王国に戻り、また日々の雑務に追われていた私の元に、
るちあから一通の手紙が届いた。
ココ
「わ、なんだろ。海斗君とうまくいったのかな?」
ピラッ。
ココ
「…………あれぇ?」
後から波音に聞いたところ、教室に海斗君を呼び出したるちあは、
舞い上がっていきなり切り札を切ってしまったらしい。
しかも、間違って。
るちあ
「か、かいと、の…………インポッッ!
………………あ、ち、ちが、あれっ?」
海斗
「るちあ……おまえ人のこと呼び出して、いきなりなんてこと言うんだよっ」
るちあ
「あ、あれ? ち、ちがうのっ。
あ〜ん、待って、海斗っ、待ってってば、かいとぉーっ」