった。だがそれこそが、彼女の心の底にずっと沈んでいた真実なのかもしれない。性に溺れ、精液に溺れ、少女の手袋を填めた手を握って、初めて浮かんできたもの。
精液とは違う熱い雫が、手袋を通して少女の手のひらをじんわりと温かく濡らす。微かに動いた少女の指先が、涙を零し続ける女性の短い髪を、微かに優しく撫でた、かの様に見えた……。
続く……
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