戦慄!悪魔のデスビースト!
 ゾーマからの挑戦状を受け、山奥の廃病院に向かうダイビースト。いつもながらのメズズの襲撃をなんなくかわし、目的地に着いた3人を待ち受けていたのは、全身から医療器具を生やしたいかにもマッドなシュジュツキシンだった。一気にカタを付けようと身構える3人に、シュジュツキシンは病院の屋上から高慢に言い放つ。
 「まあ待ちたまえ!君たちの相手をするのは私ではない。」
 瞬間、三方からの攻撃に体勢を崩される3人。大きくえぐられた地面から立ち上る土煙の向こうに、いつの間にか、これまた3つの影が立っている。
 「デスビースト」と呼ばれたのは3体のゴズズだった。それぞれ、ライオン、サイ、ネズミらしき意匠が施されたスーツを着こみ、いままでとは明らかに違う雰囲気を漂わせている。
 「かっこつけてても、どーせゴズズよっ!」
 ダイタイガーを先頭に連携攻撃で突っ込んでいくダイビースト。しかしデスビーストの3体はそれ以上に息が合っており、コンビネーションを崩すことができない。
 「ここは、一度やつらを分断して、各個撃破で行きましょう!」
 提案するダイシャーク。一度デスビーストをバラバラにしてこちらは合流し、それぞれ倒していこうという作戦だった。お互いを信じ、あちこち崩れて迷路のようになった廃病院の中へと散る3人。
 しかし3人はすぐに、それが良い考えではなかったを思い知らされる。

 「嘘ッ!?」
 いかに死角から狙おうと、簡単に素手でダイショットを弾いてしまうデスレオンに苦戦するダイシャーク。デスビーストは個々でもダイビーストを凌駕するパワーを持っていたのだ。シャークは逆に行き止まりに追い込まれダイバスターも握りつぶされてしまう。
 「このまま倒してしまうのも面白くないな。」
 そいいうとデスレオンはシャークを押し倒し、スーツを引き破ってその巨乳をさらけ出させた。
 「きゃああ!」
 そして自分のスーツのハジから一物を取り出すと、シャークの胸に挟んでしごき始める。
 そのまま床に押さえ込まれ、身動きできぬまま胸を犯されるダイシャーク。デスレオンはシャークのあごをしゃくり上げると口を開き、粘質の舌を押し込み始めた。
 一方、デスライノを剛力に反して動きが鈍いと判断し、狭い廊下に追い込んだダイタイガーも手痛い反撃を受けていた。
 自らの機動性を活かした攪乱戦法に出ようと、死角からマッハスラッシャーの構えをとるタイガー。だが次の瞬間、我が目を疑うこととなる。
 「!」
 デスライノはまるでステップを踏むように軽快なターンで振り向くと、あろうことか背中から翼を生やし、障害物を弾き飛ばしながら飛びかかってきたのだ!
 「ふはははは、私の産み出したデスビーストは、そこいらの単に一芸に秀でているだけのゾーマキシンとは違うのだよ!」
 虚を突かれ、壁にしこたま打ち付けられるタイガー。デスライノは頭がくらくらして動けないタイガーをその体重で押さえ込むと、その顔に図太い陰茎を押しつけ、巨大な舌でスーツ越しに胸を這わせる。
 「んンッ…」
 ざらざらとした舌の這った跡からは異臭が漂い、なんとスーツが溶け始めた!
 「うわ!こ、このっ!」
 もがくタイガーだがまったく身動きできない。そのうちにスーツは完全に解けてしまい、太い舌が直にさらけ出された胸を這う。
 「きッっさまぁああ…」
 「うるさい小娘だ。これでも銜えて黙っていろ。」
 デスライノの巨大な陰茎がタイガーの口いっぱいに押し込められる。
 そしてまたダイホークも、デスラットの思わぬ反撃を受けていた。
 見た目通りのすばしっこさを封じるべく、空中から攻撃を仕掛けようと飛び立ったホーク。だがその瞬間、足下をすくわれる。
 「なにこれぇえええっ!?」
 デスラットの特殊能力は、伸縮自在の腕だったのだ。その両腕は際限なく伸び、ホークの体を締め上げていく。
 締め上げられてスーツから弾け出たホークの爆乳を揉みしだきながら、デスラットは更に腕を伸ばし、ホークを股間丸見えの体勢に吊し上げる。
 「やっ、ちょっとぉっ!?」
 するとデスラットは上あごから鋭利な前歯を生やし、自分とホークの、スーツの股間の部分を切り裂いた。逆さ吊りで性器を晒すはめになるホーク。その剥き出しの性器に、これまた蛇の如く自在にうねるデスラットの一物が迫る。
 激しい責めに抵抗できない3人。中でもダイシャークは、自らの作戦ミスにショックを受けていた。そんなシャークの気を知ってか知らずか、デスビーストたちは顔を見合わせ、腰を振りながらじりじりと移動して円座を組み、ビーストたち3人の顔をつきあわせる。
 圧倒的な敗北感と、病院の廊下に鳴り響く大きな交合音とタイガー、ホークふたりの喘ぎ声に、我を失っていくダイシャーク。
 「は、は、は、ダイビースト、なんのことかあらん!」
 「我らの肉奴隷になるがいい!」
 下半身が痺れ、頭の中が真っ白になったシャークには、デスビーストたちの声も聞こえない。だがその時、苦し紛れに伸ばした両の手に触れる物があった。
 「!」
 それはダイタイガーとダイホークの指だった。ふたりは不自由な腕を必死に伸ばし、シャークに指を絡ませてくる。20の指がしっかりと、力強く絡み合わされた。
 (あンたが諦めてどうするの、リーダー!)
 (潮ちゃんの考えはまだよく分かんないけど、今、私たちはこいつらをやっつけないと!)
 ダイシャークの瞳に徐々に輝きが戻ってくる。
 (お互いを引っ張り合って!まずは!)
 (この下品なペニスを!)
 (引っこ抜かなきゃね!!)
 目と目でタイミングを計り、渾身の力を込めてお互いを引き寄せる3人。いきなりのことに、デスビーストたちは無様に一物を振り乱してひっくり返る。
 「き、貴様らぁ!」
 何か言おうとしたデスレオンの顔を、ダイタイガーが跳びかかりざま思いっきり蹴り上げる。同時に、倒れたデスライノとデスラットもホークとシャークの2人に股間をしこたま踏みつけられていた。悶絶するデスビーストたち。
 「今よ!」
 ダイシャークの気合い一閃、瞬時にフォーメーションが組まれる。
 「ぐぁああああ!!」
 それを見て、最後の手段とばかりに合体するデスビースト。だが最高のチームワークを得たダイビーストにとって、それはなんの驚異でもなかった。
 『ハイパー・ダイ・ブレイク!!!』
 硬く握り合わされた3人の拳から発せられた、これまでで最高の輝きを持ったハイパー・ダイ・ブレイクが、デスビーストを、そしてシュジュツキシンの怪しげな研究施設もなにもかもを吹き飛ばしていく。
このお話はジャスタウェイさんからの投稿を基にしています。
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