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量産少女 Type-M

by 佐伯kouji 20030520
Copyright 2003 猫の結社

注意:この話はX指定です、18歳未満の方、架空と現実を読み間違えるような方は閲覧をお避け下さい。




ボクの名はマイ・ドライツィッヒ、タイレル社製のレプリカント、マイシリーズ、シリアル30。
ボク達は人に 隷属(れいぞく) するために豚やサル、イルカの遺伝子を操作編集して作られた。

紅茶色の短くカットされ少し外へと跳ねた髪、垂れ目がちなブルーブラックの瞳、
白い肌と括れた腰、控えめに膨らんだ胸とお尻の、少し幼い可憐な少女・・・
このボクの姿かたちは、特定ならびに複数人物から希釈抽出されたジーンスキンを使って形作られている。

人工子宮から生み出されたボクは、1週間に及ぶ最終調整の末、ここのご主人様へ買い取られた。
人へ絶対服従を心の奥底まで刷り込まれた、ボク達レプリカントにご主人様を選ぶ権利は無い、
今日からボクの、ご主人様へのご奉仕の日々が始まる・・・優しいご主人様なら良いな・・・
期待と不安が入り混じった思いが、ボクのなだらかな膨らみを見せる小さな胸を締め付けた。

    ・
    ・
    ・

「・・・ご主人様は、優しい方だから・・・」
「マイ、あんたは全く幸せものよね、優しいアタシ達みたいな先輩までいるんだから」

広い風呂場の中で、つるべったんのボクの体を、朱金と蒼銀の髪の二人の先輩のお姉さんが、
石鹸の泡を立てながら、スポンジでごしごしと洗い立てる。
命令さえあれば、これぐらいボク一人で出来るのに・・・でも、ご主人様の命令だから・・・

「うん・・・よ、よろしくお願いします・・・」

ボクは恥ずかしくて俯いたまま、小さく呟く。
蒼銀の髪の紫がかった真紅の瞳のレイン (ねえ) が、ちょっと冷たい整った美貌を汗で濡らしながら、
ボクの紅茶色の短い髪を、その細く白い指で 鋤き(すき) シャンプーを泡立て丹念に洗う。

「・・・あうっ・・・うん、うあん・・・」
「こら、マイ、動かないの、このアタシが精魂込めて洗ってんだからね」

嘘だ!絶対に嘘だ・・・ボクは垂れ目がちな、ブルーブラックの目元に涙を滲ませた。
朱金の髪の空のように蒼い瞳のアリス (ねえ) が、ニヤニヤと整った顔の口元に意地悪い笑みを浮かべながら、
ボクの胸の先のサクランボの様な乳首や、下腹部のスロットの中まで指先で丹念に擦りたてる。

「・・・アリス・・・お仕置きが必要かしら?・・・」
「ア、アタシは・・・ごめんなさい・・・姉さん」

レイン姉の氷の瞳と冷たい声で、ボクには風呂場の室温が一気に下がったように感じられた。
アリス姉のスポンジを握る手から、かすかな振るえが伝わってくる・・・
ボクも、レイン姉の冷たい声に鳥肌が立つ・・・この人に逆らっちゃいけない、ボクの本能が訴えかけた。

「・・・さあ、もう () いでしょ・・・ご主人様を、余り待たすわけにはいかないわ・・・」

固まったボク達を、レイン姉の無表情な顔に微かに浮ぶ笑みが開放した。

泡だらけのボクを、お 姉達(ねえたち) が二人掛りで 濯ぎ(そそぎ) 湯船に沈める・・・
その後脱衣所で、丹念に僕の体は乾かされる・・・なんかボク、お姉達の人形みたいだ。

そして、レイン姉が薄赤く頬を染めて、おもむろに小さな箱を三つ取り出す。
それを見たアリス姉も頬を染めた・・・箱の中には綺麗なリングピアスが、
整然と収められていた・・・お姉達はそれを、お互いの体に付け合う・・・

