誰がパイを盗んだか裁判
 陪審員たちの、きぃきぃうるさい石版の音に嫌気が差したアリスは、後ろからひょいと手を伸ばして、全部没収してしまった。
 陪審員たちは、なにか代わりに書くものがないかと大あわて。
 そこで、だんだんとサイズが元に戻ってきたアリスのパンツに目を付ける。
 「ふにゃふにゃして書きにくいな。」
 一番に目を付けてチョークで突っつき始めたのは、あのちび蜥蜴だ。
つづく
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