レイン姉はシルバーゴールド、アリス姉はレッドゴールドのリングを
ボクにはイエローゴールドのリングを、二人に付けてもらった。

「・・・はふっ・・・」

ボクの乳首にデフォルトで空けられた穴へ、アリス姉の手で、
イエローゴールドの冷たいリングピアスが通され、その感触にボクは思わず甘い声を上げた。

「はぅん・・・はひっ・・・・ひはぁぁぁっ・・・」
「・・・マイ、我慢して上手く入らないから・・・」

レイン姉がボクのスロットの左右にリングを通し、 淫核(いんかく) をそのおたやかな指で挟み込む。
そして、優しく敏感な其処へリングを通して行く・・・そのねじ込むような感覚に、たまらず、
ボクの体が跳ねた・・・そんなボクへ、レイン姉が呟くように叱咤を飛ばす。
アリス姉が、慌てて仰け反るボクを押さえ込むけど、敏感な場所を抉られるような感覚に、
ボクの神経は痛みの代わりに快感を押し付け、ボクの心が白く跳んだ。

「姉さん!よく見て!それ太さが違うわ・・・
マイのここ用には、もう一ランク小さいのが有ったでしょ・・・」
「・・・も、問題ないわ・・・通ったもの・・・」

はうっ・・・酷いやレイン姉、
ボクは薄れる意識の片隅で、ちょっと愚痴を呟く。

    ・
    ・
    ・

大きな窓から差し込む月の光の中、ボクの白く起伏に乏しい体が、蒼白く照らし出される。
ボクはバスタオルを剥がれ、キングサイズのベッドに仰向けに横たわりご主人様を待ちうけた。

「ご主人様・・・ボク、恥ずかしい・・・」

ボクの体を、ご主人様がその無駄の無いすらりとしたたくましい胸へ、
痛いぐらいに力を込めて抱き占める・・・ご主人様の黒曜石から削りだしたような、黒い瞳がボクを見つめ・・・
そしてボクの緩やかに膨らんだ胸を、ご主人様の少し角ばった指が陶器を () でる様に愛撫する。

「はぅっ・・・い、いいっ・・・ご主人様・・・♥」

ボクは甘い吐息を吐きながら、ご主人様へ甘える。
この胸がアリス姉みたいに大きければ、
ご主人様のアレを、たわわな胸で喜ばせて上げられるのに・・・
ボクは内心、歯軋りしながら自分のサイズの足りない胸を呪った。

「はんっ・・・あん・・・はあん・・・♥」

ご主人様の短く切りそろえられた黒い髪が、ご主人様がボクの未熟な膨らみを描く胸をご賞味される度に、
ボクの喉元をくすぐり、それがなんとも言えない陶酔感を僕にもたらす、あっ、やだっもう濡れてきちゃつた。

「アリス、レイン・・・」

ご主人様がボクの左右に同じように肌をさらしたまま、ひざまずいて座っていたお姉達に声をかける。
お姉達が穏やかに笑って、上気したボクの顔を覗きこみ瞳と瞳を合わせる・・・その両の乳首に光る、
シルバーとレッドゴールドのリングピアスが、月の蒼い光を帯びて 淫猥(いんわい) な雰囲気をかもし出す・・・

「OK、ご主人様・・マイ・・・何も怖がる事なんて無いわよ、
アンタは、このアタシがしっかりサポートしてあげるから」
「・・・大丈夫、私達が付いてるから・・・」

お姉達はボクの腕を片一方ずつ掴むと、自分のお尻の下へと引いて体重を掛ける。
ボクはベッドの上で仰向けに磔になったように固定され、レイン姉がボクに口づけし口を塞ぐ、
そして、アリス姉とご主人様が両の乳房を舐めしゃぶり、 勃起(ぼっき) した乳首を舌で転がす。

「んんんんっ・・・んんっぐっ・・・」

ボクは、くごもった溜息を漏らしながら体を 痙攣(しかん) させる・・・
レイン姉の舌が、ボクの痙攣に合わせる様に激しく口の中を 弄る(なぶる)
ボクはお姉達に下敷きにされた腕が、汗では無い何かで濡れているのを知った。

お姉達も感じてるんだ・・・お姉達がボクの腕を蜜で濡らすのと同じように、
ボクも自分の秘所から、ご主人様を迎え入れるための潤滑油を滴らせる。

「んふっ・・・んはぅ・・・」

ボクの豚やサル、イルカの遺伝子をアレンジして作られた脳が脳内麻薬を溢れさせ、
人工子宮内で刷り込まれた肉奴隷としての刷込が、ボクにご主人様を求めさせた。
ご主人様の物をボクへ下さいと・・・散々弄られた後、やっとご主人様の舌が僕の乳房を離れる。
レイン姉に口を塞がれて見えないけど、ご主人様がボクの両の足に手を掛けて・・・

「くふっ・・・ひはっ・・・お、おねがいですぅご主人様っ!・・・♥」

レイン姉がやっと僕の口を解放してくれたので、ボクは思わずご主人様に悲願した。
それを聞いたのか、ご主人様が、ボクの中へと狭い肉の壁をかき分ける様に入って来る。
そして、プチッとでも言うような突抜ける感触と共に、ボクの処女膜がご主人様の物で破られた。

「ひ、やああああ〜〜っ・・・い、いいい〜〜っ・・・」

これがあるから、マイシリーズは最終調整が難しいとボクの担当が嘆いていたけど、
何だかボクは、ご主人様に呪縛を解いてもらったような幸せな想いに浸る。

「あ、ひあああ〜〜っ・・・ごちゅじんじゃま〜〜〜っ!・・・♥」

快楽に溺れるボクのろれつが廻らなくなり、自分でも何を言ってるのか分からない。
ご主人様の物がボクの肉壺の底までかき回し、ボクの暗い心の底から快楽を引きずり出す。
レイン姉が、ご主人様が弄んでいた乳房に舌を這わせる、ボクの両の乳房はレイン姉とアリス姉の
二人にこねくり回され、イエローゴールドのリングピアスを引張られ、乳首を弄られ続けた。

「い、ひいいっ・・・ひ、いのぉっ・・・ひ、いぐっ・・・い、ぎます〜〜っ・・・♥」

ご主人様の振るわれる一物が、蜜を掻き出しながらボクを抉っていく・・・
ボクのバチ物の快楽神経が、ピンクの火花を散らし廻りを白く染め上げていく。

「い〜〜ひぃ!はああああ〜〜っ・・・・♥」

ボクはご主人様の熱いたぎりを、自分の肉壺の奥底へと受け止め、心の (たが) を跳ばせた。

    ・
    ・
    ・

「ご主人様・・・ボクみたいな貧弱な体で、ご満足してくれたのかな・・・
ボクも、アリス姉やレイン姉見たいに、もっとメリハリある体だったら良いのに・・・」

体をくねらせるようにして悔しがるボクへ、アリス姉が笑いながら説明してくれた。
幼年固定されたボクの体は、どうやってもこれ以上大きくならないんだって。

何時まで経っても大きくなれないと分かって、涙ぐむボクを
レイン姉は何時ものように無表情な顔で、ボクをだいて慰めてくれる。

「・・・マイ、私達は人に仕える身なの・・・だから我慢しなきゃ駄目・・・」
「でも・・・ボク、ご主人様に胸でして上げたい・・・」

アリス姉が、ボクの頭を軽く叩く・・・
なんでアリス姉は、ボクを虐めるの?

「マイ、何考えてんのよ、アンタはその寸足らずな体が良いのよ、
それを大きくなりたいだぁ・・・なに贅沢言ってんのよアンタは!
ご主人様がアンタにいくら払ったと思ってんの・・・レイン姉さんの5割ましよ」

レイン姉が、すかさずアリス姉に、冷たい突っ込みを掛ける。

「・・・そうね、アナタの二倍でもあるわ・・・」

レイン姉とアリス姉が、睨みあって沈黙する。
そうか、ボクが三人の中で一番高かったんだね、
ちょっと誇らしげな気になるボク・・・
でも、なんでご主人様はこんなつるべったんの、ボクなんかを買ってくれたんだろう?

ボクは自分のお碗をかぶせたような、なだらかに膨らむ胸に手を当てて頭をかしげた・・・



at point the story comes to an abruptEND.....


-後書-

一応こういう混ぜモノで色が決定されるようです
・シルバーゴールド=金+パラジウム
・レッドゴールド=金+銅
・イエローゴールド=金+真鍮
・ピンクゴールド=金+銀+銅

幼年固定=最初から外見の年齢設定を幼いまま固定する処理
 レプリカントの寿命は外見には出ず、設定年齢の外見のままで
 肺や脳機能の低下として生じ、最終的には眠るがごとき死を向かえる(と言う設定)

ウーン、電波が暴走している・・・
ある意味凄く危ない話な気がする・・・(たらリ〜汗
でも良く考えたら、マイ生後1週間、レイン2歳、アリス1歳で寿命が10年・・・
現実では法定年齢どころか、生物学的な受け入れ年齢に全然足りないけど、
こういうのはSF風ならではの設定ですね・・・(大苦笑

量産少女タイプA(アリス)の紹介ページこちら

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